気になる「ちくわぶ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/03/16
この記事では「ちくわぶ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
ちくわぶを食べると太りやすい?
東京近郊で育った人にとっては、おでんの好きな具材として挙げられることも多い「ちくわぶ」ですが、日本全体でみると、知らないという人も多いローカルフードです。
名前は「ちくわ」の仲間のようですが、魚のすり身は使われておらず、小麦粉を主な原材料としてつくられています。小麦粉を練った食べ物なので、主食並みのカロリーがあります。炭水化物量や糖質が多いので、太ることが気になる場合は、食べ方に注意が必要です。
ちくわぶ1本のカロリー
ちくわぶ1本140gのカロリーは239kcalです。おでんや煮物の具では1本ではなく小さくカットされたサイズで提供されることも多いものの、ちくわぶが大好きで集中的に食べてしまうという人は、カロリー過多に注意しましょう。
ちくわぶの炭水化物量は?
ちくわぶ1本140gあたりの炭水化物は43.54gで、糖質量は41.44gです。小麦粉を練ってつくられているためほとんどが炭水化物で占めています。
ご飯1膳(160g)の炭水化物量は59.36gありますので、ご飯1膳よりは炭水化物量は低いですが食事制限などをしている人は、ちくわぶを食べる量を調整したり、一緒に食べる主食の量を減らしたりするなど、バランスを考えて食べるようにしましょう。
ちくわぶを食べるときのポイント
カロリーも糖質も高めのちくわぶは、食事制限をしていたりカロリーを気にしていたりする人であれば、食べるのを躊躇してしまうでしょう。しかし、カロリーが高く栄養バランスが偏っている食材であっても、工夫次第で食事に取り込むこともできます。
主食を控える
ちくわぶは、メーカーによって多少の違いはありますが、炭水化物量の多い食材です。
ちくわぶを食べるときは、単なる具材として食べるのではなく、主食の一部と捉えて食べた方がカロリーや炭水化物の摂り過ぎを防げます。ちくわぶを食べた量に応じて主食を減らせば、通常の食事で摂る同程度の炭水化物量におさめることが可能です。
煮込み過ぎない
ちくわぶはおでんや肉じゃがなど、煮込み料理に使われる食材です。煮込めば煮込むほど、煮汁を吸い込み、柔らかくなって味わいも深くなります。煮込むほどおいしくなるちくわぶですが、カロリーや炭水化物量が気になるときは、煮込み過ぎずに食べるのがおすすめです。
ちくわぶが煮汁を吸い込むということは、本来のちくわぶのカロリーに加え、煮汁に含まれるカロリー分も増えてしまうためです。
野菜を先に食べる
食事を摂るときに、まず野菜から食べることで糖類の吸収を減らせます。野菜を最初に食べると、食物繊維が急激な血糖値の上昇を抑制し、糖尿病や動脈硬化の予防になるのです。
食物繊維には、コレステロールの吸収を抑える働きがあるので、脂質異常の予防にも効果的です。またカリウムを含む野菜を食べれば、塩分を体外に排出する効果があるので高血圧の予防にもなります。
おでんを食べる際に、ちくわぶから食べるのではなく食物繊維もカリウムも含む大根から食べてみてはいかがでしょうか。
お肉と一緒に食べる
ちくわぶはカロリーが高いものの、含まれる栄養素の多くが炭水化物であり腹持ちの良い脂質が少ないです。カロリーを摂取したにもかかわらず、少し時間が経つと何かを食べたくなってしまうのを防ぐために、お肉と一緒に食べましょう。
脂肪を多く含む肉は、消化の始まりが遅いので、炭水化物が消化されてしまっても、肉は消化が続いているため空腹を感じにくくなります。
おでんには、牛すじや鶏手羽などを入れるので取り入れやすいでしょう。しかし、お肉ばかりを食べ過ぎるのも摂取カロリーが増えたり栄養が偏ったりするので野菜、お肉、炭水化物量の多いちくわぶをバランス良く食べましょう。
食べ過ぎに注意する
ちくわぶは、煮込み料理に多く使われ、煮込みの汁を吸うことで旨味が増しますが、煮汁には塩分が含まれるので、ちくわぶが煮汁を吸えば吸うほど、塩分の高い食べ物になります。
ちくわぶはカロリーが高く、煮汁を含めばさらにカロリーも塩分も高くなります。食べ過ぎは糖質過多だけでなく、塩分過多も招く危険性があるので、食べる量には注意が必要です。
ちくわぶのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
ちくわぶは、ちくわの代替品として考案された食品とされていますが、含まれている栄養素やカロリーは全く違っています。カロリーが高く、栄養素は炭水化物が大半なので、ダイエットを気にしている人にはおすすめできない食材です。
ちくわぶが大好きだという人も多く、たまにはちくわぶを食べたくなることもあるでしょう。ちくわぶのカロリーや炭水化物量をきちんと理解しておけば、栄養バランスを考えて、食材を組み合わせたり、食べる量を調整したりできるようになります。