「トマトダイエット」って効果あるの?ポイントやおすすめレシピを紹介
2022/03/31
この記事では、「トマト」がダイエットに向いているかについて解説しています。また、食べるときのポイントやレシピについても紹介しているので、ダイエット中のかたはぜひ参考にしてみてください。
なお、期待できる効果などについては個人差があります。過度(極端)なダイエットは避け、バランスのよい食事を心がけましょう。
トマトダイエットってなに?
トマトをダイエットに取り入れて、健康的に痩せることを目指すのが「トマトダイエット」です。
健康番組などでも取り上げられることが多いトマトは、体によい働きのある栄養素や成分を多く含んでいる野菜と言われています。
トマトは健康によい食材であることに加え、手に入りやすく調理しやすいため、ダイエットでも毎日続けやすいでしょう。
この記事では、トマトダイエットの効果や、トマトダイエットをするときのポイントなどを紹介していきます。トマトダイエットを試してみたいという方は、チェックしてみてください。
トマトダイエットの効果
トマトは、健康によい効果をもたらすほかに、脂肪や体重を減らすといったダイエット効果が期待できるとも言われています。
ここでは、トマトダイエットによって期待できる効果について見ていきましょう。トマトダイエットの仕組みを理解して、効果を存分に得られるように取り組んでみてください。
脂肪燃焼を助ける
トマトには「13-oxo-ODA」という成分が含まれており、脂肪を燃焼する効果が期待できる成分で、とくにトマトジュースに多く含まれているとされています。
肥満に伴う脂質代謝異常症やメタボリックシンドロームなどについても、トマトを食べることで予防することが可能でしょう。
むくみを防ぐ
トマトに含まれているカリウムは、体内で増えすぎたナトリウムを体外に排出する作用があるため、食事として体に取り入れることで、むくみを防ぎやすくなると言われています。
むくみが肥満の原因になることもあるため、トマトを食べてむくみを防ぐことで、太りづらい体づくりも期待できるでしょう。日ごろからむくみが気になるというかたは、ぜひ試してみてください。
便秘を解消する
トマトに含まれている水溶性の食物繊維であるペクチンには整腸作用があるため、スムーズな排泄を促す効果が期待できるでしょう。ペクチンは、胃や腸で吸収されずに大腸まで運ばれ、便を柔らかくしてくれます。
また、トマトにはクエン酸やカリウムも含まれており、それぞれ消化液の分泌を促す効果と腸内のぜん動運動を活発にする効果が期待できます。
このことから、トマトはダイエット目的でなくても積極的に取り入れたい食材と言えるでしょう。
カロリーが抑えられる
たとえば、同じ緑黄色野菜のにんじんは1本(146g)あたり54kcal、かぼちゃはMサイズ1/4カット(263g)あたり239kcalとなっていますが、トマトはMサイズ1個(165g)あたり31kcalです。
トマトは、ほかの緑黄色野菜と比較してもカロリーが低いことから、たくさん食べてもカロリーが抑えられる食材とされています。
このことから、トマトはカロリーを抑えながら栄養素を摂取できることが分かるため、積極的に取り入れたい食材と言えるでしょう。
トマトダイエットをするときのポイント
ここでは、トマトダイエットのときに知っておきたいポイントを解説しています。トマトの効果を引き出すポイントを理解していれば、さらにダイエットに活かしやすくなるでしょう。
トマトの効果をすべて取り入れられるよう、ポイントを押さえてトマトダイエットに取り組んでみてください。
食事のはじめに食べる
血糖値の急上昇は、肥満の要因になる可能性があります。トマトなどの野菜に含まれている食物繊維には血糖値の急上昇を抑える働きがあるため、食事のはじめに食べるようにするとよいでしょう。
食事をするときに、炭水化物をとりすぎてしまうことで血糖値が急上昇して、インスリンが大量に分泌されます。
