野球少年二人は食べ盛りのピーク!"元祖やりくり達人"7つの工夫
2023/07/01
12年前、"元祖やりくり達人"として『サンキュ!』に初登場したときのK家の食費は月3万円。しかし、中高生になった野球少年の息子2人は食べ盛りのピーク&食費も7万円に!これ以上食費を上げないための工夫を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Kさん(愛知県 45歳)
夫(41歳)、二男(17歳)、三男(15歳)の4人暮らし。長男(19歳)は社会人として独立。野球少年の息子2人は食欲旺盛で肉と米の消費量が半端なく、うなぎ上りの食費と格闘!
◎MONEY DATA◎
世帯月収(手取り) 32万円
世帯年収(手取り) 約530万円(年2回のボーナスを含む)
〈主な支出〉
住居費 4万6800円
住宅ローン/別途年2回ボーナス払い各14万8660円あり
水道・光熱費 2万5000円
食費 7万円
日用品費 5000円
保険料 1万4000円
子ども費 4万1000円
ニ男の部活費、定期代/三男のクラブチーム費、塾代、保護者会費など
●食費月7万円うち米代が1万3000円
子どもが何歳頃から食費が爆上がりしましたか?
「長男高1、二男中2、三男小6のとき、月6万円台まで一気に上昇。肉は1食約1kg、米は週10kg以上。毎週末、野球の試合があり巨大サイズのおべんとうを3人分作ってました」。
値上げを受けて対策していることは?
「夫と一緒に買い物に行くと、あれこれ買いたがるので、買い物は平日の午前中に1人で行きます。スーパーもすいているし、買う予定の物だけをパパッと買って帰ります」。
魚の献立はどれくらい登場しますか?
「だいたい週1ペース。刺し身が特売の日は、魚をおろしたときに出るアラが売っていることが多いんです。刺身を人数分買うと予算オーバーになるので、お買い得なアラも一緒に買い、刺し身とアラの焼き物のダブル魚おかずに」。
1 米消費量は週10kg以上!朝1回のまとめ炊きでせめて電気代を減らす!
炊飯器を使用するのは1日1回にして、電気代を節約。朝食とおべんとうに使った残りは保存容器に移し替え、夕飯前に軽くレンチンすれば、ほかほかご飯に!炊飯器の保温機能を使わず、電気代をさらにセーブ。
地域最安値の米屋で購入!
月50kg以上消費する米は価格も大事。スーパーよりも、近所の米屋のブレンド米が安いことを発見したそう。「10kg2480円で買ってます」。
2 開店直後のイオンで見切り品を狙う!
近所のイオンの食品コーナーは8時オープン。開店直後に出る見切り品を狙って買い物へ。「夕方は売り場もレジも混んで時間がかかるし、疲れるし。朝、出てる見切り品でその日の夕飯の献立を考え、食費も時間も節約します」。
3 調味料はPBも活用してみる
調味料が軒並み値上がりして食費を直撃!KさんはイオンのPB「トップバリュ」の調味料を活用。「他と比べると断然安い。オイスターソースやパルメザンチーズなど品揃えが豊富で重宝してます」。
4 から揚げはムネ肉とモモ肉をハーフ&ハーフにする!
100g69円のムネ肉と109円のモモ肉を半々にして、計1.2kg超のから揚げを作ります。「全部モモ肉だと予算オーバーだし、全部ムネ肉だとパサつきが気になるけど、半分ずつならバレない」。
ムネ肉は下味にマヨネーズを入れるとジューシー!!
5 お菓子とお酒はイオンの20日・30日5%オフデーで買う!
お菓子やお酒などの嗜好品は、毎月20日と30日のイオンの「お客さま感謝デー」に5%引きで購入※。「夫婦で晩酌するのが楽しみだし、夫はお菓子好き。嗜好品だって、工夫して買えば我慢しないで楽しめます」。
※イオンマークの付いたカードの提示や、電子マネーWAONを利用した場合など支払い方法の条件あり
6 安い豚こま肉は片栗粉をまぶしてやわらか&テリテリに!
ボリューム優先の肉おかずに、豚こま肉は欠かせません。100g108円の肉でも、片栗粉をまぶせば肉の表面にトロミが出てやわらかに。「調味料のからみもよくておいしくなりますよ」。
7 マーボー豆腐に入れる野菜はネギかニラの安い方で!
豚ひき肉と豆腐で作れて、白飯がモリモリ進むマーボー豆腐はK家の定番おかず。「マーボー豆腐にはネギと決めつけないで、ネギかニラかその日安い方を買えば安上がり」。
1回の買い物で3日分作るK家の献立
決まって買うのは3日分の主菜用の肉または魚、副菜用の野菜、納豆やキムチなどご飯のお供、豆腐、卵、牛乳、ヨーグルト、夫の朝食用のシリアルなど。野菜は値引き品を活用。これだけ買えばボリューム&栄養バランスはバッチリ☆
山盛りから揚げ献立
MENU
·から揚げ(ムネ&モモ肉)
·ニラもやし炒め
·納豆
·キムチ
·残り野菜と油揚げのみそ汁
から揚げをド~ンと出せば、肉好き男子はご満悦。傷みの早いもやしは、買ったその日に消費して食品ロスを出しません。キムチと納豆があれば、どんぶり飯も楽勝で完食☆
同じフライパンで2品作る!
あとは切るだけ出すだけのおかずをプラス!
おべんとうは前日の残りと卵焼き
おべんとう用に夕飯のおかずを取り分けておきます。あとは卵焼きとふりかけでよし!「ご飯はいつも山盛りです」。
しょうが焼き献立
MENU
·豚こまのしょうが焼き
·ほうれん草炒め
·トマト
·納豆
·豆腐のみそ汁
フライパンごと出して洗い物を減らします。しょうがはチューブ入りでOK。ほうれん草のソテーとフルーツトマトでビタミンたっぷり。お高いフルーツトマトは値引き品をゲット。
いつもの豚こまも形が変われば別メニューに変身
同じ豚こまでも、そのまましょうが焼きにしたり、野菜を巻くなどで変化をつけて。「肉を何種類も買わなくても、お買い得な豚こまだけでOK。見た目を変えれば違うおかずです(笑)」。
ピーマン肉巻き献立
MENU
·ピーマンの豚こま巻き
·スナップえんどうのソテー
·トマト
·残り野菜と油揚げのみそ汁
肉巻きは、ピーマン2袋分を巻いてボリュームも満点。味つけは昨日とほぼ同じ甘辛味で、仕上げの黒こしょうでパンチを!半額でGetしたスナップえんどうはごま油でソテー。
糖質オフ中のパパにはキャベツのレンチンでもう一品!
夕飯に炭水化物をとらない夫用にレンチンした千切りキャベツを。値引き品のキャベツはみそ汁の具にも流用して早めに使いきります。
参照:『サンキュ!』2023年7月号「これ以上食費を上げないために今できること」より。掲載している情報は2023年5月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部