好きなことをやっても貯蓄が殖える!年300万円貯めている人のメリハリお金づかい

2022/07/20

お気に入りのインテリア雑貨で家を整える&子どもの習い事もあきらめない。好きなことをやっても貯蓄が殖えるメリハリお金づかいとは!?年300万円貯まる人の無駄な支出を減らす工夫を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
サンキュ!STYLEライター Kさん(愛知県 43歳)
夫(43歳)、長女(10歳)、二女(10歳)、長男(4歳)の5人家族。住まいは築7年の持ち家一戸建て。事務系の正社員。

◎Total Money Data◎
夫月収(手取り) 25万円
妻月収(手取り) 21万円
夫ボーナス(年間・手取り) 70万円
妻ボーナス(年間・手取り) 130万円
夫年収(手取り) 370万円
妻年収(手取り) 382万円
月貯蓄額 10万円
年貯蓄額 約300万円
総貯蓄額 約1500万円

家を整えること、好きなことにお金をかけるようにしたら、無駄な支出が減りました

「家を建てたばかりのころは、家具や収納がちぐはぐで落ち着かない空間でした。さらに双子の育児に追われて外出時間が限られていたため、非効率な買い物をして無駄にお金を使っていた気がします」。そんなストレスフルな生活から脱却したきっかけは、家を整えることでした。「使いやすい収納グッズや好みの家具をそろえていくと、"本当に使える物"が見極められるように。欲しい物や好きなことは我慢せず、気持ちよくお金をかけることで、"安いから"という理由で不必要な物を買うことがなくなり、安定して貯蓄できるようになりました」。

家電や収納グッズにお金をかけても貯まる!Kさんの1カ月の家計表

<収入>
世帯月収(手取り) 46万円

先取り貯蓄 10万円

<支出>
住居費 9万6000円
水道・光熱費 2万円
通信費 1万4000円
保険料 1万円
子ども費 1万円
食費・日用品費 10万円
レジャー費 1万円
被服費 1万円
医療費 5000円
夫小遣い 1万5000円
妻小遣い 0円

特別出費予算 7万円

特別出費を使わなかった分は、残し貯めに

生活費のカード払いでためたポイントを妻小遣いに

固定費や食費・日用品費などはほぼ楽天カード払いに。「毎月1万円分くらいのポイントがつき、それを自分の小遣いとしているので、家計に影響なく、好きな物が買えます」。

ちまちま節約したり、週予算を分けたりするのは苦手……

だから、ざっくり管理でも貯まる仕組みにしています。

お金を使ったら、アプリに入力するだけ!細かい費目分けはしない

家計簿アプリZaimを夫婦で共有。「お互いに使った額をその都度入力するだけ。支出合計を確認し、特別出費を含めた予算からオーバーしないようにすることを意識しています」。

レシートを読み取るだけで、自動計算してくれる。

支出合計をチェックすることで、使いすぎをセーブ。

面倒な管理なしで生活したいから、正社員の働き方を継続しています

「双子の出産で、パートに切り替えることも考えたけど、性格的に日々節約のことを考え続けるのは無理!と思い、"生活費を削るより収入を維持する"ことを優先。家計管理なしで生活できるのも、ノンストレスになっています」。

最小限の生活費以外は特別出費予算に。急な支出が増えても慌てない

生活費全体は月約27万円。残りはイベント費や家電購入などの特別出費用に。「余りは翌月に繰り越し、突発出費があってもそこから出すので貯蓄が維持できます」。

特別出費から、好みの家電をそろえて、テンションアップ♪

好きなことをやっても貯蓄が殖える!メリハリお金づかい

●家がきれいになる物は、ケチらず、家計から気持ちよく出す

収納グッズや掃除用品は「家を整える物=生活必需品」と考え、家計から支出。「本当に役立つ物、空間が気持ちよくなる物なら、少し高めでも購入します」。

●収納グッズは日用品扱い。使い勝手に合わせて買い替え

収納グッズは、使用頻度やしまう物によって定期的に見直し。「ケースやラベルをそろえると、持ち物の中身が把握しやすく、ダブり買いゼロに」。

クラフトBOX(5個1800円)+モノトーンのラベル(5枚450円)でスッキリ仕分け。

●家事のお助け家電は、特別出費から導入

家事の時短もストレスをため込まないポイントに。「掃除の手間を軽くしてくれる家電は必需品なので、積極的に導入しています」。

ロボット掃除機や軽量のコードレス掃除機で家事を時短。

●植物や花にお金をかけると、気持ちが落ち着き、無駄買い予防に

「花や植物があるとリラックスでき、買い物でストレス発散しようと思わなくなりました」。ふるさと納税の返礼品も観葉植物を選ぶなど、育てる楽しさを満喫しています。

切った枝から、増やすのも楽しい。

●生活向上に役立つ資格や講座は、惜しまず投資する

「将来、自分の経験を仕事に結びつけたいと思い、整理収納アドバイザー、時短家事コーディネーターの資格を取得。家を整えることにも役立つので、有意義なお金づかいだと思います」。

●資格取得の費用は、残し貯めの余剰金から

資格取得にかかる予算は年4万~10万円。残し貯めの中から費用を出しています。「最近は、不眠症の悩み解消のため、アクティブスリープ指導士の資格も取得しました」。

「月1000円で受けられるオンライン講座で写真の撮り方を学んだら、インスタのフォロワーが増えました」。

月1000円で、写真の撮り方講座を受けて、インスタ映えアップ!

●見て楽しむインテリア雑貨は、ためたポイントで気兼ねなく購入

あってもなくても困らないインテリア雑貨は、日用品費の対象外。「でも、私にとっては見るだけで和める雑貨も必要な物。楽天ポイントを使えば、罪悪感なく購入できます」。

「真鍮と天然木のモビール」(約5000円)は心の癒やし。

ぬくもりがあるハンガーライトもポイントをためまくって購入。

●習い事はまずお試しして、納得したものだけ継続

「子どもの習い事は途中で飽きてしまうこともあるので、始める前にお試し体験をするのがルール。やりたいときだけ参加する市民講座も利用して、いろいろな体験をさせてあげたいと思っています」。

市民講座をお得に活用!

例えば……
●テニス教室 年20回/年5000円(1人分)
●パン作り教室 1回700円……など

●会社の福利厚生や県民割を活用して、レジャーを満喫!

「旅行やレジャーも無理に我慢はしません。福利厚生や県民割の宿泊、イベント割引サービスを逃さず活用して、お得に楽しみます」。G・Wには滋賀県への家族旅行も!

福利厚生を利用して、ホテルの室料は1泊1万3000円だけ!

片づけしやすい部屋に整えたら、必要な物がハッキリして、無駄買いゼロに!

「みんなが片づけしやすい収納=物が出し入れしやすいこと。そのためには、物を増やしすぎないことが大事。本当に必要かどうかじっくり考えて買い物するようになったので、無駄買いもありません」。

子どものおもちゃも必要以上に増やしません。

参照:『サンキュ!』2022年8月号「使っても貯まる人の貯め方」より。掲載している情報は2022年6月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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