1,000万円貯めるために、すぐやること&すぐやめること
2022/02/22
「1,000万円貯める」と言っても、金額が大きすぎて何をどうしたらいいのか、わからない人が多いはず。
ならば、実際に1,000万円貯めた人がやったこと/やめたことを真似してみるのが、1,000万円貯蓄への近道かも。
今は貯金ができていなくても、お金のことが苦手でも、子育てに追われていてもできることを、全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
すぐやること1:買い物メモをつくる
食費を減らす手っ取り早い方法は食品ロスをなくこと。余計なものを買うとそのぶん、お金が出ていくし、使い切れずに腐らせてしまったら、買ったお金がムダになってダブルでムダに。
それを防ぐには「買い物メモ」が効果があります。買い物前に冷蔵庫の中をチェックして、今あるものを使い切る献立をざっくり考えて、足りない食材をメモします。
メモにあるもの以外は買わないのが基本。安売りしていて、どうしても買いたい場合は、その食材を使うメニューが思い浮かぶかで判断。どんな料理で使って、いつ食べるかが浮かばないものは、食品ロスになる可能性大です。
すぐやること2:使っていないカードを手放す
使っていないカード類でお財布がパンパンなのはNG。クレジットカードはメイン+サブの2枚で十分間に合うはず。ポイント還元率がいいものを優先して残して、集中的に使えばポイントが効率よく貯まります。
ショップのカードもよく行くお店のものだけに。財布がスッキリすると、お金の使い方が整います。
すぐやること3:格安スマホに乗り換える
「すぐやる」と言っても、これはちょっと手間がかかります。調べたり、比較検討したりするのが面倒で後まわしにしがちですが、スマホ代は固定費なので見直し効果は大きいです。
今は、携帯会社各社が競って安いプランを出しています。ネットで調べて、わからないことは店舗が近くにある場合は、実際に行って確認してもいいかも。後まわしにするほど、お金が出て行きます。
すぐやめること1:食費を削りすぎる
食費を節約すると、給料日前に残るお金が増えるので節約のしがいがありますが、食費の削りすぎはNG。高い食材を買うなどぜいたくをする必要はありませんが、食べることは健康の要でもあり、生活の楽しみでもあります。
豆腐、もやし、うどん……などを多用して献立が“白っぽく”なってきたら、食費を削りすぎかも。
すぐやめること2:気のすすまないおつき合い
「仲間外れにされないように」「みんなといっしょの方が安心だから」とおつき合いに振りまわされると、お金が出ていくだけではなく、ココロが疲れます。
「ムリせずに気の合う人とだけつき合おう」と思えば交際費が節約できて、気持ちもラクになります。
すぐやめること3:「お金がない!」と言う
「お金がない!」が口グセになっていませんか?
「お金がない!」と言ったら、お金がどこかから出てくるわけではありません。ママがいつも「お金がない!」と言っていると、聞いている夫や子どもの気持ちも沈みがちに。
ぼやきたいのはやまやまでも、ここはグッとガマンして。
まとめ
お金のことが苦手な人は、とにかく貯めている人の真似っこから始めてみましょう。真似することを少しずつ増やしていくことで、あなたも貯まる人に近づくはずです。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。