40代子ども3人のママが実践!年300万貯めた「無理しない暮らし」の秘訣
2023/02/25
プレ更年期は心身が不調をきたす前に対策を。40代のゆらぎやすい体の変化を受け入れる&普段の生活リズムにケアを取り入れる!子ども3人、ムリしない暮らしで年300万円貯まる秘訣を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
サンキュ!STYLEライター kさん(愛知県 44歳)
夫(44歳)、長女(11歳)、二女(11歳)、長男(5歳)の5人家族。住まいは4LDKの持ち家一戸建て。事務系の正社員。
◎MONEY DATA◎
夫月収(手取り) 25万円
妻月収(手取り) 21万円
夫ボーナス(年間・手取り) 70万円
妻ボーナス(年間・手取り) 130万円
夫年収(手取り) 370万円
妻年収(手取り) 382万円
月貯蓄額 10万円
年貯蓄額 約300万円
総貯蓄額 約1500万円
ちょこちょこ節約するのは自分に合わない。元気に働き続けることが貯蓄の安定に!
「日々節約のことを考えて工夫したりするのは自分には不向き。ストレスを抱えながら生活費を削るより、収入を維持していくほうが貯蓄が守れると考え、正社員として働き続けています」。しかし、40代に差し掛かったころからプレ更年期の症状や体の衰えを感じ始めたそう。「母が重い更年期障害だったのを見ていたので、周りの家族や職場にも悪影響を及ぼすことを知っています。だから、無理しすぎるのはやめて、少しでも症状を和らげるための対策を。ゆらぎやすいこの時期を乗り切って、家計を守っていきたいです」。
年300万円貯まる!"無理しない暮らし"の秘訣
1カ月の家計表
<収入>
世帯月収(手取り) 46万円
<貯蓄>
先取り貯蓄 10万円
<支出>
住居費 9万6000円
水道・光熱費 2万円
通信費 1万4000円
保険料 1万円
子ども費 1万2000円
食費・日用品費 10万円
レジャー費 1万円
被服費 1万円
医療費 5000円
夫小遣い 1万5000円
妻小遣い(ポイント活用) 0円
特別出費用予算 6万8000円
やりくりでストレスをためたくないから、ざっくり貯まる仕組みに
「細かい家計管理は苦手。先取り貯蓄は"ないもの"として、全体の生活費が月30万円以内であればよしという感覚でやりくりしています」。
家計簿はレシートを読み取るだけのアプリにお任せ!
アプリZaimは、レシートを読み取り、支出額を大まかな費目に分けるだけ。「夫婦でアプリを共有し、お互いに使ったら入力することで予算残高を意識できます」。
やりくり費はゆとりを持った予算にして、細かい節約はしない
食費、日用品費は分けず、多めに予算取りを。「細かい予算分けは気にせず、"使ってもいいお金〞の中でやりくりするだけなので、ストレスがありません」。
特別出費用予算があることで、貯蓄がくずれない
生活費の残りは特別出費用に。「使わなかったときは繰り越しして大きな買い物があったときに活用。この予算があるから、貯蓄はくずさずキープできます」。
22年は妻専用のノートPCを購入。
30代は頑張りすぎて体を壊したので、40代はあえて仕事のペースを落としました
「双子を出産後、仕事復帰したときはまだ無理がきくと思い、体調が悪くても通院せずにごまかしていたら咳ぜんそくに……。40代になって仕事のやり方を見直しました」。
長男出産後は、総合職を降り、時短勤務を選択
30代までは業務量が多い総合職でした。「仕事復帰がちょうど40歳。キャリアよりも、家族や自分の体を労わることを優先し、時短勤務にしてもらいました」。
カレンダーで家族の予定を共有♪
週2日は在宅勤務にして、通勤の負担を軽く
「コロナ禍以降、うちの会社でも在宅勤務が可能に。通勤に車で片道1時間かかるので、週2回だけでも在宅でできると、体も気持ち的にもかなりラクです」。
心身が不調をきたす前に対策を。いつも笑顔でいられることが、ムダな出費を防ぎます
「更年期の症状が重くなると、仕事や家事もうまく回らなくなり、ムダな支出が増えることも。"無理をしない"早めの対策で不調やストレスを回避しています」。
40代のゆらぎやすい体の変化を受け入れてケアを。
ずっとツヤ髪でいたいから、パーマ、カラーはやめた
髪のパサつきが気になりだし、無印良品のホホバオイルで保湿を。髪のいたみ予防のため、パーマやカラーをやめたので、美容院代も節約。
ホホバオイルで保湿。
0.01kg単位で体重をチェックするだけで、太りすぎ予防に
40歳になってから体重がじわじわ増加!「0.01kg単位で測れる体重計で、自分の体の変化をより意識。そしてよく歩くことを心がけたら、半年で元に戻せました」。
アプリでグラフ化。5カ月で6kg減に成功!