大量に分泌されたインスリンには、脂肪を蓄積しやすくする働きがあるため、トマトなどの野菜は食事のはじめに食べることをおすすめします。
食べすぎに注意する
トマトの食べすぎは体に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意しましょう。
トマトは生で食べると消化に時間がかかる傾向にあり、とくに胃腸が弱っているときなどは、食べすぎてしまうことで負担がかかりやすくなると言われています。
健康にも気を遣いたいかたは、トマトの食べすぎには気をつけましょう。
ほかの食材もバランスよく食べる
トマトだけを食べても健康的にダイエットできるわけではありません。体をつくるためには、さまざまな栄養が必要です。食事として取り入れたそれぞれの栄養が体内で作用しあうことで、健康な体がつくられることを認識しておきましょう。
トマトにはさまざまな栄養素が含まれていますが、体に必要な栄養素を網羅しているわけではありません。
トマトの食べすぎは体に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意しましょう。
トマト加工品を食べる
トマトは、生食よりもジュースやケチャップなどの加工品の方が栄養価を摂取できます。そのため、より多くの栄養を摂取したいというときは、トマト加工品を積極的に食べるようにしましょう。
ただし、加工品のみでは満腹感が得られにくい場合があるため、満腹感を感じたい場合は生食用のトマトを噛むことをおすすめします。
しっかりと咀嚼することで満腹中枢が刺激され、少量でも満腹感を得やすくなるでしょう。
トマトのおすすめレシピ
トマトはダイエットに向いている食材ですが、生食ばかりでは飽きてしまうこともあるでしょう。また、トマトにも不足している栄養素があるため、ほかの食材で栄養を補う必要もあります。
ここでは、トマトの長所を活かしながら、ほかの栄養素を補えるおすすめのレシピをご紹介します。興味があるかたは、ぜひ試してみてください。
おすすめレシピ1:ミニトマトのハニーマスタードピクルス
ミニトマトをハニーマスタードと酢で漬けた、視覚も味覚も楽しませてくれる一品です。レシピで使っているお酢も、継続的に摂取することで内臓脂肪を減らす働きがあると言われている食材です。
ピクルスは手軽に食べられるため続けやすく、トマトとお酢、両方の効果が期待できるため、ダイエットのレシピとしておすすめと言えるでしょう。
おすすめレシピ2:和風トマトマリネ
マリネすることで、生食では引き出せないトマトの味を引き出し、玉ねぎの栄養もいっしょに摂取できるおすすめのレシピです。
トマトといっしょにマリネする玉ねぎには、「ケルセチン」という成分が含まれていますが、このケルセチンにも、体脂肪を減少させる働きがあるとされています。
「和風トマトマリネ」は、トマトと玉ねぎをいっしょに食べることで、双方の食材のダイエット効果が期待できるため、ダイエットに向いているレシピと言えるでしょう。
おすすめレシピ3:ひき肉とトマトのめんつゆ炒め
トマトを加熱して肉といっしょに食べることで、食べ応えが得られる料理です。味つけにめんつゆを使うことで、時短料理にもなるでしょう。
トマトに含まれる「ペクチン」という成分には、整腸作用やコレステロール値を抑える働きがあります。
カロリーやコレストロールが高いとされる肉類でも、トマトといっしょに調理することで上記のような働きが期待できるため、ダイエット中に向いているレシピと言えるでしょう。
効果やポイントを知りトマトダイエットを試してみよう!
本記事で紹介したとおり、トマトにはさまざまな栄養素が含まれているため、ダイエットに積極的に取り入れたい食材と言えるでしょう。
また、生食と加熱したトマトでは食感も味わいも異なり、食べ方のバリエーションも多いため、ダイエット時の食事として飽きずに摂取できるのではないでしょうか。
本記事で紹介したことを参考に、トマトの持つ栄養素や体への作用を理解し、効果的な食べ方を工夫しながら、トマトダイエットを試してみてください。