年収500万~600万円台の貯蓄のリアル!年収400万円台に比べて年貯蓄額が低い⁉
2024/04/26
手取り世帯年収500万~600万円台の貯蓄のリアルとは?夫婦で稼ぎも貯蓄も協力して年100万円貯めました。年間計画を立て、キャンプなどのゆずれない支出もばっちり確保!暮らしを楽しみつつ貯める秘訣を教えてもらいました。
<教えてくれた人>: 家計再生コンサルタント ファイナンシャル・プランナー 横山光昭
これまでの相談件数は2万6000件超。自身も新NISAを活用して資産形成中。『はじめての人のための3000円...
- 【年収500万~600万円台】年貯蓄額90万円未満の割合が57% 年収400万円台の貯蓄率より低い!
- 77%の家庭が共働き!妻が世帯収入UPに貢献!
- 稼ぎも貯蓄も夫婦で協力して年100万円貯めてた!
- 支払い履歴を夫婦で共有。“楽天の家族カード”で引き落とし口座をまとめる
【年収500万~600万円台】年貯蓄額90万円未満の割合が57% 年収400万円台の貯蓄率より低い!
400万円台家計の年貯蓄額に比べて、年貯蓄額が低い家庭の割合が多い結果に。収入にゆとりがある分、支出も増える傾向があるのか!?
Q 年間いくら貯めていますか?
77%の家庭が共働き!妻が世帯収入UPに貢献!
正社員、パート、フリーランスなど、働き方はさまざまですが、300万円台、400万円台の家庭と比べて、妻が働いている比率がアップ。収入を上げるには、収入源を増やすのも1つの手!
Q 妻は、働いていますか?
【横山さん's advice】収入が増えた分支出のコントロールを徹底しよう!
収入にゆとりがある家庭ほど「稼いでいる分、使ってもOK」という意識が強く、貯蓄率が下がりがち。子ども費、レジャー費など、際限なくかけがちな費目は特に注意。稼いでも計画を立てないと貯まりません。
稼ぎも貯蓄も夫婦で協力して年100万円貯めてた!
独身時代、外食や旅行で給料は毎月使い切っていたHさん。結婚後、共働きで世帯年収は約800万円でしたが、お金の使い方は変わらず、貯蓄はほぼゼロでした。数年後、妊娠を機に退職。年収が半分になる不安から、夫婦の財布を1つにしたことが家計のターニングポイントになります。家計管理に目覚め、少しずつ貯めるコツをつかみました。子どもの成長に伴い、仕事も再開。現在は「暮らしを楽しみつつ貯める」を夫婦の目標に、年100万円ぺースで貯蓄しています。
<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー Hさん(埼玉県 38歳)
夫(38歳)、長男(8歳)、長女(4歳)の4人家族。持ち家一戸建て。週3~4日でパート勤務、フリーランスでライター業もしている。
◎Total Money Data◎
夫月収(手取り) 26万円
妻月収(手取り) 10万円~
夫ボーナス(年間·手取り) 100万円
妻ボーナス(年間·手取り) 0円
夫年収(手取り) 412万円
妻年収(手取り) 120万円~
月貯蓄額 6万円
年貯蓄額 100万円
総貯蓄額 1150万円(銀行預金500万円、投資資産220万円、学資保険料130万円、貯蓄型保険料300万円)
●1カ月の家計表
<収入>
世帯月収(手取り) 36万円
<貯蓄>
先取り貯蓄 6万円(現金1万1000円、NISA4万円、学資保険料9000円)
<支出>
住居費 8万1000円
水道・光熱費 1万2000円
通信費 1万2000円
保険料 2万6000円
ガソリン代 7000円
子ども費 1万7500円(小学校給食費4200円、学童費用8800円、保育料4500円)
奨学金返済 1万円
食費 4万円
外食費 2万円
日用品費 7000円
レジャー費 5000円
夫小遣い 1万5000円
妻小遣い 1万5000円
その他 3万2500円
支払い履歴を夫婦で共有。“楽天の家族カード”で引き落とし口座をまとめる
家計から出す支出を明確にするために、引き落とし口座を一括にできる“楽天の家族カード”を夫婦で1枚ずつ所有。アプリで支払い明細を見られるから、家計管理がシンプルに!
リビングに“レシートBOX”を設置して夫が支払った分の内容も見返す
家族カードの支払い明細と内容を照らし合わせる為に、レシートでWチェック。リビングの棚にBOXを設置すれば夫も忘れずにレシートを入れられるので、もれなく管理できます。
平日9:00~17:00は、仕事と家計管理時間と決めてメリハリを持って暮らす
効率よく仕事をしたいから、家でフリーランスのライター業をする日も時間を決めて集中。「家計の管理も私にとっては仕事なので、平日の昼間、真剣に支出を集計し、家計簿を見直します」。
やりくり費が余ったら、貯蓄にまわさないでごほうび外食。翌月の仕事とやりくりも頑張れます!
夫婦で“ゆずれない支出”は年間計画を立てて、特別出費予算を確保!
家族で趣味のキャンプ費、レジャー代わりのコストコ費、イレギュラー出費など、家計を乱す大きな出費は特別出費として確保。「ボーナス額から、翌年分の特別出費予算を立てます」。
・月1回のコストコ費用 約19万円/年間(月1万5000円+会員費9900円)
・3カ月に1回のキャンプ費用 約8万円/年間
・車検費用、固定資産税、プレゼント代などイレギュラー出費 約70万円/年間
<教えてくれた人>
家計再生コンサルタント ファイナンシャル・プランナー 横山光昭さん
マイエフピー代表。相談の現場にこだわるFPで、これまでの相談件数は2万6000件超。最新刊は『知識ゼロですが、新NISAとiDeCoをはじめたいです。』(インプレス)。
参照:『サンキュ!』2024年5月号「年収別読者300人の収入・貯蓄・支出・投資大調査Special」より。掲載している情報は2024年3月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部