家事のプロが指摘!大掃除で「やってはいけない」4つのこと
2021/12/24
1年の締めくくりとも言える大掃除。家族総出でやるという人も多いのでは?でも、やみくもにやればいいってわけではありません。
今回は、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する「美部屋(掃除・片付け)コンサルタント」の山口奈穗子さんに、「大掃除でやってはいけないこと」を教えてもらいました。
【1】自分ひとりだけがんばるのはNG
年末年始のイベントは大掃除だけではありませんから、ここで体力を使い果たす……なんてのは避けたいところです。
家族でお住いの場合は、自分ひとりだけががんばるのではなく、家族にも声をかけて手伝ってもらう、または家事代行やハウスクリーニングに申し込むことも考えてみましょう。
手間がかかる水回りはプロに頼んで、リビングや玄関の掃除は自力でがんばる、などのように分けて考えるのもおすすめです。
【2】広く深くやろうとするのはNG
年末の短期間に、無理をして家中を大掃除するのは大変です。12月に入ってから、家中の大掃除のために、たっぷりと時間をとれる人は多くないでしょう。
浴室全体やキッチンの換気扇掃除などは、必ずしも年末である必要はありません。大掃除したい場所をいくつかピックアップして、その中で優先順位を決めるようにします。
【3】「掃除しないと!」と考えるのが年末だけなのはNG
日頃は汚れに気づいても見て見ぬふりをしてしまい、とうとう年末になってしまった……ということもありますよね。
でもふだんから目にする場所については、年末を待たずに、定期的に掃除や片づけをするようにしたいものです。
年末の大掃除は、日頃は目の届かないところを主に清める、というくらいに考えると、掃除の範囲が限定されますので、負担が軽くなります。
【4】マスクをしないのはNG
最後は基本的なことではありますが、重要なことです。冬場は空気が乾燥するので、口や鼻に入り込んだホコリ・雑菌を洗い流してくれる水分が不足してしまいがちです。
ですから、最初からホコリ・雑菌をできるだけ吸い込まないようにするために、掃除の際にはマスクをするようにしましょう。
また、手肌も乾燥して荒れやすい季節。肌の水分・油分が十分でなくデリケートになっていますので、水や洗剤による影響を受けやすくなっています。
とくに大掃除では、強い洗剤を使うことも多いと思いますので、掃除に適した作業用手袋の着用をおすすめします。