「キャッシュレス決済」の3大お悩みはコレで解決!~家計簿への書き方3選~
2021/09/25
ここ数年ですっかり定着した「キャッシュレス決済」。現金を持ち歩いたり、さわったりせずスピーディーに買い物ができるのはもちろん、ポイントや現金還元などのお得な特典もあることから、現金派から乗り換える人も増えています。
とくに、還元率も高く、キャンペーンが目白押しの「電子マネー」や「コード決済」はスマホひとつで身軽にでき、ポイ活などのプチ稼ぎにも効果的な会計方法として積極的に取り入れられているよう。
……ですが、同時に管理方法に悩む人が多いのも事実。
スマホ決済は、現金支払いに比べて「お金を使ったという感覚が薄く、つい使いすぎてしまう」「何にいくら使ったかわからず、管理しづらい」「家計簿にどう書いてよいのかわからない」という声もよく聞かれます。
そこで編集部では、読者アンケートで「スマホ決済に対応した家計簿の書き方」をサーチ。みんなのお悩みを解決する、おすすめの書き方や管理方法をご紹介します。
悩みその1 つい使いすぎてしまう
まずは、もっとも多い「使いすぎてしまう」というお悩みから。
●「1カ月分のキャッシュレス決済の予算を決め、その額ピッタリチャージします。プリペイドカードと同様に考え、残高がなくなったら今月はそれで終わり」(M.Aさん・42歳)
●「とにかく、スマホ決済は”打ち出の小づちではない!”と肝に銘じることですね。自動チャージ設定をオフにして、決めた額までしか使えないようにしています」(C.Nさん・36歳)
●「外出先では絶対にチャージしないと決めていて、チャージするのは家で家計簿を広げながら。チャージしたタイミングで、メモ欄に書きこんでいます。自分が何のために、いくらチャージしたかわかるから、これ以上は使えないと意識できるように」(Y.Tさん・39歳)
コメントからもわかるように、「限度額」をあらかじめしっかりと決めておくことが使いすぎを防ぐ最大の秘訣のよう。
また、「お金を使った」実感をもつために、チャージは現金、または即引き落とし方式のみとし、支払いがずれて複雑になりがちなクレジットカードは避けるという回答も多くありました。
悩みその2 何にいくら使ったかわからない
次に、「支出額がうやむやになりがち……」というお悩みについて。
家計管理は、「何にいくら使ったか」を把握して全体を俯瞰し、お金の流れをととのえることです。ムダ遣いに気づき、ブロックするためにも、やはりしっかりと記録しておきたいところ。家計簿で現金払いの時に記帳するのと同じように、支払いのたびに記帳するのが望ましいといえます。
●「支払い方法が異なるだけで、”お金を使った”ことに変わりはないのだから、使ったらその都度記入しています」(K.Iさん・41歳)
●「買い物の内訳がはっきりしないままだと、ムダ買いや使いすぎにも気づきにくいですよね。私はスマホ決済でも詳細をきっちり書いて、自分のお金づかいの傾向を把握しています」(H.Tさん・52歳)
……と、スマホ決済によって出費や使途不明金がふえたという人は、やはり記録が必要といえそうです。
悩みその3 家計簿にどう書き込めばよいかわからない
そして最後に、「家計簿にどう書き込めばいいか」というお悩み。
自分のタイプに合わせて、以下の3つから選んでみてはいかがでしょう。
タイプA 使った費目ごとに記入
何をいくらで買って、どんな支払い方法をしたか、一品ずつ「しっかり」記録したい人にオススメ。
タイプB チャージしたときだけ記入
チャージした日にチャージ額だけ記録する方法。家計簿はとにかくシンプルに徹したい人にオススメ。
また、電子マネーは交通費のみ、〇〇ペイはドラッグストアのみ使用など、ほぼ決まった費目でしか使用せず、詳細が不要な場合もこちらの方法が向いています。
タイプC チャージしたときに記入&内訳もメモ
チャージした分で実際に何を買ったか軽く記録したい人にオススメ。
自分に合った書き方を
これなら、”シンプル派”も”ちゃんと派”も納得のいく書き方ができそう。1円単位まで記帳するのがめんどうなら、10円、または100円単位で繰り上げてOK、現金還元でマネー残高が増えた場合、500円、あるいは1000円以上は収入として記入する……など、自分なりの工夫を取り入れて使いやすいようカスタマイズしている人も多いんです。
いずれにしても、「今いくら使っている」「あといくら使える」かがわかるので、赤字を防ぎ、計画的な貯蓄へとつなげてくれるのが家計簿。これからも普及が進むキャッシュレス決済を上手に使って、やりくりをもっとオトク&便利に進化させちゃいましょう!
編集/サンキュ!編集部