気になる「ベーコン」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/03/20
この記事では「ベーコン」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
ベーコンを食べると太りやすい?
ベーコンとは、豚肉を塩漬けにして、燻製または乾燥させてつくる加工食品です。卵といっしょに焼いて食べたり、パンにはさんでサンドイッチにしたりなど、いろいろな食べ方があります。
炭水化物、タンパク質、脂質といった三大栄養素のうち、ベーコンはタンパク質と脂質が占める割合が高い食材です。そのため、ダイエット中やカロリーを気にする場合、積極的に取り入れるべき食材とは言えないでしょう。
しかし、食べる量や食べ方を工夫することで、カロリーを抑えながらベーコンを楽しめるようになるため、この記事を参考にしてみてください。
ベーコン1食分のカロリー
塩漬けした豚バラ肉を燻製にしてつくったベーコン1枚(17g)あたりのカロリーは、69kcal、脂質が6.65g(59.85kcal)となっています。このことから、カロリーのほとんどが脂質であることが分かります。
また、ベーコンは、豚バラ肉以外からつくられているものもあり、使用されている部位によってカロリーも異なってくるため、ダイエット中などのカロリーを気にしているかたは、注意した方がよいでしょう。
ベーコンの炭水化物量は?
豚バラ肉からつくられるベーコンの炭水化物量は、1枚(17g)あたり0.05gです。また、豚のロース肉でつくられたロースベーコンは、1枚(25g)あたり0.8g、豚の肩肉でつくられたショルダーベーコンは、1枚(20g)あたり0.5gとなっています。
このことから、炭水化物量が最も少ないのは、豚バラ肉でつくられたベーコンということが分かるでしょう。
さらに、炭水化物の一部である糖質は、ベーコンが0.05g、ロースベーコンが0.8g、ショルダーベーコンが0.5gとなっており、炭水化物のすべてを占めていることが分かるため、糖質制限などをしているかたは、気をつけることをおすすめします。
ベーコンを食べるときのポイント
ベーコンは、単品で食べるほか、さまざまな食材と組み合わせて食べることも多い食材となっています。しかし、食べる量やいっしょに食べる食材によっては、摂取カロリーが高くなったり栄養が偏ったりすることがあるため、注意が必要でしょう。
ここからは、ベーコンを食べるときのポイントについて、いくつか紹介していきます。食べるときのポイントを押さえて、上手にベーコンを取り入れましょう。
カロリーの低い部位のベーコンを選ぶ
ベーコンを食べるときは、カロリーの低い部位のベーコンを選びましょう。
ベーコンは、豚バラ肉からつくられるものが多い傾向にありますが、豚のロース肉からつくられたロースベーコンや、豚の肩肉からつくられたショルダーベーコンなどのカロリーが低い部位が使われたベーコンを選ぶことで、カロリーを抑えられます。
ロースベーコンのカロリーは1枚(25g)あたり53kcal、ショルダーベーコンは1枚(20g)あたり37kcalとなっていることから、前述したベーコンのカロリーよりも低いことが分かるでしょう。
ダイエット中などのカロリーを気にしているかたは、試してみてください。
糖質オフタイプのベーコンを選ぶ
ベーコンを食べるときは、糖質オフタイプのベーコンを選ぶのがおすすめです。
炭水化物の一部である糖質は、体の中でエネルギー源として利用されますが、糖質をとりすぎてしまうと血糖値が急上昇し、とりすぎた糖質は脂肪に変換されて体内に蓄積されてしまうため、糖質オフタイプのベーコンを選ぶことでカロリーが抑えられるでしょう。
糖質制限中やダイエット中などのかたは、ぜひ試してみてください。
余分な油を拭き取る
ベーコンを食べるときは、余分な油を拭き取りましょう。
ベーコンを食べるときにフライパンなどで焼いた場合、加熱することで豚肉の油が出てきてしまいます。前述したようにベーコンは、脂質がカロリーの大部分を占めている食材であるため、焼いたときに出てくる油を拭き取ることでカロリーを抑えられるでしょう。
ダイエット中などのカロリーが気になるかたは、参考にしてみてください。
野菜といっしょに食べる
ベーコンを食べるときは、野菜といっしょに食べることをおすすめします。
健康的な体づくりや活動の維持には、栄養バランスのとれた食事が大切です。炭水化物を主体とした主食、タンパク質を中心とした主菜に加えて、食物繊維などが補える野菜を中心とした副菜を組み合わせることで、バランスのとれた食事ができるでしょう。
ベーコンに含まれている栄養素は、タンパク質と脂質がほとんどのため、ベーコンだけでは栄養が偏る可能性がありますが、キャベツや白菜などの食物繊維が多く含まれている野菜と組み合わせて食べることで、栄養バランスを整えることが可能です。
また、食物繊維には、塩分に含まれているナトリウムを排出する働きがあることから、高血圧などの生活習慣病の予防が期待できるため、健康にも気を使いたいかたは試してみてください。
ベーコンのおすすめアレンジレシピ
ここからは、ベーコンのおすすめアレンジレシピを紹介していきます。
ベーコンは単品で食べてもおいしいですが、ほかの食材と組み合わせることで食事の栄養バランスを整えられるため、健康にも気を使いたいかたは、ぜひ試してみてください。
おすすめレシピ1:キャベツとベーコンのくるくる蒸し
「キャベツとベーコンのくるくる蒸し」は、ベーコンをキャベツで巻いて、顆粒スープの素や塩、コショウなどで味を調えてつくるシンプルな一品です。
電子レンジで調理可能なため、いそがしいかたでも手軽に洋食風の料理が味わえます。料理の初心者や、料理が苦手というかたでもつくりやすいレシピでしょう。
キャベツは、食物繊維などが多く含まれているため、ベーコンと組み合わせることで、栄養バランスも整えられるでしょう。
おすすめレシピ2:トマトのベーコン巻き
「トマトのベーコン巻き」は、ベーコンでトマトを巻き、焼いてつくるレシピです。トマトのさわやかな酸味と、ベーコンのジューシーな旨味がマッチした一品で、お弁当のおかずにしてもよいでしょう。
トマトに含まれているリコピンには、強い抗酸化作用があるため、動脈硬化やがんを防ぐ効果があると期待されています。また、リコピンは油があることで体への吸収が高まるため、脂質が多いベーコンとの相性がよい食材と言えるでしょう。
おすすめレシピ3:海藻サラダ
「海藻サラダ」は、海藻とブロッコリーなどの野菜に、空炒りしてカリカリにしたベーコンを加えてつくるサラダです。
海藻や野菜だけでは物足りなさを感じる場合でも、ベーコンを加えることによって満足感を得られる一品となるでしょう。
海藻には、ミネラルや食物繊維が多く含まれていることから、ベーコンだけでは不足しやすい栄養素を補えるレシピとなっています。
ベーコンのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
ベーコンは、この記事で解説したように栄養素に偏りがあるため、ベーコンだけでは不足しやすい食物繊維などの栄養素を補うために、野菜などの食材と組み合わせて食べることをおすすめします。
ベーコンは、加工される豚肉の部位によってカロリーに違いがあるため、食事のカロリーを気にしている場合は、注意する必要があるでしょう。
ベーコンについて正しく理解して、食べ方を工夫してみてください。