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【お金の専門家も実践!】エアコン“以外”にするべき夏の電気節約術7選

2020/07/04

電気代がかさみやすい夏。それを抑えるには、エアコンだけ気にしていてもダメ。ほかの家電も上手に節電することが、効果的な節約につながります。節約アドバイザーの丸山晴美さんに、エアコン以外の家電の電気節約術を聞きました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2020年5月時点の取材情報を元にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。

今回のテーマは「エアコン以外の電気節約術」!

節約ポイント1:冷蔵庫は「設置環境」と「開閉回数」がカギ

夏に消費電力が多い家電トップ3は、1位エアコン、2位冷蔵庫、3位テレビです(※1)。エアコンは気にして節電するご家庭が多いですが、そのほかは見逃されがち。電気代の節約度は、エアコン以外の家電をどのくらい節約できるかで変わってきます。

消費電力2位の冷蔵庫は、暑い場所にあると熱を放出できず、熱効率が下がって消費電力が高くなります。日光が当たらない場所に置き、周囲に適度な隙間をあけることが大切です。日が当たる場所にあるなら、日よけをしましょう。

冷蔵庫の上に荷物を置いている場合は、片づける、もしくは小型スチールラックなどを利用して空間をつくってください。

冷蔵室に食材を詰め込みすぎるのも、冷気の流れを悪くして消費電力を増やすことに。冷蔵室は詰め込みすぎず、冷凍庫は逆に隙間ができないようギッシリ詰め込むのがベストです。冷凍庫は凍らせたペットボトルや保冷剤で隙間を埋めましょう。

夏は設定温度を「強」にしがちですが、効率よく使えば「中」でも大丈夫。自動運転機能があるなら、それが最も効率よく電気消費を抑えられます。

夏場は飲みものを取り出すなど、冷蔵庫の開閉回数が増えます。これも消費電力が高くなる要因のひとつ。飲みものは保冷効果のある水筒やポットに氷といっしょに入れ、リビングやキッチンに置いておきましょう。

また、買いもの後のレシートを冷蔵庫の扉に貼って、使ったものからペンで消していけば、冷蔵庫を開けなくても中に何が入っているのかがわかります。

これらの工夫をするだけでも、冷蔵庫を開ける回数をグッと減らすことができますよ。

節約ポイント2:テレビは「輝度(明るさ)」を下げ、こまめに切る

テレビは画面が明るいほど、消費電力が上がります。「省エネモード」がある場合はそれに設定するとともに、画面の輝度(明るさ)を下げ、必要なとき以外はこまめに消しましょう。

ひと昔前は「使わないときはコンセントからプラグを抜く」ことがすすめられましたが、現在ではそれは推奨できません。地上デジタルテレビ放送、いわゆる「地デジ」は、立ち上げの際の受信に最も電力がかかるので、スイッチはオフにしても、プラグは抜かないのが正解です。

節約ポイント3:LEDライトの消費電力は、蛍光灯の1/2以下

消費電力が高い白熱電球を使っているお宅は、現在では少ないと思いますが、もし使っている場合はすぐに換えましょう。

LEDシーリングライトの消費電力は、蛍光灯シーリングライトの1/2以下(※2)。照明はできる限りLEDにして、日中は不要な照明をこまめに消すのが基本です。

節約ポイント4:保温機能はできる限り使わない

調理した米を電気炊飯器ですくい上げる
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各種「保温機能」による電力消費も見逃せません。

炊飯器は6時間保温=1回の炊飯と同じ電力を消費しますので、朝に1日分をまとめて炊き、冷蔵庫や冷凍庫に保存するのがおすすめです。電気ポットも不必要に長時間保温を使うのは避けましょう。

便座シートの保温は、夏場は消しても良いでしょう。座ったときのひんやり感が苦手なかたは、100円ショップなどで売られている貼る便座シートを利用すると良いでしょう。温水もオフにするか、タイマー節電機能を利用するのがおすすめ。その機能がない場合は、使わない期間はコンセントからプラグを抜いておきましょう。

節約ポイント5:お風呂は沸かすよりためる!

一旦、浴槽に水をためてから沸かすよりも、給湯器を使って直接お湯をためるほうが省エネにつながります。その際、フタをしないと浴槽にためたお湯からどんどん熱が逃げてしまうので、夏でも必ずフタをしましょう。

また、入浴は間隔をあけずに続けて入り、保温や追い焚きをしないことも節約効果を高めるポイントです。

節約ポイント6:給湯器コントロールパネルはこまめにオフ

キッチンやお風呂でいつでもお湯が使えるように、給湯器のコントロールパネルを常にオンにしていませんか?

家庭の待機電力(機器を使用していないのに消費される電力)の約20%が、給湯器コントロールパネルと言われています。使わないときはこまめにスイッチをオフにしましょう。

節約ポイント7:スイッチつきタップで手軽に待機電力対策

男性やエネルギー効率の概念を削減、エネルギーを節約するオフ ボタン電源スイッチを押すと女性の手
marchmeena29/gettyimages

給湯器コントロールパネル以外でも、コンセントにプラグを入れっぱなしにしている場合、ほとんどの家電が待機電力を消費しています。これを減らす方法は大きくわけて以下の2つです。

・リモコンではなく、主電源で切る
・長時間使わない機器はコンセントからプラグを抜く

毎回プラグを抜くのが面倒ならば「スイッチつきタップ」を使い、スイッチを切るようにすれば簡単です。

ただし、機器によっては、プラグを抜くことで漏水やガス漏れの検知機能や凍結防止機能が働かなくなるなど、安全面などの問題が生じる場合もありますので、そのような場合はプラグを抜かないようにしましょう。

また、DVDレコーダーなど、設定が無効になってしまうためにプラグが抜けない場合は、表示OFF機能を利用したりすることで節電できます。

近年では、待機時消費電力が小さい製品が増加していますので、機器を購入する際には、待機時消費電力が小さいものを選ぶことも大切です。

なお、エアコンの電気節約術については、以下を参照ください。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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