【カンタンすぎてウマすぎる】町中華の大将が子どもの頃から食べ続けているケチャップライスをみんなにもぜひ食べてほしい!
2022/03/22
町中華に詳しいライターの増田さんに、「カンタンすぎるうえにウマすぎる」という、町中華の大将が子どもの頃から食べ続けているケチャップライスを紹介してもらいました。
町中華の大将が子どもの頃から食べているまかない飯
プロの料理人たちが日頃どんなまかない料理を食べているのかという取材をしていたことがあります。いろいろな料理人を取材させていただいたのですが、そのなかでも忘れられないまかないが、町中華の大将が教えてくれたケチャップライスです。
これまで食べたことのないおいしさだったのですが、その調理方法もとてもユニークだったのです。
この料理、その大将が小学生のころから作っていたものだそうで、子どもでも簡単に楽しく作ることができるのです。
今回はそのメニューをアレンジしたものを紹介したいと思います。ぜひお子さんといっしょに料理してみてください。
子どもがつくるので、材料はすべて手でちぎれるものを使います
ふつうにケチャップライスをつくる材料でいいのですが、ポイントは手でちぎれるものを選ぶこと。町中華の大将は小学生の頃、料理することは許されていたのですが、包丁は使用禁止だったので、材料を手でちぎっていたからだそうです。
今回はウィンナーソーセージとピーマンにしました。これらをちぎってみると、けっこう楽しいものです。子どもも遊びの延長で料理ができるはずです。ピーマンが苦手というお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、自分でつくってみると、食べられたりすることもあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
そのほかの材料も簡単に紹介しておきましょう。ご飯が茶碗1杯、刻み海苔少々、ケチャップ大さじ2、バター8g。また写真にはありませんが、塩コショウ少々と、炒め用のサラダオイル大さじ1も必要です。
調理ではフライ返しを使うのがポイント
家庭の火力は町中華のそれに比べて弱いので、なかなか炒めものなどもプロのようにはいかないと言われていますね。しかし、町中華の大将によれば、「火力がたらなければ長い時間炒めればいい」とおっしゃるのです。
ただし、長い時間炒めていると焦げてしまうことがあるので、フライ返しを使いながら、焦げる寸前まで炒めるのがポイントなのだそうです。
焦げる寸前、少し焦げるまで炒めるのがポイント
具材を炒め、バター、ご飯、ケチャップなどを入れて炒めていきます。ここから、ふだんよりも長めに炒めていきます。目安は焦げる寸前、あるいは少し焦げている状態でもいいのだそうです。
フライ返しを使って、焦げそうになったら、全体をひっくり返し、しばらく炒めます。これはなかなか勇気のいる作業ですが、がんばって炒めていきましょう。トッピングには刻み海苔などが合います。焼海苔をちぎって乗せるのもアリですね。
まとめ:子どもはもちろん、大人がやっても楽しいですよ
長く炒めることにはいろいろとメリットがあります。たとえば、子どもが苦手なピーマンも長く炒めることで苦味などが消えますよ。また、ちょっと焦がすことで香ばしさという旨味が加わります。そのため、塩コショウは少なめですみます。濃い味を避けることができます。子どもの頃から薄味に慣れておくと、生活習慣病を防ぐことができます。
ちなみにこの料理、大人がやっても楽しく、おいしくできあがりますので、ぜひチャレンジしてみてください。
▶監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。