毎日をシンプルに暮らす「小さな行動集」

2019/03/09

貯蓄の達人たちの暮らしを取材すると、ほとんどの人が”シンプルな生活”をしていることが判明。一体どんなことをシンプルにすれば、貯まる人になれるのでしょうか。シンプル習慣を身につける方法を教えます!

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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(1)「お金の使い方」をシンプル化

特売に釣られたり、ポイントゲットに躍起になったりと面倒なことはスパッとやめましょう。お金の使い方こそ「シンプル」を心がけて。

【やめること】
□財布に多めに現金を入れるのをやめる
「毎週月曜日に財布に1万円を入れる」などルールを決めて、それ以上は持ち歩かないこと。余分なお金を持たなければムダ買いなし。

□見切り品を買うのをやめる
見切り品は賞味期限が迫っている食材なので、早く使い切る必要があります。使い切れるメニューが思いつかない場合は手を出すべからず。

□まとめ買いをするのをやめる
まとめて買うと、日もちさせるために肉を冷凍したり、野菜を下ゆでするなど下処理が必要。それが面倒なら必要な物をその都度買って。

□定期購入をやめる
サプリメント、日用品、化粧品などは定期購入すると割引がありますが、使い切れずにたまっているなら、いったん解約してリセットを。

□お菓子のお徳用パックを買うのをやめる
通常サイズよりも割安でも、あればあるだけ食べてしまっては意味なし。割安といっても、大量買いが習慣になると痛い出費に。

□「送料無料」の合計額になるまで買うのをやめる
ネットで買い物をするとき、「送料を払うのがもったいない」からと、無料になるまで買いたすのはムダ買い。送料を払っても、必要な物だけ買うほうが節約に。

【やること】
□家の近所に行きつけのスーパーをつくる
行き慣れたスーパーなら、どこに何があるか把握しているので買い物が時短に。スーパーの滞在時間を短くするほどムダ買いが減ります。

□週末まとめ買いするなら、朝イチに1人で行く
家族と一緒だとよけいな物を買いがちなので、午前中に1人でスーパーにGO!ムダ買いが減り、午後の時間を有効に使えます。

□ネット通販は「レジに進む」前に立ち止まる
商品を買い物カゴに入れたら、レジに進む前にいったん立ち止まって。冷静になってから、ムダな買い物がないかをチェックして。

□ポイントはスマホ専用のアプリで集める
ポイントはStocard、スマホサイフ、楽天PointClub、dポイントクラブなどアプリで管理。カードを何枚も持ち歩く必要がなくシンプルに。

□生活費と妻小遣いを分ける
妻小遣いと生活費が一緒になっていると、生活費をズルズル使うことに。妻小遣いは財布を分け、その金額内で自由に使うルールに。

(2)「情報収集」をシンプル化

今の世の中、情報があふれています。流されないためには、情報収集をシンプルにするのが効果的。必要な情報だけを選んで。

【やめること】
□あちこちのチラシをチェックするのをやめる
あちこちのスーパーのチラシを見比べると、数円の差に振り回されてしまいます。チェックするならいつも行くスーパー1~2店だけで充分。

□より取り○点買いをやめる
まとめ買いで値引きになるのはお得なようですが、必要のない物まで買うことに。「必要な物」を「必要な数」だけ買うのがシンプル。

□お散歩ついでの買い物をやめる
散歩に出たついでに、フラリとお店に寄るのはムダ買いのもと。「お店に寄るのは買いたい物があるときだけ」をルールにしましょう。

□なんとなく買い物に行くのをやめる
買い物に行く前に、必ず在庫をチェックして買い物メモをつくって。メモにある物だけを買い、スーパーの滞在時間を短くしてムダ買いを防止。

□たまたま入った店でクーポン券をもらうのをやめる
クーポン券をもらうのはよく行く店だけが基本。やたらともらっても、使わなければ意味なし。クーポン券を使うために買い物するのも×。

□無料の物を何でももらうのをやめる
試供品やおまけなど、ただという理由だけでもらわないように。物が増えてゴチャつくだけ。「使い切れる物だけをもらう」を基準にして。

□〝限定○○個限り〞に飛びつくのをやめる
お店側の狙いは「残りわずか」や「今だけ」など購入機会を限定して、買い物欲求を刺激することにあり。誘惑に負けないことが大切。

□作った料理をSNSにアップするのをやめる
SNS用に見栄えをよくするために、本来なら買わずにすむ彩り食材を買いがちに。そのせいで食費が赤字になっては元も子もありません。

□ベッドやトイレにスマホを持ち込むのをやめる
スマホをいじる時間が長いと、それだけ物欲を刺激する情報が目に入るもの。ムダ買いを防ぐためにも、だらだらスマホを眺めるのはやめて。

