ラクして食費が減る「冷蔵庫使い」をマスターしよう

2023/03/25

冷蔵庫はただの食材収納庫ではありません。実は、食費節約のカギを握る重要なアイテムなんです。今回は、食費節約に成功した節約の達人の冷蔵庫使いを紹介します。

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<教えてくれた人>
東いづみさん(東京都)
夫と3人の子ども( 双子&年子の小学生)、4匹の猫と暮らす。掃除好きが高じて掃除研究家となり、著書を出版。最近は食費節約の達人としても注目。

‐食費DATA‐
・月予算 3万円
酒代は夫小遣いから。米はふるさと納税の返礼品でまかなう。
・買い物頻度→3~4日に1回
1回の買い物につき3 ~4日分、使い切れる量だけ購入。スーパーのハシゴはせず、安くても必要以上に買わない。

「食材を使い切ることが食費節約の近道」と語る東さん。買い物前に、冷蔵庫の中を空にするサイクルを確立すれば、意識しなくても自然と食材が使い切れるといいます。早速、東さんが実践している”食材の使い切り方法”を見てみましょう。

ボリューム野菜は「ついでカット」

使いやすい「推し野菜」を決めておけば、献立に悩まず、出費も抑えることができます。東さんの推しは、皮やしんまで使える大型野菜。包丁とまな板を出したタイミングで多めにカットしておけば、すぐに使えるから半端に余ることなく食べ切れます。

●しんまで大活躍「キャベツ」
キャベツはピーラーでしんごとせん切りに。ドレッシングをかけるだけでサラダになるし、お好み焼きやメンチカツもすぐに作れます。

●葉も皮も栄養◎「大根」
大根は輪切りにして煮ものなどにし、余った皮は細切りにしてベランダで干し、切り干し大根に。さらに、葉は小口切りにしてみそ汁で使い切り!

●茎も柔らか「ブロッコリー」
ブロッコリーは小房に分けてゆで、余った茎はみじん切りにして冷凍。甘みがあるので、玉ねぎを切らしたときもスープや炒飯に活用できます。

食材を「見える状態」にする

食材を保存するときに透明の容器やポリ袋を使えば、冷蔵庫の中はシースルー状態。今ある食材が常に見渡せるので献立も考えやすく、使い忘れることなくあと一品が作れます。

●「あと一品ゾーン」の保存容器は透明で統一
冷蔵庫の2 ~ 3段目は、そのまま食べられる野菜や使い回しのきく常備菜を透明の容器で保存。きんぴらは卵焼きの具にしたり、ひじき煮はご飯に混ぜたりすればすぐに一品に。おかげで買いたしなしでも献立が充実。

●使い切りたい食材は冷蔵庫の目につくところに!
冷蔵庫でいちばん目につく4段目は、あえて何も入れない「からっぽゾーン」に。半端野菜が出たときやおかずが余ったときの定位置にし、優先的に使い切るように。副菜はここから作れば献立に迷うこともなし!

●市販の冷凍野菜は保存袋に移せば残さず使える
市販の冷凍野菜も副菜作りに大活躍。でも賞味期限が長いので、使い忘れて霜がついてしまうことも。そこで冷凍保存用ポリ袋に移し替えたら、中身も残量もひと目でわかり、1カ月でおいしく使い切れるように。

自家製冷食を作る

わざわざ作り置きしなくても、ふだんの調理中、ついでに切ったりまとめて焼いたりするだけで自家製冷凍食品が完成。これさえあれば、忙しい日の救世主になります。

●チンするだけで今日が救われるハンバーグ
ハンバーグは肉だねを2倍作り、ホットプレートで一気に焼いて半分を冷凍。チンするだけでメインおかずに。

●へとへとでも炒める気になる「炒飯セット」
ブロッコリーの茎や余ったにんじんを調理のついでにみじん切りにして冷凍。ご飯と炒めるだけで炒飯に。

冷蔵庫を空にするサイクルをつくったら、余分に買ったり、使いにくい食材を買うこともなくなり、食費が月5000円もダウンしたという東さん。皆さんもぜひ参考にしてみてください。

参照:『サンキュ!』3月号「無理なく食費を下げた人の3大革命」より。掲載している情報は19年1月現在のものです。撮影/高杉純 構成/出下真紀 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部

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