エアコン交換

今年エアコンを買い替えないと大損する可能性も!?節約の専門家がすすめるエアコンの買い替え時

2021/07/02

新しいエアコンの方がエネルギー効率が良く電気代もかからない、とわかっていても、使えるうちはなかなか買い替える気にならないもの。でも「今年はまさにエアコンの買い替え時と言えます!」と節約アドバイザーの丸山晴美さんは言います。その理由を解説します。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2021年6月時点の取材情報を元にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「エアコンの買い替え」!

2021年の冬は大規模停電や電気料金急騰が起こるかも!?

2021年5月に経済産業省が「この冬は深刻な電力不足が見込まれる」という発表をしました。コストがかかる古い火力発電所が休廃止されているなど、いくつかの要因が重なったためで、家庭や企業に本格的な節電要請を出す可能性も示唆しています。

さらに、秋冬の気候状況などによっては、大規模停電や一部の電気料金が急騰する可能性もあると言われています(※)。

すでに4月、5月と電気料金・ガス料金が値上がりしました。この夏はステイホームの影響で電気の使用量が増え、電気代がかさむ家庭が多いことも予想されます。

もちろん、国もさまざまな対策を取っているようですが、電力不足がいつ、どこまで解消されるかは見えない状況です。

これらのことを考えると、家のエアコンが14〜15年使っている古いタイプのものだったり、在宅時間が急増しているご家庭は、今がエアコンの買い換え時と言えるでしょう。

灯油やガソリンなど他のエネルギーも値上がりする可能性大

寒冷地域などで、エアコンよりも灯油や石油ストーブ、ガスを使った暖房器具の方が主流という場合も、安心はできません。
電気代が上がるとその影響で、灯油やガソリンなど他のさまざまな燃料も値上がりする可能性があります。古い暖房器具を使っている場合は、よりエネルギー効率の良い新製品に買い替える良いタイミングと言えます。

なお、エアコンの買い替えをする際は、住宅環境と部屋の広さに合うもの、省エネ性能が高いものを選ぶようにしましょう。その際、統一省エネラベルの星の数を参考にすると選びやすいでしょう。2020年からは新ラベルに変わり、よりわかりやすくなりました。

出典:省エネ性能カタログ2020年版 家庭用

実際に電気代の負担が大きくなってから慌てて買い換えると、混んでいて設置までに時間がかかったり、欲しい商品の在庫がなくなってたりするなど、さまざまなトラブルが考えられます。焦って高値の品をつかんでしまう危険性もあります。

そうならないよう早めに手を打ち、上手な買い物をするというのも、リスク管理として大切なこと。家の中の電気製品の使用期間をこのタイミングにチェックし、しっかり上手に対策を立てましょう。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママのお金に困らない本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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