電気代って1日いくらなの?節電に効く暖房器具は?電気代を下げるマル秘ワザ!

2024/02/04

マル秘ワザでお得に♪高騰が続く水道・光熱費。特に冬は暖房代で爆上がりするので、しっかり対策を講じておきたいところ。そこで今回は、知っている人だけが得できる電気代の節約ワザを伝授します!

消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザーなど、暮らしの専門家として活躍中。著書に『即実践!即効果!節約のプ...

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夏より電気代が高くなる冬!

vchal/gettyimages

暖房器具の選び方や使い方をメインに、無理なく電気代が下がるコツを教えてもらいました。

Q 目に見えないから恐怖 電気代って1日いくらなの?

A スマートメーターで、30分単位の電気代が把握できます

16年以降デジタルで計測する通信機能が備えられた「スマートメーター」が普及(24年度に100%普及予定)し、契約会社のウェブサイトから、30分ごとの電気使用量がリアルタイムで確認できるように!電気代が「見える化」したので、電気の使い方が見直しやすくなりました。

編集部K宅のスマートメーター

Q 今年も電気代がやばそう……少しでも電気代がお得になる方法はないの?

Tatiana Sviridova/gettyimages

A 節電すると、ポイントがもらえるお得なキャンペーンを利用して!

実は多くの電力会社で、電力需給のひっ迫を解消するための「節電キャンペーン」が実施されています。各社参加条件や特典内容が異なるので、自分の契約している電力会社のホームページを確認してみて。達成すると金券がもらえるなどうれしい特典があるので、見逃さないように!

そもそも、なぜ光熱費が値上がりしてるの?

円安や社会情勢を背景に、石油や天然ガスといった原料価格が高騰したことが主な原因です。政府から補助金が出ているものの、それも23年9月以降は半分に減額。昨冬より光熱費が高くなる場合も。

Q 忍耐で乗り切るしかない!?冬の暖房費節約のためにできることは?

部屋のエアコン。
Seiya Tabuchi/gettyimages

A 窓対策と湿度調整がキモ!暖房の使用が最小限に

窓からの暖気の流出を防ぎ、外からの冷気の流入を防ぎましょう。効果的なのは、断熱性の高い窓にリフォームすること(国や自治体からの補助金あり)ですが、カーテンや断熱シールで対策するのもOK(下記参照)。また、乾燥していると暖かく感じられないので、湿度を40~60%にキープ(10%上がると、体感温度は1度上昇)。電気代が手頃な超音波式や気化式の加湿器を利用し、湿度計で管理すると◎。

節電に効果アリ!の防寒術

□ 厚手で丈が床まである二重カーテンで、冷気を遮断
□ 窓に断熱シールを貼って、熱を逃がさない
□ 窓に冷気を防ぐパネルや結露防止シートを貼る
 *いずれもホームセンターで購入可能
□ 湿度を40~60%にキープし、体感温度をアップ
□ カーペットの下に断熱マットを敷く

Q 結局何を使うのが一番得なの?節電に効く暖房器具は?

ライトテーブルの上の現代の電気ファンヒーター
Lilit Amirkhanian/gettyimages

A 用途に合わせて使用。電気代が1時間1円以下の局所を温めるアイテムが◎

部屋全体を暖めるときはエアコンが適していますが、室温を上げるのに時間も電気代もかかるのがデメリット。ただし設定温度をキープするのに電気代はさほどかからないので、暖まるまでは立ち上がりが早いファンヒーターなどと併用すると◎。1人のときは、電気代が安い電気毛布や電気あんかで局所を暖めるのが効率的です。ちなみに電気ストーブの電気代は、エアコンの倍以上かかる場合も。洗面所など、狭い場所で短時間の使用が得策です。

部屋全体を暖める必要がないときはこれ!

1回あたりの蓄熱電気代は約2.8円。お湯も不要で、15分の蓄熱で最長8時間ぽかぽか!「蓄熱式エコ湯たんぽぬくぬく」¥3,608(編集部調べ)/スリーアップ

節電に効果アリ!のエアコン活用術

□ 暖房の設定温度は20度に(環境省推奨)
□ 設定温度を1度低くすると、約10%の消費電力を削減
□ サーキュレーターを併用し、温度ムラを防ぐ
□ つけたり消したりはNG。暑いときは設定温度を下げる
□ 30分以上部屋から離れるときは消す
□ 2週間に1度のフィルター掃除で、約5%の消費電力を削減
□ 風量を「自動」にして、余分な電力を使わない
□ 室外機の周りに物を置かない

Q 買い替えるか迷ってます……古い家電は、電気代が高いって本当?

シンプルなキッチン家電製品のコンセプト。
metamorworks/gettyimages

A 「しんきゅうさん」というサイトで、電気代を比較できます

家電の電気使用量が多いのは順番に、冷蔵庫、照明、テレビ、エアコン。特に冷蔵庫は10年前の物を最新に替えると年間2万円以上節約できる場合も。環境省の運営サイト「しんきゅうさん」で家電の新旧モデルの電気代を比較してみるとよいでしょう。また、電気使用量が意外に多いのは、温水洗浄便座。スマートプラグ(スマホと連携して遠隔操作できる給電機器)につないで、外出時や就寝時に電源を切ると◎。

Q 冬は洗濯が乾かな~い 乾燥機の電気代が心配です……

雨の日は室内で洗濯物を乾かす。
years/gettyimages

A 乾いたタオルを一緒に入れると節電効果あり

乾燥機能をよく使うならヒーター式ではなく、本体価格は高いものの節電効果が絶大な「ヒートポンプ式」がオススメ。乾燥時間を短く済ますためには詰め込み過ぎず、乾いたタオルを1枚入れる(洗濯物の水分を吸収)のが効果的。

節電に効果アリ!の家電の使い方

□ テレビは輝度を下げて省エネモードに
□ 長時間使う電球はLEDに交換する
□ 冷蔵室はゆったり、冷凍室はぎっしり詰める
□ 冷蔵庫は壁から離して設置
□ 炊飯器や電気ポットの保温時間は短めに
□ 保温便座のふたを閉める

<教えてくれた人>
和田由貴さん
2児の母で、節約アドバイザー、消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザーなど、暮らしの専門家としてテレビや雑誌などで活躍。

参照:『サンキュ!』2024年2月号「今年こそ貯まりまくる1年にする方法」より。掲載している情報は2023年12月現在のものです。構成・文/草野舞友 編集/サンキュ!編集部

 
 

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