会社員、パート・アルバイト、フリーランス、起業、あるいはSNSを駆使したインフルエンサー活動など、多様な「仕事」が広がる現代。また、多くの選択肢があるなかで、自身のキャリア・生き方をステップアップするための「学び」の重要性も高まっています。
サンキュ!読者の皆さんも、「学び」や「仕事」についていっしょに考えてみませんか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、「学び」と「仕事」に関する情報をご紹介する連載「39WeeklyNews Learn&Biz」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の丸山希がお届けします。

- Topic1.新社会人におすすめのビジネス書ランキングTOP10!ビジネス以外の本もランクイン
- Topic2.20代の学びトレンドはリアルな体験!?人気の講座ランキング
- Topic3.学生に求められる企業はAI・DXスキルを習得できるかどうか。キャリア構築がカギに
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.新社会人におすすめのビジネス書ランキングTOP10!ビジネス以外の本もランクイン
株式会社ブックサプライが、社会人1年目の人に読んで欲しい書籍を厳選した「新社会人が今読むべき本ランキングTOP10」を発表しました。ビジネスマナーの基礎から仕事術やキャリアについてなど、これから社会人として歩みはじめた世代に刺さる本を集めています。
今回ランクインした10冊は、ビジネスについてだけでなく、お金の知識やコミュニケーション術、マインドなど、多岐に渡っています。新生活で不安になりがちな人の背中を押してくれる存在になるでしょう。
またブックサプライでは、読み終わった本を自宅で売却できるサービスも展開しています。
Topic2.20代の学びトレンドはリアルな体験!?人気の講座ランキング
学びのマーケット「ストアカ」を運営しているストリートアカデミー株式会社は、2024年12月から2025年2月末までの20代の受講データをもとに、人気の講座ランキングを発表しました。ランキング結果では、「演劇」や「スピーチ・プレゼン」「メイク・パーソナルカラー診断」などの自己表現に関する講座が上位を占めています。
そのほかにも短期間で習得できる「バク転」「麻雀」「ラテアート」などの趣味にも繋がる講座も人気です。受講が2時間や1日というという、短い時間で成果を得られる点が20代のライフスタイルとマッチしていると考えられています。
人気の講座を総合してみると、いずれもリアルな体験に集中していることがわかりました。オンライン学習が普及しているものの、対面での講座がランクインしていることから、リアルな体験が再評価されていると考えられるでしょう。
Topic3.学生に求められる企業はAI・DXスキルを習得できるかどうか。キャリア構築がカギに
株式会社学情は、2026年3月卒業(修了)予定の大学生と大学院生を対象に、「AI・DXスキル」についてアンケートを実施しました。アンケート実施の背景には、ChatGPTなどの生成AIが普及してきて、企業もAIを取り入れる動きが急速に加速。学生はデジタル活用にポジティブなので、AI活用やDX推進に関するスキルについて、どのように考えているのか把握する狙いがあります。
アンケート結果では、AI活用、DX推進により新たに必要になるスキルについて、習得したいと答えた学生は8割を超えました。自分のスキルアップに必要、これからの時代にマストと考える学生が多いようです。
また、AIの活用、DXの推進に必要なスキルが習得できる企業や仕事について魅力を感じると回答した学生と、どちらかと言えば魅力を感じると回答した学生を合わせると、7割を超える結果になりました。活躍の場の広がりや将来のキャリア構築に役立ちそうと考える声が集まる結果になりました。
これから必須になるであろうスキルを学ぶ意欲がある学生が多く、それらを身につけられる企業に魅力を感じているということがわかりますね。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
「学び」や「仕事」に関する情報を一歩(ワンステップ)踏み込んで調査!その内容をご報告します。
AIに関する法律はどうなっているのか
生成AIの誕生により、たびたび議論されるのが法の整備です。AIに関する日本の法律が、現時点でどのようになっているのか調べてみました。
驚いたのは、AIを意識した規制が日本ではほとんど見られないということ。なお、EUでは世界初となる「AI規制法」となる包括的な法律があり、そのルールは全部で85条にものぼるそう!日本ではガイドラインとして自主規制をしているものがほとんどで、その内容は比較的やさしいと思います。
とはいえ、気をつけなければいけないことはあります。
・個人情報を生成AIに読み込ませない
・著作権や肖像権のあるもののコピーやアップロード
私たちが利用する際は、個人情報を読み込ませないようにするだけでなく、利用するAIが著作権や肖像権といった法律に触れないかも確認しておく必要があるでしょう。今後もAIに関するルールの動向を気にしておきたいと思います。