「2023年はこれだけやればいい」値上げ時代にも暮らしを変えない年間計画のコツ

2023/01/21

小中高の子どもが3人いても年200万円貯めています。月によって予想外の支出が増えてもビクともしない!先を見通した年間ルーティンがあればすぐに立て直せ、安定して貯まる家計が作れます。秘訣を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者Tさん(広島県 40歳)
夫(46歳)、長女(16歳)、二女(14歳)、三女(8歳)の5人家族+猫2匹。住まいは3LDKの持ち家一戸建て。夜勤もこなす、正社員の看護師。

◎TOTAL MONEY DATA◎
夫月収(手取り) 23万5000円
妻月収(手取り) 23万円
夫ボーナス(年間・手取り) 70万円
妻ボーナス(年間・手取り) 50万円
夫年収(手取り) 352万円
妻年収(手取り) 326万円
月貯蓄額 17万500円
年貯蓄額 約200万円
総貯蓄額 約850万円

1 週に1回、家計簿に使ったお金だけ書く

クレジットや電子マネーをフル活用しているので、家計簿はカード別に書き込めるように作成し、予算の高い食費だけ週ごとに集計。管理しやすくなって使い過ぎも防げるように。

気分が乗ったら即書けるように家計簿はテーブルに出しっ放しにする

家計簿は毎週何曜日と決めず、リビングのテーブルに出しっ放しにして、いつでも書ける状態に。「フルタイム勤務で忙しい分、家計管理は頑張り過ぎずラクに!がモットーです」。

自分にとって必要な項目だけ詰め込んだオリジナル家計簿

●現金、カード別に書き込む
●日付、店名、使った額だけどんどん書く
●書きながら「使い過ぎていないか」CHECKする

2 ボーナスの支給額が見えたら年間で使ったお金をまとめる

年に1回だけ、家計簿の金額を費目別にエクセルに打ち込み、年間支出表をまとめます。増えた費目をチェックしたり、削れる費目がないか見直したり、夫と共有することが大事!

去年と比較しやすいようにエクセルで作る「年間支出表」

予算を見直したら色を変えて、設定額にムリがないかをチェック。

夫がパッと見てわかるように「円グラフ」バージョンも作ります。

来年の特別出費を書き出して各予算を立てる

ボーナスを含めた年収から年間支出額と貯蓄額を引き、残金を特別出費の予算に。「特別出費は目的別に細かく決めて予算を確保しておくと、月々の家計が崩れずストレスもゼロです」。

4月に、予算に無理がないかもう一度確認する

「入学や進級時は思わぬ出費があったりするので、4月に予算を再確認するのが鉄則」。足りなくなって貯蓄を崩すのではなく、あくまでも先取りして備えることを徹底しています。

値上げ時代でも暮らしは変えない!買い方のコツ

値上げラッシュだった22年。目先の得には飛びつかず、年間を見通して計画的に買うことを実践!おかげで暮らしはそのままに、無理なくやりくりできました。

金額の大きい出費は全部「特別出費」にして、年間で積み立てる

月々の予算に組み込むには値が張るものは、全部特別出費として毎月&ボーナスで積み立て。用途別に年予算を細かく設定しておけば、無計画に使い過ぎることもありません。

・ペットの世話代 ・ペット用保険料 ・習い事にかかる臨時出費
・日用品のまとめ買い代 ・化粧品、スキンケア用品
・美容室代 ・小物代 ・予防接種代
・被服代 ・靴代 ・コンタクトレンズ代
・イベント用(帰省・新学期準備など) ・正月の旅行などお楽しみ用
・両親への贈り物 etc.

省エネ&時短効果を調べまくって"結果得"になる家電を買う

「家電は大きな買い物なので、調子が悪くなった時点でコスパのいい商品を調べ上げ、決算セールを待ってから買います」。洗濯機はドラム式にしたことで、節水効果も抜群!

正月の福袋で「お楽しみ」と「消耗品」を手に入れる

今の福袋は中身が分かるので、失敗することもなし。「毎年予算内でどれを買うか、子どもたちと相談して決めます。お得な消耗品やおいしい商品券など、いろいろ選ぶのも楽しい♪」。

スターバックス、ミスタードーナツ、サーティワン アイスクリーム etc.
+金額分の商品券付き

1年分のタオルをGET
下着、靴下 etc.

日用品も"特別出費"にして、ネットのSALEでまとめ買いする

子どもたちの成長に伴い、日用品費が増えて家計を圧迫したため、特別出費に組み込んで楽天SALEでまとめ買いすることに。重い物を配達してもらえ、ポイントもたまって◎。

トップスは長女とシェアして、似ている服にお金は使わない

無地のカーディガンやボーダーのニットなど、定番のトップスは長女とシェア。互いのワードローブを把握しておけば、似た服は避けて別の物が買え、2人でいろんな服が着られます。

ペットも年齢や体質によってかかるお金はちがうから年間計画に組み込む

「2匹目の猫がよく食べる子なので、えさ代を2倍にしても足りなくて」。そこで、それぞれにかかる費用を算出し、年間で備えることに。保険にも加入したので、何かあっても安心。

・えさ代
・トイレ代
・検診代
・ペットホテル代 etc.

参照:『サンキュ!』2023年2月号「年100万円貯めてる人の『年間計画』ぜ~んぶ見せます!」より。掲載している情報は2022年12月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/出下真紀 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部

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