夫20万、妻18万月収。子どもがいても年200万円貯められる!「共働きの落とし穴」にハマらず、稼いだ分だけしっかり残す方法
2022/10/25
共働きで二人分のお給料があっても、油断してそれほど貯まらない…というのはよくある話。そんな罠にハマらず、忙しさを上手に解決して年200万円貯蓄。50歳でセミリタイアを目指すMさんの家計を見せてもらいました。
<教えてくれた人>
Mさん(岡山県 29歳)
妻(29歳)、長女(1歳)の3人家族。住まいは3DKの賃貸アパート。夫婦ともに時短勤務中。
◎TOTAL MONEY DATA◎
世帯月収(手取り)……38万円
世帯ボーナス(年間・手取り)……190万円
世帯年収(手取り)……約650万円
月貯蓄額……12万8500円
年貯蓄額……約200万円
総貯蓄額……1500万円
時間と心にゆとりを作れば共働きでもムリなく貯まる!
夫婦ともに時短勤務で減収中でも、年200万円を貯め続けているMさん。1歳児を抱えながらの共働きは、忙しさから"お金で解決"することも多くなりがちですが、夫婦で家事を効率よく分担し、ゆとりを保つことでムダのない小さな家計を維持しています。「最初は分担がうまくいかず、ぶつかったことも。その都度話し合い、物の置き場所や家事の順序でつまずくところも修正。洗濯乾燥機や掃除ロボット、食洗機など時短家電も積極的に取り入れました」。分担はお互い得意なものをと、料理とやりくりはMさんの担当に。作り置きや家計簿アプリの活用など、省ける手間は省き、ひたすら時短を目指しました。「最初は6種類に3時間かかっていた作り置きも、3年たった今は12種類を1時間半で作れるように」。1日にゆとりが生まれ、夜8時からは夫婦の自由時間に。「『サンキュ!』で家事ややりくりのコツを知るのが好き(笑)。50代でセミリタイアを目指し、投資も勉強中です」。
Mさんの最強の1カ月の家計表
<収入>
月収(手取り) 夫20万円
妻18万円
【夫婦ともに時短勤務】
<貯蓄>
貯蓄12万8500円
・つみたてNISA(夫婦)6万6666円
・現金貯蓄4万9834円
・iDeCo(夫)1万2000円
<支出>
住居費5万7500円 駐車場代込み
水道・光熱費3万円 1年間の平均額
通信費4000円 自宅Wi-Fi4000円、スマホ代0円(楽天モバイルでポイント払い)
子ども費5万5000円 保育料4万5000円
食費・日用品費【宅配で時短!】
食材宅配3万円 週1回の宅配。1回7000円を目安に注文
LOHACO(ネット通販) 1万5000円 食品(調味料、米など)と日用品を月2~3回、ポイントがたまる日曜日に、LOHACO(ロハコ)で購入
小遣い(ゆとり費) 【あえて多めに!】
夫3万円交際費、外食代、ガソリン代、サブスクなど
妻3万円外食、化粧品代、洋服代、レジャー費など
収入保障保険、自動車保険(年払い)、医療費(歯科検診、予防接種)、美容院代、旅行代などはボーナスから予算
スーパーもドラッグストアも行かないからムダ買いゼロ!
買い物は宅配をフル活用してとことん時短。「ロハコは日用品だけでなく無印良品やカルディもそろい、1カ所で買い物が済むのが便利。食材はメニュー表の買い物リスト通りに注文するだけ」。ムダ買いも労力もゼロ!
日曜日のPayPayモールならポイント還元率アップ。
※PayPayカードなど指定の支払方法の場合(10/11で終了予定)
ロハコ便利技
よく買う日用品のURLをスマホにブックマークしておくと便利。「なくなったら、ブックマークから飛んで買い物かごに入れておけば、買い忘れも検索の手間もなし」。
小遣い=ゆとり費として多めに設定しているから心に余裕を持って暮らせる
小遣いは多めに設定し、洋服などは自由に買えるルールに。「食費と日用品費は1回の買い物で使う予算を決めているので、それさえ守ればOK。普段はお互い、小遣いの使い方だけ考えればいいので、気持ちもやりくりもラク」。
作り置きのパターン化で手間もお金も最小限に!
食材宅配で1週間分の食材を頼み、日曜朝に12種類の作り置きを。「平日のべんとうと夕食は、ほぼこれでまかないます。週の途中、余った食材で汁ものを作り足すくらい。土日はチャーハンやパスタで乗り切ります」。
これを6パターン作成して使い回し
メニューと買い物リストを一体化して考える手間をカット。
日曜日に夫が作り置き。
毎日のべんとうは妻が詰めてくれる。
"ありがとう"をルール化したら家事がつらくなくなった!!
感謝をこまめに伝えるのを習慣にしたら、自然とお互いを褒め合えるように。「正直、作り置きがしんどいときもあるけど、"ありがとう"の一言があれば頑張れます」。
参照:『サンキュ!』2022年11月号「今一番貯まる!『最強家計』大集合」より。掲載している情報は2022年9月現在のものです。撮影/大森忠明 編集/サンキュ!編集部