体のゆらぎに合わせて、漢方薬を服用
「体調の変化を感じたら、病院で処方してもらった漢方薬を飲むように。症状がひどくなる前に和らげることができるので、悪化して寝込むようなことはなくなりました」。
平日の夕食は、オイシックスの調理キットを活用して時短
「料理が苦手で、毎日献立を考えるのが苦痛。帰宅後30分で夕食を作れることを優先して、調理キットを活用しています」。材料もムダなく使い切れ、食費削減にも。
ノーアイロンの素材を取り入れ、洗濯物は極力畳まない
通勤用のシャツは形状記憶、ハンカチはタオル地にして、アイロン不要に。「基本的にトップスは洗濯ハンガーで干した状態でクローゼットに戻すだけ。畳む手間が省けます」。
「妻しかできない家事があるのはリスク大」とわかったから家事シェアを
過去にぎっくり腰を3回経験。「そのとき家事が滞ってしまったので、それ以来、夫や娘たちにも家事を分担するように。週末は夫が夕食づくりをしてくれます」。
苦手な家事はなるべく手放す。
お金はかけすぎず、毎日手軽にできることだけ。結果的に医療費の節約に
「高い効果が得られる高級品は、調子がよくなるとやめてしまいがち。毎日続けることのほうが大事だと思うので、お手軽価格のものを取り入れるようにしています」。
普段の生活リズムの中に体のケアを取り入れる。
「起きたらすぐ白湯」で、体を温め、代謝を上げる
枕元にお湯を入れた水筒を置いておき、目が覚めたら飲むのが朝イチの習慣。「胃腸が温まって、血行がよくなり、手足の冷えが解消される気がします」。
紅茶+黒ごまアーモンドきな粉で、イソフラボンを補給
「更年期対策にイソフラボンを摂りたいけど、豆乳や大豆の風味が苦手。きな粉は好きなので、体によさそうな黒ごまとアーモンド入りきな粉を紅茶に入れて飲んでいます」。
1日5~10分でもヨガを続けることで、整体に通わずに腰痛ケア
朝ちょっと空いた時間に合わせて、動画のヨガサイトの5分・10分コースを選び、毎朝続けることで姿勢が変わってきたことを実感。整体の通院代も節約できました。
入浴後、即座に化粧液+パックで保湿。肌トラブルを予防
お風呂から出たら、すぐ導入化粧液をつけ、パックをしながら着替えを。「肌が乾燥する前にたっぷり保湿が大事!毎日続けられるよう、特売品のパックを使っています」。
パックは30枚690円の特売品
入浴しながらじっくり歯磨き。10年間虫歯知らず
浴室に歯ブラシと歯磨き粉をセット。「子どもと一緒に湯舟につかりながら歯磨きするようにしたら、すみずみまでていねいに磨く習慣が定着。10年間虫歯もできていません」。
眠りの質をよくするため、「ヤクルトY1000」を飲む
睡眠の質の向上が期待できる「ヤクルトY1000」。「夜中に何度か目が覚めることがあるのですが、寝る前にこれを飲むと寝つきがよくなり、朝まで目覚めにくくなった気がします」。
参照:『サンキュ!』2023年3月号「体にいい暮らしはお金が貯まる」より。掲載している情報は2023年1月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部