足つぼをもっと効かせるためのQ&A!押した後にやると効果が上がることって!?
2021/08/09
足つぼは押すだけでも効果がありますが、押し方やタイミングなどによって、さらに効果を高めることができます。気持ちよさを楽しみながらつぼ押しを習慣にすれば、疲れや不調知らずの元気な体に!
<教えてくれた人>
森田真理さん
鍼灸師、「Mari鍼灸Salon」代表。東洋医学、指圧、リンパドレナージ、女性ホルモン、解剖学などに精通。不妊や産前・産後ケア、生理や更年期のトラブルなど女性の悩みに特化した治療を実施。https://mari-shinkyu.com/
Q1 どうやって押せばいいの?
A 押しやすい手つきでOK!
足裏にしっかり刺激を加えることができれば、どんな手つきでも構いません。押すゾーンの面積に合わせて、手つきを変えると◎。押す手のほうが痛くなってしまう場合は、つぼ押し棒などの道具を使ってもよいでしょう。
握りこぶし
人さし指から小指までの関節を使う。面積が広いゾーンの刺激に便利。
指の関節
親指や人さし指を曲げて関節を使って刺激。強めの圧力をかけやすい。
指の腹
両手の押しやすい指の腹を使う。左右の指を重ねて力を増してもOK。
Q2 いつ押せばいいの?
A 体が温まっている入浴中や入浴後がおすすめ。
冷えていると体が硬くなるので、皮膚や筋肉がゆるんでいるタイミングでのつぼ押しが効果的。バスタブの中で押してもいいし、お風呂上がりにリラックスしながら実践してもいいでしょう。食後30分以内は押すのはNG。
Q3 押すときには何かつけるの?
A クリームやオイルをつけると効果アップ。
点ではなく面を刺激したいときは、クリームやオイルを塗っておくと、指の滑りがよくなり、気持ちよさが倍増。足裏の保湿にもなるし、香りつきの物ならアロマ効果も。顔のスキンケア感覚で足つぼ押しを楽しみましょう。
Q4 押したあとにすることは?
A 常温の水や白湯を飲めばデトックスが加速。
足つぼを刺激したあとは、全身のデトックス力が高まっています。このタイミングでコップ1杯の水や40℃くらいの白湯を飲むと、老廃物がさらに排出されやすくなります。ただし、冷水は内臓を冷やしてしまうので避けて。
Q5 どのくらいの頻度で押すの?
A 不調改善のためなら毎日、予防なら週2~3回でOK。
今ある不調を改善したい人は、毎日の習慣に。だいぶよくなってきたり、「疲れにくい体になりたい」など、不調の予防として行う場合は、週2~3回でも充分効果があります。まずは足裏と向き合うことを意識してみましょう。
Q6 押しすぎは体に悪い?
A NO!好きなだけ押してOK。
1カ所につき10回程度刺激すれば効果は充分得られますが、気持ちよければそれ以上刺激してもまったく問題はありません。ただし、強く押しすぎて内出血したり、肌や筋肉を傷めるなど、やりすぎには注意しましょう。
「3つの首を冷やさない」で体調がよくなる
【首】【くびれ】【足首】
健康のためにつぼ押しと同時に心がけたいのが冷え取り。せっかく足つぼを押しても、足首を冷やしてしまうと効果が目減りします。また、東洋医学で大事とされる首、ウエストのくびれも冷やさないように心がけましょう。
薄着になる夏は、首にストールなどを巻いて冷やさないように注意。
くびれはへそ上まで覆う大きめのショーツや腹巻きで温める。
夏でも常にはだしでは過ごさず、足首まで覆える長めの靴下を着用。
※この特集でのつぼという表現は、東洋医学のつぼと西洋医学の反射区を含みます。
参照:『サンキュ!』2021年8月号「足つぼ地図」より。掲載している情報は2021年6月現在のものです。イラスト/上路ナオ子 構成・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部