子ども3人、年収300万円台で1000万円貯めた家族の家計表

2019/12/03

人は誰でも「やる気スイッチ」ならぬ「貯蓄スイッチ」があるはず。そんな「貯蓄スイッチ」を入れたことで、みるみる貯蓄額を増やすことに成功したSさんのマネーテクニックを紹介。Sさんの「貯蓄スイッチ」はどこにあったのでしょう?

【Sさんのプロフィール】
Sさん(島根県 32歳)は、夫(41歳)、長女(8歳)、二女(7歳)、長男(4歳)、実母の6人家族。住まいは3LDKの市営住宅。週5日、スーパーの早朝品出しのパートをしている。

<Money Data>
・年収(手取り):351万円
・月貯蓄額:13万9000円
・年貯蓄額:約180万円
・総貯蓄額:1060万円

Sさんの「1カ月の家計表」

・夫月収(手取り)20万円
・妻月収(手取り)7万円
・児童手当3万5000円

<貯蓄>
・先取り貯蓄 5万5000円
・学資保険(2人分)2万円
・積立投資6000円
・旅行用積み立て2万円
・家電用積み立て8000円
・奨学金繰り上げ返済用積み立て1万円
・残し貯め2万円

<支出>
・住居費 3万円
・水道・光熱費 1万6000円
・通信費 1万円
・子ども費(幼稚園代・習い事代)1万5000円
・奨学金返済7000円
・保険料 8000円
・食費・日用品費 3万5000円
・雑費 5000円
・医療費 5000円
・イベント・趣味代 2万円
・夫小遣い1万5000円

家計簿をつけたことで、貯蓄スイッチがオンに!

赤字じゃなければいいとぼんやり貯めていたSさん。それまでつけていなかった家計簿を始めて家計を〝見える化〞したことで考え方が激変。今まで意識していなかったムダがわかり、貯蓄目標を立てる必要性を実感しました。

■使った金額だけ記入するから続いた!
インスタで話題の「づんの家計簿」を自己流に。面倒だと続かないので、書く項目は日付、店名、合計額だけに。月末にマーカーで色分けして費目別の合計額を出すと、何にどれだけお金を使ったかがひと目でわかり、ムダが明確になりました。

Sさんの貯蓄テクをチェック!

■目的別に先取りで積み立て
大きな出費で家計をくずすことがないよう、家族旅行や家電の買い替えに備えて毎月積み立て。

■少額から投信もスタート
将来の貯蓄を少しでも殖やしたいと考えて、楽天証券で口座を開設。まずは3000円から積立投信を始め、現在は6000円に増額。

■貯蓄額をグラフに!
貯蓄総額を折れ線グラフで可視化することで、右上がりに殖えるようイメトレ。やりくり意欲も高まります。

Sさんの節約テクとは?

■市営住宅&同居で家賃をセーブ
出産で妻が働けず、家計が苦しかったときに賃料の安い市営住宅に引っ越し。それを機に実母と同居し、家賃の一部を負担してもらっています。

■イベント費の残りを妻の小遣いに
家族の誕生日やクリスマスなどのイベント費は多めに設定しておき、余った分を趣味のボウリングや友達とのランチ代に。

■月2~3回の通帳記入で支出をチェック
お金を下ろすのは給料日の1回だけでも、通帳記入は小まめに。ポイント狙いでクレジット払いにしている支出も多いので、使いすぎないよう出ていく金額を把握するようにしています。

皆さんも家計簿をつけて“見える化”することで、安定した貯蓄ができるようになるかもしれません。さぁ、「貯蓄スイッチ」を入れていきましょう!

参照:『サンキュ!』7月号「ふつうの主婦でも1000万円貯まる方法、徹底解明! !」より一部抜粋。掲載している情報は18年5月現在のものです。撮影/市原慶子 構成/宮原元美 取材・文/平井裕子

『サンキュ!』最新号の詳細は こちら!

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