1,000万円貯めた人がやっているお金が貯まる朝の5つの習慣
2024/02/07
昔から「早起きは三文の徳」といいますが、1,000万円貯蓄を達成した人は早起きの人が多いとか。早起きすることと、お金が貯まることにはなにか関連性があるのでしょうか?
全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
朝習慣1.家計簿をつける
お金を貯めている人は、家計簿を朝につけることが多いとのこと。以前は、夜、家族が就寝して家の中が静かになってからつける“夜派”が多かったのですが、今は“朝派”が主流です。
その理由について、ある人は「夜、ひとりでお金のことを考えると、『どうしてうちはお金がないんだろう?』とか『今月もギリギリで苦しいな~』などネガティブな思いばかりが浮かんでくるんです」と言いました。確かに、夜は落ち着いてお金のことを考えられるというメリットもありますが、やりくりが苦しいときには、暗い気持ちになることがあるかもしれません。
その点、「夜は疲れているせいもあって、気持ちが落ち込みがちでダメですね。朝のほうが前向きな気持ちになれます」とのことで、貯めている人は、家計簿をつけるのは“朝派”が多い傾向に。
朝習慣2.温かい飲み物を飲む
貯めている人が朝にする2つめは”温かい飲み物を飲む”こと。夏でも冷たい飲み物ではなく、温かいものを飲みます。そのため、朝起きて一番に「お湯を沸かす」人が多い傾向に。
白湯を飲むという人もいれば、コーヒーや紅茶などお気に入りのものを用意する人もいます。
また、キッチンで朝食の準備をしながら飲む人もいれば、家計簿をつけながらゆっくり飲むという人も。「温かい飲み物を飲むと血流がよくなって、頭も体も目覚めます」とのことです。
朝習慣3.朝食をつくるついでに夕飯の野菜を切る
共働きの人はもちろん、そうでない主婦も、朝食の用意や後片づけのついでに夕食の下ごしらえを少しだけしておきます。
下ごしらえの中でも、「夕飯に使う野菜を切っておく」という人が多数。メインのおかずに使う野菜やみそ汁の具などを切って、保存容器に入れて冷蔵庫にIN。食事づくりで意外と面倒なのが野菜を洗って切ること。これだけでもやっておくと、夕飯づくりが時短できます。
また、ワーママの中には「米を研いでおく」という人もいます。帰宅してから米を研いだり、米を水に浸したりするのは意外と時間がかかるもの。研いであれば、すぐにスイッチONできます。研いだ米を内釜ごと冷蔵庫に入れておけば、夏場でも大丈夫。
朝習慣4.天気予報を見る
お金を貯めている人がためないものもあります。そのひとつが「ビニール傘」。外出先で急に雨に降られて、コンビニでビニール傘を買う……というムダな出費はしません。
そのためには、朝出かける前に今日の天気を確認しておくことがマスト。朝のニュースや情報番組で天気予報をチェックして、降水確率が高い場合は折り畳み傘を持参して出かけます。
朝習慣5.冷蔵庫の中を写メする
これは毎日ではありませんが、週2~3回は冷蔵庫の中を写メします。その理由は、スーパーで買い物をするとき「買い物メモ」代わりになって便利なだけではく、「今晩、何つくろうかな?」というときにも役立つから。
スマホは常に携帯しているので、外出先での移動中などちょっとしたすき間時間に、冷蔵庫の中身の写真を見て、今晩の献立を考えることができます。
「夕飯の用意はつくるよりも、献立を考えるのが苦痛」という人は少なくありません。電車を待つ間や電車に乗りながら考えるなら、そんな苦痛が少しは和らぐかも。外食やスーパーの総菜を買うなどムダな出費をしないで済みます。
お金を貯めている人の朝の習慣をご紹介しました。特別なことや難しいことはひとつもなく、明日の朝からでもできそうなことばかり。できそうなことから真似してみてください。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。