【韓国家庭料理】ふわふわ美味しい「ケランチム(卵蒸し)」簡単レシピ!卵の大量消費にも
2022/02/02
韓国家庭料理『ケランチム』をご存知でしょうか。卵の大量消費もできて、子供にも人気な料理です。韓流マニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに、『ケランチム』の作り方を教えてもらいました。
『ケランチム』ってどんな料理?
ケラン(계란)は鶏卵、チム(찜)は蒸すという意味。その名前のまま、ケランチムは卵を蒸した料理です。日本の茶碗蒸しのようなイメージをお持ちの方もいると思いますが、ケランチムは茶碗蒸しより大きく、あくまでも主役は卵なのであまり具材は入っていません。
韓国では家庭料理として食べるほか、食堂の定番メニューでもあり、焼肉のサイドメニューなどでもよく食べます。
私は韓国留学中にお土産店でアルバイトをしていたのですが、アルバイト先での昼食としてよく近所の食堂の出前を食べていました。私のお気に入りだったのがケランチム・ご飯・キムチのセットで、そのお値段は4,000ウォン(約400円)!
寒い時は特に体も温まるし、シンプルでホッとするその美味しさがとても好きでした。私にとっては忘れられない思い出の味でもあります。
とっても簡単!ケランチムの作り方
それでは簡単にできるJUMIJUMI流の作り方をご紹介します!
<材料・2人分>
・卵4つ
・昆布の出汁(200ml)
・おろしにんにく(1片分)
・塩(ひとつまみ)
・ごま油(適量)
・ねぎ(適量)
<道具>
トゥッペギという韓国土鍋があると便利ですが、小鍋や直火にかけられる大きめのココットなどでも作れます。
<作り方>
1:別鍋で200mlの熱湯に昆布を入れて出汁をとっておきます。
2:土鍋の内側全体にごま油を塗っておきます。焦げ付き防止になります。
3:土鍋の中に2の出汁・溶き卵・おろしにんにく・塩を入れます。
4:泡立たないように優しくよく混ぜます。
5:中火にかけながら、ゆっくり全体を混ぜていきます。
焦げ付かないように底や側面を剥がすイメージで混ぜるのがポイントです!
6:卵が半分ぐらい固まってきたら(下の写真を参考に)弱火にし、トッピングのねぎを入れて蓋をします。
7:2分程度蒸したら完成です!
蓋を開けた瞬間のふわふわ感を楽しんでください!時間が経つと萎んでしまうので、ぜひ出来立てを食べてください。
アレンジ色々!あなたの家庭の味を見つけて
日本ではよく卵焼きで、甘い派・しょっぱい派というようにその家庭独自の味がありますね。
ケランチムも同じように、各家庭やお店によって味付けは変わります。砂糖や味醂を入れて甘めに作ったり、細かく刻んだ人参などの野菜を入れたり、色々なアレンジができます。
今回はシンプルにねぎだけをトッピングしましたが、チーズバージョンもおすすめです!蓋をするタイミングでピザ用チーズを乗せてください。ふわふわ卵ととろ〜りチーズの相性が抜群です。
またお酒と一緒に楽しみたい時は刻んだ青唐辛子を少しだけ入れると、スッキリした辛味が加わって本場韓国らしいおつまみになります。あなただけの家庭の味を見つけてみてくださいね。
■執筆/JUMIJUMI…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。
編集/サンキュ!編集部
※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。