物を捨てて貯め体質に!貯めテクに挑戦したらみるみる貯まるように&お金を使うハードルが上がりました。必要な物だけに囲まれ、スッキリした毎日の暮らし方をご紹介。ストレス買いを防ぐ朝と夜の習慣も必見です。
<教えてくれた人>
サンキュ!STYLEライター Cさん(兵庫県 40歳)
長男(10歳)、二男(9歳)の3人家族。離婚後、片づけとやりくりに目覚め、22年春に3LDKの中古マンションを購入。
◎TOTAL MONEY DATA◎
月収(手取り) 24万5000円
ボーナス(年間・手取り) 60万円
年収(手取り) 354万円
月貯蓄額 5万円
年貯蓄額 100万円
総貯蓄額 1440万円(現金1000万円、つみたてNISA40万円、貯蓄型保険の積立金400万円)
効くと分かっちゃいたけど、できなかったテッパン貯めテク 物を捨てたらできました!
気持ちに余裕ができ、それまで知ってはいたけれど手付かずだった王道の節約テクに挑戦したら、みるみるお金が貯まるように!
【コンビニ・カフェ防止に効く】外出前、物を探していた時間でコーヒーの準備ができる
外出前のバタバタがなくなったら、マイボトルにコーヒーを入れて持参するのが習慣に。コンビニやカフェにふらっと行くことがなくなり、毎月手元に残るやりくり費が増えました。
【男の子が2人いても食費が安定】週末まで体力を温存して1週間分の献立を決められる
以前は毎日クタクタで、適当に食材を買ったり突発的に外食したりと食費は大荒れ。暮らしに余裕ができたら、週末に平日分の献立を決めて一週間分の食材をまとめ買いできるようになり、予算を守れるように!
【"もらえるお金"を全取りできる】スッキリした部屋ならお金の勉強が続く
お金が貯まり気持ちに余裕ができたことでお金のことをもっと学びたくなり、FPの資格を取得。制度上もらえるお金について取りこぼしがなくなり、家購入時も役に立ちました。
【この時代でも、収入を増やせる】家事がラクになるからうち稼ぎに手が回る
家の中がスッキリしたおかげで掃除や片づけをしていた時間が浮いて、ポイ活やブログの執筆不用品の売却をする余裕ができ、定期的な副収入になっています。
Cさんのうち稼ぎ
●ポイ活
ポイントインカム、マクロミル、キューモニターなどでポイントを稼ぎ自分の小遣いにしています。
●ブログの執筆
ブログやインスタグラムで家計のことを積極的に発信することで、自己実現&プチ収入に。
●不用品の売却
今でも月1で持ち物をチェックして不用な物を売っています。女性&子ども向けの物はメルカリで、家電、カメラなど男性向けの物はヤフオクに出すのが売れるコツ。
売上金は、小遣いに上乗せします
"子どもの代行"で、いらないおもちゃはお金に換えています。
母の姿を見て子どもも「自分にとっていらない物でも売ればお金になる」ことを学び、不用になったおもちゃやゲームの相場を調べて「これ◯円で売って」と言ってくるように。
【二度と再びダブり買いしない】スカスカの収納ならズボラでも、日用品の在庫管理ができる
在庫管理をしたことがなく無計画に買い物をしていたときはダブり買いが当たり前。収納庫もパンパンで何が詰まっているか分からなかったけど、今は子どもも把握できるほどにスッキリ。
物を捨てる辛さを味わったらお金を使うハードルが上がりました!
よく考えて物を買うようになったCさんの持ち物に対する考え方、お金をかけてもいいと思うポイントを紹介します。
今だけじゃなく毎日の質を上げる物を選ぶようになる
今までどれだけ無駄な物を抱えていたかを痛感したので、値段ではなく長く使える物、気持ちが上がる物、生活に役立つ物を厳選するようになり、生活の質が上がりました。
毎日の仕事がはかどる物
例 デスクまわりのアイテム etc.
仕事がリモートワークになり平日はほぼ一日中パソコンの前に座っているので、快適に仕事をするための物は投資と思って購入。
毎日のモチベを上げる物
例 月1回のネイルサロン代 etc.
仕事中キーボードを打つ自分の指先がきれいだとモチベーションが上がります。ネイル代はポイ活でためたポイントを使って負担ゼロ。
毎日の体調を整える物
例 高級寝具 etc.
毎日の家事がラクになる物
例 ちょっといい包丁、便利家電 etc.
美しく収納できる量に厳選したら今以上いらなくなる
アクセサリーや服は愛着がある物だけに絞ったら、持ち物すべてに管理が行き届くように。好きな物だけに囲まれた生活は自然と物欲も抑えられて、無駄遣いがなくなります。
月1回の"物捨て育"で親子で持っている物を把握する力をつける
子どもたち自身に毎月プリント類や持ち物を見直してもらい、いらない物は処分させます。必要な物を見極める目が養われ、無駄遣いをしなくなるなどお金育につながっています。
ぶっちゃけ、物が多い時代はできなかった!ストレス買いを防ぐ朝夜習慣
【朝】床が広いから、秒で始められるストレッチで心と体を整えられる。
床に物がないから、朝起きてすぐマットを敷いてストレッチするのが習慣。心も体も一日中スッキリ過ごせるので無駄買いもなし!
【夜】元気が残っているから、書く習慣で自分に必要な物が明確になる。
物が少ない家は家事がすぐに終わるから、夜の自分時間にノートと向き合い、頭の中を整理。今後の目標や欲しい物などを書き出し、マネー計画を小まめに見直しています。
Cさんが書いているもの
■wishリスト ■名言メモ ■サンクスノート ■子どもの成長記録
参照:『サンキュ!』2023年1月号「捨てる・貯まる・アガる」より。掲載している情報は2022年11月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/秋山由紀 構成/出下真紀 編集/サンキュ!編集部