もっと”お金の工夫”を!時には"節約の休肝日"も必要です

2023/05/18

小さな頃からお金の苦労を知るパックンが、値上げと戦う『サンキュ!』読者のために誌上レクチャー!とっておきの貯めテクとモチベの上げ方をプレゼンします!

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<教えてくれた人>
パックンさん
芸人&東京工業大学非常勤講師。報道番組でコメンテーターを務めるほか、金融教育の講師として全国で講演も。2児のパパ。

『無理なく貯めて賢く増やす パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)

たしかにお金を貯めるのが難しい時代です。でも、できることはある!

今の物価高の状況は厳しいけど、貯めるのは「無理」ではないです。お金は工夫次第で残せるはず。僕の実家は貧しく、節約が当たり前でした。悩んだこともあったけど、今お金の心配をしなくていい生活ができているのは、間違いなく節約でお金を賢く使う力を鍛えたおかげ。「節約こそいちばんのもうけ方だ」と断言できます。実際、今でも家で映画を見るときのポップコーンは手作り。3人分が60円だからね(笑) !節約でもうかると楽しいし、そのお金を投資で殖やして未来の自分に贈ればさらに嬉しい。ゲームと思って取り組むと発見がありますよ!

ド貧乏だった僕がお金で悩まなくなったのは、仕事で大成功したからじゃなく"お金の工夫"をしてきたから!

【お金に悩まされた子ども時代】
8歳:両親が離婚、母親に引き取られる。母親がリストラされ極貧生活に。

10歳:新聞配達を始める。高校卒業まで毎日続けた。

僕の"節約筋"はここで鍛えられた!

18歳:奨学金をもらいハーバード大学へ入学。

【日本でも質素な暮らし】
23歳:大学卒業後に友人に誘われ来日。福井県で英会話の講師に。

25歳:奨学金完済。上京し役者を目指す。この頃から投資も始める。

お金とのつきあい方が確立できた。

【芸人デビュー、そしてブレイク!】
27歳:パックンマックン結成。お笑いコンビとして活躍。

32歳:ニュースのコメンテーターなども務めるように。東京工業大学の非常勤講師に。

52歳:節約・収入・投資で資産を形成。お金の心配から解放され幸せに暮らしてます!

日本人はもっとお金の話をするべきです!!

アメリカでは給料や投資の話を普通にするけど、日本はあまりしないよね。でも、せめて夫婦では話そう。家計の状況やお互いの考えを知らないと、資産計画は立てられないからね。え?お金の話はケンカになる?だったら大きな紙に、1カ月のお金の流れを書きましょう。見やすい数字があれば「ここは削れるかも?」って自然に話し合えるはず!

必要かな?と迷ったら「老後計算機」の出番です

老後計算機とは、「このお金を50年運用したらいくらになる?」と計算すること。細かい説明は省くけど、仮に年7%成長する資産を複利で運用すれば、投資額は10年後に2倍、50年後は32倍になる可能性がある。つまり、自販機で水を買うための100円は、将来3200円になるポテンシャルがあるってこと。……僕なら、家に帰って水道水を飲むね(笑)!

節約筋バッキバキな僕でもサボりたい日はある。そんなときは"節約の休肝日"

僕も節約を頑張れないとき、あります。でもそこで大金をムダ使いしちゃうと後味が悪い。そんなときはとりあえず30分散歩。0円で気分転換できて最高です。あと、今日は節約を休んでいいって日もつくる。節約を続けるために節約を休むのは大事な貯めテクです。

お金に悩んでいるなら放置せず、つきあい方を変えていこう

つらくなるからお金のことは考えたくない……と逃げるのはストップ。そうではなく、悩んだら人生が豊かになるチャンスととらえて。なぜなら、お金は本来、自分が幸せになるためのツール。現状を理解し、考えて判断していけば、必ずよい方向に進むことができます。収入に関係なく、お金については"Don’t feel, think!(感じるな、考えろ!)"だよ!

できる範囲で貯めテク!頑張りましょう。

※投資には元金保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。

参照:『サンキュ!』2023年6月号「こんな時代でも『貯める』はできますか?」より。掲載している情報は2023年4月現在のものです。編集/サンキュ!編集部

 
 

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