冷蔵庫内の平均温度は何度?最適な温度を安定させるための方法
2021/12/06
ハウスクリーニングや家事代行、不用品回収、引越しなど、暮らしにまつわることならなんでもおまかせ!
この記事では、「こまった」を抱える人と、それを解決するプロをつなぐオンラインサービス
「くらしのマーケット」さんに、いますぐ役立つ暮らしのテクニックを紹介してもらいます。
おしえてくれたのは: くらしのマーケット
くらしのマーケットは、ハウスクリーニング・引越し・不用品回収など、200種以上の暮らしのサービスをオンライン...
冷蔵庫内の平均温度は何度?最適な温度を安定させるための方法
冷蔵庫に入れていたにもかかわらず「賞味期限よりも前に食材が傷んでしまった」「飲み物の冷えが悪い」という場合は、冷蔵庫の温度設定を間違っている可能性があります。この記事では冷蔵庫の平均温度と、最温を安定させるための方法を紹介します。
1)冷蔵庫の種類と平均温度は?
多くの冷蔵庫は、冷蔵室・チルド室・野菜室・冷凍室の4つの部屋が設けられています。それぞれの最適な温度と特徴を紹介します。
1-1)冷蔵庫
冷蔵庫の室温は約2〜6℃となっています。場所によって温度が異なる場合があり、ドアポケット部分は高め、冷気の吹き出し口などは低めの温度になりやすいです。
多くの菌は10℃以下で繁殖力が弱まるため、冷蔵庫に入れると食材が長持ちするのです。食材の持ちが悪いと感じる場合は、適温まで冷えていない、もしくは温度が安定せずその間に食材が劣化しているということが考えられます。
1-2)チルド室
冷蔵室の下部にある部屋で、蓋やカバーがついているので温度変化が少ないです。
冷蔵室よりも室温が低く設定され、食材を凍らせないギリギリの温度である0~2℃に保たれます。
チルド室に保管することで発酵を遅らせることができるので、キムチや納豆などの発酵食品の保存に向いています。
1-3)野菜室
野菜室の平均温度は、約3~8℃で冷蔵庫の中で最も高いです。野菜室は、冷蔵室よりも湿度が高く冷風が直接食材に当たらないようになっています。
冷蔵室よりもやや高めの温度なので、チョコレートやお米の保存場所としてもぴったり。
1-4)冷凍室
冷凍室の平均温度は約-20~-18℃。多くの菌は-15℃で繁殖が停止するため、食材を冷凍すると超長期保存が可能になるのです。ただ完全に全ての菌が死滅するわけではありません。
参照:Panasonic 【冷蔵庫】冷蔵庫の庫内の温度はどのくらいなのか?
2)夏と冬で温度調節を変える?
庫内には、温度設定をコントロールするつまみやボタンが付いています。多くの場合、「強・中・弱」の三段階です。
強:中よりも2~3℃低くする
中:約3~5℃
弱:中よりも2~3℃高くする
特に小型の冷蔵庫は、周囲の温度に庫内の温度が左右されやすいため、季節によって温度設定を変える必要があります。
夏は中~強、冬は中~弱がいいでしょう。ただ夏冬にエアコンを稼働させている家庭も多いので、基本的に中設定にして冷え具合に問題があった時に変更すればOKです。弱にすれば電気代が節約できるので、適温に保たれるのであれば、弱での稼働がおすすめではあります。
3)ドアの開け閉めを最小限にする
当たり前のことですが、ドアを開けると外気が冷蔵庫内に入り込み温度が上がってしまいます。10秒開けると1℃ほど温度が上昇してしまいます。
ドアの開け閉めの回数を減らし、開ける時も短時間にしましょう。食材を置く場所を大体決めておき、サッと取り出せる工夫をするといいですね。
4)しっかり冷やしたいものは奥に入れる
冷蔵室の奥には冷気の吹き出し口があり、外気の影響も受けにくいので適温に保たれやすい場所です。生の肉や魚など傷みやすい食材は奥の方に入れましょう。温度変化によって風味が損なわれやすいバターも奥に保管するのがおすすめです。
逆にドアポケットは最も温度変化が大きく、外気の温度に左右されやすい場所。傷みやすい牛乳は、夏場はキャップ付きの容器に入ったものにするなどして、奥の方に寝かせて保管すると安心です。ドアポケットには、ペットボトルに入った飲み物、保存容器に入れた漬物など温度変化に強い食材を入れるといいでしょう。
5)冷蔵室の容量は空間の7割が最適
庫内の温度を安定させるためには、冷蔵室の中に入れる食材の量に注意しましょう。冷蔵室は、空気を循環させて庫内や食品をまんべんなく冷やします。
しかし、食品がめいっぱい詰まっていると空気の流れが悪くなったり、食品の大部分が全く冷気に触れなかったりして、庫内で温度差が大きくなってしまいます。特に空気の吹き出し口付近はものを詰め込まないようにしてください。
逆にすっからかんの状態もよくありません。ドアを開けるたびにほとんどの空気が入れ替わり、温度が安定しないからです。適温を保つためには、冷蔵室の容量の7割程度が食品で埋まるのが最適といわれています。
6)冷凍室はパンパンでもOK
冷蔵室は適度に隙間を作るのがポイントですが、冷凍室はパンパンに詰め込んでもOKです。凍った食材自体が庫内を冷やし温度が安定するからです。また、災害などで停電が起こった際にも、長時間温度が保たれてすぐには腐りません。
逆にスカスカの場合、外気が入り込み温度が上がりやすいので、適度に詰め込むようにしましょう。
7)まとめ
冷蔵庫には最適な温度がありますが、外気温や使用方法、場所によって2~3℃の差が出ます。最適な温度に保つためには、ドアの開け閉めや容量などに気を使い、食材を適材適所に配置することで、上手に冷蔵庫を活用してください。そうすれば、適温を保てるだけでなく、食品ロスを減らしたり電気料金の節約できたりしますよ。
ところで、
「最近忙しくて、家事に手が回らない…」
とお困りの方、くらしのマーケットで家事代行をお願いしてみませんか?
くらしのマーケットでは、プロの事業者が多数登録しており、口コミや作業内容、料金などから比較してサービスを予約することができます。