□人のまねをするのをやめる
人が持っている物は素敵に見えて「欲しい」と思いがち。まねして買っても、自分に合わないとすぐに飽きることになります。

【やること】
□1日30秒、レシートを見る
買い物をしたその日のうちに、レシートをチェック。「実は買う必要がなかった物」に×をつけるだけで、次回からムダ買い防止になります。

□欲しい物リストをつくる
限られたお金で満足のいく買い物をするには、欲しい物の優先順位を決めること。自分が本当に買うべき物が見極められます。

□つけっ放しのテレビを消す
テレビは、見たい番組があるときだけつけるのがシンプル。情報は〝受け身〞ではなく、自分にとって必要な物だけを選択するくせをつけて。

□買う前に買ったあとのことを想像する
店頭で、それを使うシーンや置く場所を具体的にイメージできる物だけを買うように。買った物を不要品にしないためのコツです。

(3)「マインド」をシンプル化

ややこしいことは考えない、ものに執着しない……などマインドをシンプルにするとストレスがなくなります。余計なストレスに振り回されなくなると、衝動買いやムダ買いが減らせて、貯蓄もアップする傾向が。

【やめること】
□家計簿を細かくつけるのをやめる
細かく費目分けしたり、買った物を全部記入するのは、手間がかかる割に節約効果はイマイチ。使った金額を把握できる程度で充分。

□自分に〝プチごほうび〞をあげるのをやめる
「プチも積もれば」で、ちょこちょこあるとかなりの出費に。プチごほうびは満足度も〝プチ〞なので、すぐに次のごほうびが欲しくなります。

□すぐ収納グッズを買うのをやめる
収納グッズを買うと、それだけで片づけた気持ちになるものですが、実際に片づいたかどうかは疑問? ただ単に収納グッズが増えただけのことも。

□「いつか着られるかもしれない」をやめる
いつ、どんなシーンで着るかを具体的にイメージできない服は買わないこと。「ヤセたら着られるから買う」ではなく、「ヤセてから買う」がシンプル。

【やること】
□1日に1回、心の中で反省会を開く
夜寝る前に今日の出来事を思い起こし、ムダな買い物がなかったか、本当に必要なことにお金を使ったかを自問してみましょう。

□家族に「ありがとう」と言う
家族が何かしてくれたら「ありがとう」のひと言を。感謝の気持ちを伝えることで、家族もやりくりに協力的になってくれるはず。

(4)「家族の段取り」をシンプル化

家事の段取りがシンプルなら、時間も手間も省力化できます。毎日が笑顔になるから、貯める意欲がわいてきますよ。

【やめること】
□洗濯物をすべてきちんとたたむのをやめる
下着類、ジャージ、タオルなどしわが気にならない物はざっくりたためばよし。キレイにしまうことにこだわるのはやめましょう。

□毎日頑張って掃除するのをやめる
掃除は1日15分、集中してすることをルールに。完璧をめざさず「人が暮らしていれば散らかるのは当たり前」くらいにラク~に考えても。

□残り物をやたら冷凍するのをやめる
残り物をなんでも冷凍すると、冷凍化石が増えるだけ。翌日の朝食やおべんとうで食べ切ったり、作る量を加減して残さない工夫を。

【やること】
□休日、出かける前に炊飯器のタイマーをセットする
「疲れたから外食したい」ときでも、「家に帰ればご飯が炊けてる」と思えば、外食の誘惑に負けません。〝お疲れ外食〞はこの手で防止。

□家事をするときはタイマーをセットする
家事は時間を決めないとダラダラしがち。タイマーをセットして、時間内に終わらせることを決めると、テキパキと片づきます。

□きのこは買ったらすぐに冷凍する
きのこ類は意外といたみやすいので、石づきを取り、小房に分けて冷凍。日もちするだけではなく、袋から出すだけですぐに使えて便利。

□古いふきんや肌着を使い捨てできるぞうきんにする
古布は使いやすいサイズにカットして、すぐ手の届く場所で待機。ちょこっと拭きにティッシュやペーパータオルを使わずにすみます。

□使わない保存容器を捨てる
使わずに持っているだけの保存容器は思い切って処分。ニオイがついている、ふたがぴっちり閉まらない、変色している物はサヨナラ!

□その日の食器はその日のうちに洗う
疲れたからとシンクに洗い物をそのままにして寝ると、翌朝のテンションが急降下。「その日の洗い物はその日のうちに」でやる気もキープ。

□お出かけ前に掃除をする
帰宅したとき家の中が散らかっていると、気分がダウン。散らかっている様子を想像しただけで帰るのがイヤになり、寄り道→ムダ買いに。

まずはできることから始めてみましょう。そうすれば、いつの間にかシンプル習慣が身について、ラクに貯まる人になっているはずですよ。

参照:『サンキュ!』3月号「無理なく貯めている人は、超シンプル」より。掲載している情報は19年1月現在のものです。監修/丸山晴美 構成/竹下美穂子  取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部

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