水滴に対する雨の下で透明傘は、背景をスプラッシュドロップ。雨の天気の概念。

梅雨入り前にやっておかないとヤバい家事5選

2022/05/14

雨や湿気が気になる梅雨は、やりたくてもできない家事があります。そういった家事は、できるだけ梅雨入りまですませておき、快適に暮らしたいもの。

そこで今回は、暮らしスタイリストとして料理を始め家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに、梅雨入りまでにやっておきたい家事をお伺いしました。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、は...

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1.換気

朝日光と早起き
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雨の多い梅雨時は窓が開けにくく、換気もしにくくなります。換気をしなくなると、室内に湿気がたまり、カビや嫌なニオイの原因になることも。梅雨入り前の天気のいい日を選び、窓を開けて、換気をしておきましょう。

換気をするときには、対角線の窓を開けると効果的。その際には収納やクローゼットなどの扉も開けて、内部に滞った空気も入れ換えるようにしましょう。ふだんからカビや湿気が気になる場所は、直接扇風機やサーキュレーターなどの風を当てて、積極的に空気を入れ換えるのがおすすめです。

なお、梅雨の時期でも、換気は必要です。よほど強い雨でなければ、雨が降り込まない程度に細く窓を開けて、定期的に換気をしてください。室内の湿度が気になる場合は、エアコンの除湿機能を利用しましょう。

2.エアコンの掃除

エアコンユニットサービス
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久しぶりにエアコンをつけたら、嫌なニオイがしてきたという経験がある人も多いのではないでしょうか。エアコンのフィルターはホコリなどの汚れがたまりやすく、そこに梅雨時の湿気が加わると、カビや雑菌の繁殖に繋がります。そのまま使用していると、ニオイだけでなく、アレルギーなどの健康被害に繋がることも。

梅雨入り前には、エアコンのフィルターのお手入れをしておきましょう。前面のパネルを開ければ、フィルターは簡単に取り外せます(詳しくは説明書を確認してください)。しっかりと洗って、乾燥させてから、元に戻してください。

なお、それでもニオイがするという場合は、内部までカビが繁殖してしまっている可能性があります。専門の業者に依頼し、クリーニングをしてもらうことをおすすめします。

3.防虫対策

ベーキングソーダとブラシを使用してシンクをきれいにする女性、クローズアップ
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梅雨から夏にかけて、ゴキブリやコバエといった害虫が多く発生します。高温多湿で汚れている場所を好むので、キッチンや洗面所、浴室などの水まわりは要注意。梅雨前には汚れの溜まりやすい排水口などをしっかりと掃除しておくようにしましょう。

また、衣類の防虫対策も、梅雨入り前にすませておきたいことのひとつです。まだ冬物衣類の洗濯やクリーニングをしていないのであれば、できるだけ急いですませてください。汚れやシミは、虫食いの原因になります。ていねいに洗って、しっかり乾かし、天気がよく湿気の少ない日に収納すると、虫食いやカビの心配が少なくなります。

4.寝具のお手入れ

ベランダ干し日本寝具
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梅雨に入ると、シーツの洗濯や布団の天日干しなどをするタイミングがつかみにくくなります。汚れたシーツや汗を含んだ布団に、梅雨時の湿気が加わると、嫌なニオイやカビ、ダニなどの原因になります。大物の寝具のお手入れは面倒に感じるかもしれませんが、梅雨に入る前に洗濯や乾燥をすませておきましょう。

また、ベッドを使っている場合は、ベッド下やベッドフレームも気をつけてください。ベッドの下は湿気やホコリが溜まりやすく、カビが生えることがよくあります。ベッドの下に収納スペースがあると、その内部までカビてしまうことも。梅雨入り前にベッドの下を掃除し、収納がある場合は引き出しなども広げて、湿気を飛ばすようにしましょう。

5.冷蔵庫の掃除

女性はピンクの布で冷蔵庫の棚をきれいにします。
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冷蔵庫の中は温度が低いからカビは繁殖しないと思っているかもしれません。確かに多くのカビ菌は20~30℃の気温を好みますが、0℃以上あれば、ゆっくりながらも生育できるといわれています。冷蔵庫内の温度は2~6℃前後ですが、ドアの開け閉めや食材の入れ方によっては、それよりも温度が上がります。梅雨時はドアの開け閉めで、外部からのより多くの湿気も入り込むため、カビが繁殖しやすい環境になります。

梅雨入り前には、冷蔵庫の中を確認して、傷んでいたり、賞味期限が切れた食材がないかをチェックしておきましょう。また、食品や調味料がこぼれていると、それがカビの餌となります。アルコール除菌スプレーを使って、汚れを拭き取っておくようにします。

なお、食材を詰め込みすぎると、冷気の流れが妨げられ、冷蔵庫内の温度が上がる原因となります。できれば食材の量は冷蔵庫の8割程度を目標にし、詰め込みすぎないように気をつけましょう。



◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

 
 

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