自然と1000万円貯まる「2大習慣」を身につけよう
2018/10/17
お金を貯めるのには”我慢”が必要?いいえ、ほんの少し日々の行動や習慣を変えるだけでいいんです。まず意識するのは、「物を減らすこと」と「ゆとりを持つこと」。そうすれば、お金づかいが自然と変わり、スムーズに貯められるように。
物を減らす習慣
物が少ないと持ち物を把握しやすく、重複買いが減ります。ある物を大事にしようと思うので、物欲に振り回されなくなり、物が少なくて家が快適なら、外で無駄に出費しなくなるのもメリット。自然と貯まりやすくなりますよ。
■平面に物を置かない
置き場があると物を入れたくなり、つられて出費も増えがち。貯めてる人は安易に棚などを増やさないのはもちろん、棚やテーブルの上、床にちょい置きしないことを習慣化しています。
■日用品はまとめ買いしない
貯めてる人の大多数は、ストックは1個に限定するか使用中の物が半分になったら買うことを習慣にしています。在庫管理がラクで、重複買いする無駄もなし。調味料もストックが少ないほうが、賞味期限切れの心配がなくておすすめ。
■買う前に商品情報を調べる
欲しい!と思ってもすぐには買わず、機能や似ている商品、相場などをリサーチ。ネットで買うときもお店で実物をチェックするのが習慣になっています。調べるうちに物欲も落ち着き、衝動買いで失敗しなくなります。
■財布を開かない日をつくる
財布を開かず、ある物で過ごす日を定期的につくると、物も出費も減っていいことずくめ!実行できたらカレンダーに印をつけると達成感も味わえます。
*お金のプロからアドバイス*
財布は重要な家計管理ツール。小まめに整理すると残金も把握しやすく、レシートの数で使いすぎにも気づけます。きれいな状態を保つことでお金を大事にしようと思えます。
■実用品こそ惜しまず投資する
食器や調理道具、タオルなどの実用品は、家で使うから安い物でOKと思いがち。でも、毎日使うからこそお金をかけ、品質のよい物を選ぶと心が満たされます。
ゆとりを持つ習慣
時間に追われて心が気ぜわしいと、時間をお金で買うために出費が増えたり、ストレスがたまって浪費したりといいことなし。やりくりや貯蓄のことを考える余裕もなくなります。1000万円貯めるには時間と心のゆとりが不可欠なのです。
■書き出して頭を整理する
家計簿からToDoリスト、手持ち服、欲しい物、かなえたい夢まで、貯めてる人は書くことが大好き!書き出すことで物欲や夢も見える化できて優先順位がクリアーになり、限りあるお金を有意義に使えます。
■自由に使っていいお金を持つ
やりくりや貯蓄はりっぱな仕事。いい仕事をするには報酬=自由に使えるお金も大事!家計に影響のない範囲で妻も小遣いを持ち、好きなことにお金を使えば、貯蓄のモチベーションも長くキープできます。
■疲れたらムリせず休む
貯めてる人は疲れたら家事をサボって早めに体を休め、元気なときにまた頑張るというメリハリを大事にしています。マイペースでムリしすぎないことが肝心。
■家事は早めにスタートする
一日中バタバタだと、忘れ物を出先で買ったり、夕食準備が間に合わず外食したりで出費が増えます。心のゆとりを保つためにも、家事は10分前行動で! こま切れ時間にちょこちょこ家事を進めるのも◎。
■自分時間を持ち好きなことをする
ストレスがたまるとやりくりがつらくなり、つい買い物で発散してお金が逃げていくばかり。好きなことでリフレッシュする時間が少しでもあれば、買い物で心を満たさなくてもよくなり、貯蓄にお金が回せます。
*お金のプロからアドバイス*
いきなり100%できる自分をめざすと挫折の可能性大。少し頑張ればできることを積み重ねるスモールステップなら、歩みは亀でも確実に身につき、大きな成果につながります!
<教えてくれた人>
藤川太さん……家計の見直し相談センター代表。2万世帯超の家計を診断し、家庭の状況に合った、夢を実現できる貯め方をアドバイス。『サラリーマンは2度破産する』(朝日新書)など著書多数。
お金が貯まるより先にストレスを溜めてしまっては、意味がありません。1000万円貯蓄するのは長い道のりですが、日々の行動の中で少しずつできることから始めてみましょう。
参照:『サンキュ!』11月号とじ込み付録「ストレスなしで1000万円貯まる!完全マニュアル」より。掲載している情報は18年9月現在のものです。撮影/天野良子、市原慶子、大森忠明、キムアルム、林ひろし 構成・文/神坐陽子、宮原元美 編集/サンキュ!編集部
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