食費3万円台の人たちの共通点とは!?必ずやっていること&絶対やらないことを分析
2024/03/02
食費を減らすのが難しくなっている昨今ですが、そんな中でも食費3万円台をキープしている人たちがいます。
全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが、「食費3万円台の人たちが必ずやっていること、絶対やらないこと」を解説します。
- 必ずやっていること1:買い物前に食材を使い切る
- 必ずやっていること2:調味料などの在庫切れメモをつくる
- 必ずやっていること3:おかずを多めにつくって使いまわす
- 必ずやっていること4:サブおかずに出すだけのものを採用する
必ずやっていること1:買い物前に食材を使い切る
食費3万円台の人は、たいてい買い物に行く曜日が決まっています。よくあるのが土曜日にまとめ買いするパターン。その場合は、前日の金曜日が食材の「余り物一掃デー」になっていて、残り物を投入した鍋や炒め物をつくって在庫を使い切ります。
あるいは、在庫を使い切るまで買い物に行かないパターンもあります。「食材がなくなってきたから買い物に行こうかな~」というとき、あともう1日踏ん張って、余り物でつくれる「サバイバルメニュー」で乗り切ります。
必ずやっていること2:調味料などの在庫切れメモをつくる
食費3万円台をキープしている人で、買い物メモを持たずにフラリとスーパーに行く人は、ほとんどいません。買い物前に冷蔵庫を開けて在庫をチェックして、買い足すものをメモする人と、在庫が切れたものを日ごろから書きとめておく人がいます。
在庫切れメモを持参することで、「家にあると思ったらなかった」の買い忘れや、「ないと思って買ったら、家にまだあった」のダブリ買いが防げます。
必ずやっていること3:おかずを多めにつくって使いまわす
ハンバーグや餃子など手の込んだおかずをつくるときは、多めにつくってほかの日にも使いまわします。たとえばハンバーグは今日の夕飯で食べる分以外に、ミニハンバーグをつくって焼いてから冷凍。解凍してお弁当のおかずにしてもよし、凍ったままスープに投入してもよし。
餃子の場合は、包むところまで終わらせて片栗粉をふって冷凍するか、餃子のひき肉ダネを丸めた状態で冷凍し、チャーハンをつくるときにフライパンで炒めてパラパラにほぐして具にします。
必ずやっていること4:サブおかずに出すだけのものを採用する
食費3万円台の人はごはんづくりをがんばりすぎません。メインおかずが手づくりのものなら、サブは出すだけのものでOK。
電子レンジでチンするだけのしゅうまい、3個パックの豆腐・卵豆腐・納豆・もずく酢、湯煎するだけのミートボールなど。
手間がかからないだけではなく、値段も安くてダブルメリットです。
必ずやっていること5:献立をルーティン化する
「今日は何にしようなか~?」と献立に悩むことがないように、1週間の献立を決めてルーティン化します。
たとえば、
月:魚
火:肉
水:丼もの
木:麺の日
金:在庫一掃メニュー
土:ホットプレート料理
日:家族のリクエストに応える日
……など。ざっくり決めておくだけでも献立を考える時間が短縮でき、買うものもパターン化するので食費が安定します。
絶対やらないこと1:料理本のレシピどおりにつくる
料理本どおりにつくろうとすると、ふだんあまり使わない食材や調味料を買わなくてはいけないことも。使い慣れていない食材や調味料は使い切れずにムダになることが多いので、代用できるもので自分流にアレンジします。
絶対やらないこと2:半額だからと2個買う
食費3万円台の人は、「半額だから2個買っても、元の値段と同じ」とは考えません。どんなに安くなっていても、食べ切れる分だけを買うのが本当のお得。
同様に白菜、キャベツ、大根などの大物野菜は1個まるごと買った方が割安でも、「使い切れない」と判断したら、多少割高でも1/2個分を買います。
絶対やらないこと3:レジ横のお菓子を買う
レジに並んでいるときに目につくレジ横のお菓子。つい手が出てしまいますが、そこがスーパーの狙いでもあります。
食費3万円台の人は、レジに並んでいるときは、カゴの中を見直して、「買わなくても済むもの」を買っていないかをチェックしているので、レジ横のお菓子には目もくれません。
まとめ
食費を減らすのは小さなことの積み重ね。自分のストレスにならない範囲で真似できることがあったら、参考にしてみてください。続けることで食費が少しずつ減っていくはずです。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。