「わが家は普通」と思っていませんか？年収500万～600万円台、省けるムダはまだまだあるかも

頑張ってるのにどうして貯まらないの？年収別のドボンポイントをチェック！年収500～600万円台、「わが家は普通」と思っているのがいちばん危険です！当てはまる項目があればそこから見直してみて。

「わが家は普通」と思っているのがいちばん危険！年収500～600万円台

赤字にはなってないから、 大丈夫だと思っている

口座残高はマイナスではない（ボーナスで補塡している）からといって、ゆとりがあるとは限りません。何となく残しているだけだと、教育費などの大きな支出で困ることに。

家計や貯蓄について夫と話すことがない

家計管理ややりくりは、夫の協力がないとスムーズにいかないもの。今の家計の状況を書き出して"見える化"すると、夫とも共有しやすく、具体的な話ができるようになります。

先取り貯蓄をしても、結局崩してしまうことがある

先取りしているのに、特別出費などがあるたびに崩してしまうのは本末転倒。「何のために貯めるのか」という目標を明確にし、先取り貯蓄の口座を分けるなどの対策を。

今まで一度もライフプランを立てたことがない

何となく貯めているだけだと、教育費や車の購入などの大きな支出があったとき家計が困窮することも。そうならないよう計画的に貯めるためにも、ライフプランは必須！

スマホや保険のプランは「今のままでいっかー」と思っている

「プランを見直しするのは面倒くさい」と放置していると、いつまでたっても支出は減らせません。自分でやるのが面倒なら、携帯ショップや保険の無料相談などを利用して。

インスタで流行っている物をついポチったことがある

"人並みの暮らし"が基準だから、周りの人や流行に左右されて浪費してしまう傾向が。貯めるためには、「わが家にとって必要かどうか」をハッキリさせることが大切です。

休日お出かけしては、予定外の買い物や外食をしちゃう

休日は家事をしたくないから、家族でお出かけし、その場のテンションで、買い物したり、外食したりすることが多め。目的がないだらだら外出はほどほどに。

カード払い、キャッシュレス決済、現金払いがぐちゃぐちゃ

カード払い、キャッシュレス決済の使用後、支払い金額をまめに確認しないと使途不明金の原因に。そもそもお金の流れが把握できていない人は複数の支払い方法を併用するのはNG！

人と比べるのではなく、"わが家の基準"を明確に

"収入も暮らしも人並み"だと思っている人が多い世帯。特に生活には困っていないから、今の行動を変える必要性を感じていないというのが実は危険なのです。年いくら貯まっているかの意識が薄いので、いざ大きな支出があったとき貯蓄が激減し、困ることになりかねません。何のために貯蓄が必要なのか、先を見通してプランを立てると、"わが家の基準"が明確になり、家計の改善ポイントが見えてくるはずです。

※紹介している年収は、手取り額です。

＜教えてくれた人＞
ファイナンシャル・プランナー 塚越菜々子さん
自分自身の結婚、出産の経験を経て、「ママたちのお金の不安を解決したい」という思いから、CFPの資格を取得し、独立。年間約200件の家計相談を受け、セミナーも多数開催。2児の母。

参照：『サンキュ！』2023年6月号「貯まらない家計のドボンチェック」より。掲載している情報は2023年4月現在のものです。構成・文／宮原元美　編集／サンキュ！編集部