収入はそこそこあるのに、お金がなかなか貯まらない……。その原因はお金の使い方にあるかも!?そこで、『サンキュ!』編集部では、浪費体質だったにもかかわらず1200万円の貯蓄に成功したご家庭を取材!お金を貯めるためのコツをうかがいました。
年収600万円台 Kさんの場合
Kさん(東京都 42歳)は、夫(43歳)、長男(11歳)の3人家族。「壊れた蛇口のようにちょろちょろお金を使う夫と、大きな買い物になると気が大きくなる妻」だったというKさん夫妻。あるとき、その場のテンションだけでお金を使っても、ほとんど満足できていないことに気づき、お金の使い方を話し合うことに。
その後、欲しいものができたら、価格や口コミを調べて「家族会議」でプレゼンし、家族で納得してからお金を使うようにしたら、浪費が減って貯蓄ペースが加速しました。
■Money Data
・世帯年収670万円
(月収45万円×12+夫ボーナス130万円)※手取り
・年貯蓄額 264万円
(月貯蓄17万円×12+ボーナス時貯蓄60万円)※保険含む
・総貯蓄額 約1200万円
■1カ月の家計表
<収入>
・夫月収(手取り) 37万円
・妻月収(手取り) 8万円
=世帯月収 45万円
<貯蓄>
・先取り貯蓄 15万円
・貯蓄型保険 2万円
<支出>
・住居費 8万2000円
・水道・光熱費 1万7000円
・通信費 1万9000円
・子ども費 2万3000円
・保険料 1万5000円
・車関連費 6000円
・食費 3万円
・日用品・レジャー費 3万2000円
・美容費 6000円
・夫小遣い 4万円
・妻小遣い 1万円
「家族会議」で満足度の高いお金づかいができた!
事前に「家族会議」を行い、“欲しいものプレゼン”で買うものを決定!「なぜそれが必要か」「それを買ったときのメリット」をホワイトボードに書いてプレゼンし、子どもも含め、満場一致で可決したものだけ購入しています。
「買うまでのプロセス」を楽しむことで、ムダ買いが激減した!
「いちいち考えていたら買い物が楽しくない」と思っていたけれど、家族会議を始めてからは、そのプロセス自体が楽しみに。リサーチなどで積み重ねた時間があるからこそ、本当の直感が働き、ムダ買いがなくなりました。
買い物のルーティンを決めたら、貯蓄が安定した!
食材や日用品は、定番品を決めたことで買い物時の誘惑に負けなくなりました。さらに、野菜はA店の月曜市、肉はB店の火曜半額セール、というように物ごとに買う「店」と「曜日」を決めて買い物をルーティン化したら、やりくり費の予算オーバーもなし!買った食材は、冷凍保存してムダなく使い切ります。
貯蓄はひとりで行なうものではなく、家族みんなで行なうもの。みなさんも「欲しいもの」があったら、まず家族にプレゼンを!家族とのコミュニケーションを増やすことも、貯蓄への第一歩です。
参照:『サンキュ!』6月号「収入と貯蓄、貯まる方法 一挙大公開スペシャル」より一部抜粋。掲載している情報は18年4月現在のものです。構成/宮原元美 取材・文/秋山由紀
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