我慢のイメージはもう古い!「予算分けした方が自由なお金が増える」説
2021/10/24
コスパ重視のやりくりマニア、サンキュ!STYLEライターのさださあやです。
わが家では月々や年間で使えるお金を決めてやりくりをしています。やりくりテクニックとしてもよく紹介されているいわゆる「予算分け」ですね。自分で決めた予算を守るだけでコンスタントに貯金ができるようになりました。
しかしこの予算分け、使えるお金が決まっているという状態が何だか窮屈な感じもしますよね?買いたいものも我慢しなければならないのかと思うと、踏み切れない人もいるのではないでしょうか。
しかし10年以上予算分けでやりくりしていると「予算分けした方がお金を好きなものに使える」という結論に行き着いたのです。今回の記事ではそんな逆説的な結論について解説します。
予算を守れば貯金も守れる
まず予算分けのメリットですが、貯蓄に回すお金を死守できるという点に尽きます。収入から貯蓄分をまず差し引き、残ったお金の範囲内で生活する。そうすることで自動的に貯めることができるのです。
しかしこれは貯金の話であり、好きなものに使えることとはまた別の話。予算管理をすることで自然と身につくものがあるのです。
予算管理をすると身につくものは?
予算分けをした中での管理を続けていると、やりくりする力がつきます。やりくりする力というのは言い換えると「工夫力」です。足りなくなったときにどんな方法で乗り切るか。買い物を控えることでも、何かで代用することでも、あるもので何とかしようとすることでもいい。
そういう生活を続けていると、むやみに使わなくても満足できるようになります。何となくの浪費が減って、本当に必要なものにお金を使えるように。だから予算を使い切らずに余らせることも可能になるのです。
余った予算で好きなものを
余った予算は元々「使えるお金」として取っておいたお金です。余ったものを貯金に回すのも素敵ですが、ここは好きなものに使いましょう。余るということは上手にやりくりできるようになっている証なので、決して無駄遣いはしないはずです。
かくいう私も今年のGW予算を余らせることができたので、キャンペーンを駆使して家族4人で近場の一棟貸しコテージにお泊まりに行きました。使うはずだったお金でプラスアルファの楽しみを生み出せたことにも満足!
予算管理のコツ
ここまでの説明だと予算分けにはメリットばかりのようですが、実は「使えるお金が決まっている」ことがストレスになるという落とし穴も。例えば忙しくて時間がない時はお金の使い方の工夫にも限界があります。我慢ばかりしているとそれがストレスになり、無駄遣いの原因にもなってしまいます。
だからこそ、予算管理は最初に頑張りすぎないこと。これがコツです。最初に予算を立てる時にはある程度自由に使える設定にしておくこと。まず予算が守れたという達成感を味わうことがやりくり上手への第一歩です。成功体験を重ねることで自然とやりくりも上達していくのです。
気軽に予算分けにトライ!
節約を頑張れば、貯金もそれなりに増えます。でも毎日の生活が我慢ばかりになるとつまらない。だからやりくりもまずは「工夫」で乗り切れる範囲から始めるのがポイント。工夫が成功したときの嬉しさで日々も楽しめるし、予算も余るしでいいことづくめ。
頑張らなきゃ、よりも楽しむ感覚で予算分け&管理にトライしてみてくださいね。
◆記事を書いたのは…さださあや
コスパ重視のやりくりマニア。お金のことを中心に、小さな工夫で暮らしが快適になるヒントを日々研究中。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。