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フリマアプリで買ってはいけない!?「買い損」をしないためのポイントをお金のプロが解説

2023/03/04

気軽に個人間で物品の売買を行えるフリマアプリ。節約アドバイザーの丸山晴美さんは「物価が上がっている今は、フリマアプリは家計の強い味方」と言います。ただし、手軽にできるだけにリスクやトラブルも。丸山さんにフリマアプリを利用する上での注意点を聞きしました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2023年2月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「フリマアプリの注意点」!

フリマアプリで選ぶ際の基本は「新品・未開封」

2023年も昨年に引き続き、多くの商品の値上げが続いています。こういう時、フリマアプリは家計の強い味方。一般的な市場価格よりも安く買うことができるうえ、個人間売買なので消費税もかからないというメリットがあります。

とはいえ、何でもかんでもお得に手に入るわけではありません。
基本的には「新品・未開封」の物が安心ですが、肌に直接つけたりするもの、スキンケア用品やメイク用品などは新品・未開封でも私は買わないようにしています。

なぜなら、これらは保管状態によっては劣化する場合があり、肌にトラブルが起こる可能性があるからです。また、人気ブランドの化粧品などは、偽物が売られていてニュースになったケースもありますし、利用者の口コミでもそういった情報を目にすることがあります。
フリマアプリにはこのようなリスクがあることを知って、買う物を選ぶことが必要です。

金額が高い商品ほどリスクも高いと思え

偽物の可能性があるという意味では、人気ブランドのバッグや服、靴なども同様です。これらは中古品でもメイク用品などよりずっと高額です。

中古品専門店や質屋さんなら、偽物と分かった時点で交換してくれる場合がほとんどですが、フリマアプリの個人間売買では逃げられてしまうことが多いのが実情。
フリマアプリは基本的に、買い手が「受け取った品に問題ありません」という承認を出さない限り、相手にお金が渡らないシステムですが、承認を出した後で偽物と分かったり、使ってみたら不具合があったりという場合も少なくないのです。

同じ金額を払うのであれば、トラブルがあった時に補償してもらえるお店で買うほうが安心です。フリマアプリでは「金額が高い商品はリスクも高め」と思っていたほうが良いでしょう。

買っても使えない「赤ロム」スマホなど、デジタル家電も要注意!

スマホやパソコンなどのデジタル家電もフリマアプリに多く出品されていますが、「保証書」が付いていない物が少なくありません。中古品の場合、買った後ですぐに修理が必要になり、結果的にお店で買うより高くついた、というケースもよく聞きます。

ジャンク品のつもりで買うならよいのですが、そうじゃない場合は家電量販店やパソコンメーカーで販売されているアウトレット品や、中古品も取り扱う専門のお店での購入がおすすめです。

また、スマホの場合、端末代金の未払い分があるなどの理由でキャリアからネットワーク利用制限をかけられている「赤ロム」と呼ばれる物が出品されていることも。いったんネットワーク利用制限の対象となると、後から制限を解除することはむずかしいのが現状です。

赤ロムのスマホは買っても使うことができず、個人から購入した場合、泣き寝入りになることがほとんどです。購入後、使っているうちに制限がかけられて赤ロムになるケースも。そういう場合でも、無期限で同じ製品や同等品に交換してくれる保障サービス(赤ロム保証)が受けられる中古端末販売店での購入がおすすめです。

フリマアプリで失敗しないためのチェックポイント

フリマアプリでの買い物する際、私は失敗しないために必ずチェックしているポイントがあります。その1つが「画像」です。

出品者の中には、商品の公式サイトから画像を拝借していたり、拾い画をしたりする人もいます。拾い画とは、他者がネット上に掲載した画像を自分のスマートフォンやパソコンに保存し、勝手に流用することで、要注意のサインと言えます。

こういう場合、本当にその商品を持っているのか、実物はどういう状態なのかがわかりません。トラブルに巻き込まれないためにも、品物を自分で撮影したとわかる写真があるかチェックしましょう。

商品の説明文では、「ダメな部分」をちゃんと書いているかどうかを見ます。特に使用したことがある中古品は、どこかに傷や擦れがあって当たり前。そのことをきちんと説明している出品者なら、ある程度信用して良いだろうと思います。

そして最後は、安全な出品者かどうか、フリマアプリでの「評価」を確認します。これまでに取引経験が多く、多くの人が「良い出品者」と評価している人なら安心。良い評価と悪い評価が半々など「ちょっと不安だな」と思ったときは、買うのをやめた方が無難でしょう。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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