キッチンを整理するアジア人女性

家事代行と家政婦の違いは?それぞれのメリット・デメリットをチェック

2022/10/03

“おせっかいな”ご家庭サポートを提供する「東京かあさん」から、暮らしに役立つ情報を教えてもらいました。今回のテーマは「家事代行と家政婦の違い」についてです。

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家事代行と家政婦の大きな違いは契約形態

家事代行と家政婦の一番の違いは、契約形態です。どちらを選んだらいいのかと悩んでいる方は、自分の生活や使い方に合ったサービスを選んでみてください。

家事代行は企業との契約

家事代行は企業との契約になるので、企業から派遣されるスタッフが家に来て家事代行をしてくれます。基本的には時間単位で料金が発生し、その報酬は企業に支払います。そして企業からスタッフへ、お給料が出される形です。

家事代行は企業によって料金もサービス内容も本当にさまざま。その会社には何をお願いできるのかをしっかりと比較して、自分に合った家事代行サービスを選びましょう。

家政婦は個人間での契約

一方家政婦は、個人間での契約が基本です。家政婦に仕事を頼む際は紹介所を利用したり知人に頼んだりといくつかの方法がありますが、最終的には個人間で契約を結ぶことになります。ですから、金額やお仕事の内容も、双方の納得があれば自由に決めることができるのです。

ただし家政婦との契約は1対1になるので、その人の苦手な家事などによってお願いできる内容が左右されることもあります。

家事代行と家政婦は金額の相場にも違いが

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Nuthawut Somsuk/gettyimages

家事代行と家政婦は契約形態が大きく異なりますが、金額の相場にも違いがあります。家事代行サービスと家政婦にお願いした場合、それぞれの料金がどれくらいにあるのかをチェックしてみましょぅ。

家政婦は定額制で日給支払い

家政婦に仕事をお願いする場合は、基本的に日給を定額で支払う契約になります。もちろん個人契約なので融通はききますが、長時間家の中で諸々の家事をお願いする家政婦は日給で仕事をした方が金額の計算もしやすくなります。

1日8時間程度の労働をする場合、日給の相場は15,000円前後です。交通費を別で支払うなど、さらにプラスで料金がかかることも考えられます。住み込みでお願いする場合は、もう少し料金が高くなりますが、常に家政婦が家に居てくれるので、家事を全て任せられるのが魅力です。

家事代行はオプションなどで割増しになることも

家事代行の料金相場は、時給で2,000円~4,000円ほどです。もちろん企業のサービス内容によって異なる部分も大きいですが、3時間パックなどの複数時間契約で割引になるケースも多いですね。

ただし家事代行の場合は、時給の他にオプション料金がかかることもあります。スタッフ指名料や時間外手数料など、こちらも企業によって定められている内容が異なります。

家事代行に仕事をお願いする場合は、決められた時給の料金だけでなく、自分が求めるサービス内容に合ったオプションの料金もあわせて計算しましょう。

家事代行のメリット

家事代行を利用する際に、考えられるメリットを3つご紹介します。

短時間で気軽に利用できる

家事代行を利用するメリットは、短時間での契約ができる点です。洗濯だけしてほしいなどのニーズに応えてくれるので、週に数回・数時間の家事をスポット的にお願いできます。

家政婦との個人契約はハードルが高いと感じる人も多いと思うので、利用したい時に気軽にお願いできる点が大きなメリットだと言えるでしょう。

トラブルには企業が間に入ってくれる

家事代行サービスのスタッフと何らかのトラブルになってしまった場合、企業が仲介に入ってくれます。企業側で損害保険に入っているケースも多いので、物を壊すなどのトラブルがあったとしても穏便に解決できる場合がほとんどです。

サポート体制が充実している

家事代行サービスの中には、料理や掃除など部門を分けて家事のサポートを行っている会社もあります。専門的な知識や技術を持つスタッフに家事をお願いできるので、短時間でも満足感を得られるのが魅力です。

またスタッフの体調不良などがあったとしても、別のスタッフが交代で来ることができるので、急に家事代行がお休みになるといった不安もありません。

家事代行のデメリット

家事代行にはメリットがある分、もちろんデメリットもあります。家事代行をお願いする際、気になる2つのポイントをご紹介します。

時間や業務内容に融通が利かない

家事代行は時給制で仕事をしているので、頼まれた内容をその時間内で仕上げることに終始します。また業務の内容に融通が利かない場合がほとんどなので、時間が数分余ってしまったとしても、他の家事をお願いすることができません。

スタッフが毎回変わる可能性がある

家事代行はスタッフの専任制を採用していないところも多いので、定期的にお願いしていると毎回違うスタッフが来る可能性も考えられます。同じ人が何度も来てくれた方が安心という方は、専任制のサービスが受けられるサービスを選ぶのがおすすめです。

家政婦のメリット

家事代行と比較して、家政婦を頼む際のメリットを3つご紹介します。

住み込みにも対応してくれる

家政婦を依頼すると、住み込みのサービスにも対応してくれるのが大きなメリットです。常に家事を依頼できる環境が整うので、家事を全て外注したい方にはぴったり。

子どもがいるご家庭の場合は、ベビーシッターを兼ねて家政婦を雇うという選択肢もおすすめです。

頼める業務の幅が広く融通が利く

家政婦は業務内容や時間に制限がないので、お願いしたことは基本的に仕事として受けてくれます。なので頼める内容も幅広く、その日に思いついたことを全て任せられるのも大きなメリットだと言えるでしょう。

相談などもしやすい

家政婦は同じ人が通いで来てくれるので、親密度が高くなりやすいです。そのため、仕事の合間にちょっとした話し相手として、相談などにも乗ってくれます。住み込みで仕事をしていれば家族も同然の存在なので、さらに親密度は高くなりますよね。

家政婦のデメリット

もちろん家政婦にも、メリットだけでなくデメリットもあります。家政婦をお願いする際に気を付けたい、2つのデメリットをご紹介しましょう。

信頼できる人に出会うまでが難しい

家政婦をお願いする際、一番難しいのは相手を見極めることです。自分がいない間にも長時間家の中にいることを考えると、できるだけ信頼できる相手を見つけたいと考えるのは当たり前ですよね。

もともと知り合いの友人などにお願いするのなら話は別ですが、信頼できる人を探し当てるまでが難しいのが大きなデメリットだと言えます。

トラブル対応は個人間で

家政婦と何かトラブルになってしまった場合、解決は個人間で行わなければいけません。家事代行の場合は企業が仲介に入ってくれますが、個人間での解決だと長引いてさらにトラブルが悪化してしまう可能性もあります。

一人暮らしなら家事代行がおすすめ

一人暮らしで家事をお願いするサービスを探しているなら、家事代行の利用がおすすめです。気軽に利用できるので、お試し感覚でお願いできるのも魅力のひとつですね。

苦手な家事を単発でお願いできる

家事代行は時間単位での依頼ができるので、洗濯だけや料理だけなどのスポット依頼が可能です。これだけは苦手という家事がある場合は、週に数回でも家事代行にお願いして、一人暮らしの悩みを解決しましょう。

スタッフと親しくなって教えてもらうのもアリ

家事代行サービスのスタッフと親しくなれば、苦手な家事を教えてもらうのもひとつの方法です。もちろん初対面の相手でも緊張せず話せるタイプの人なら、スタッフが来る度にコツなどを聞くのもアリですね。

家事のプロが家事をしている手順などを見ているだけでも、家事が苦手な人にとってはよい勉強になるはずですよ。

■教えてくれたのは・・・

東京かあさん

「東京かあさん」は、株式会社ぴんぴんころりが運営する育児・家事支援サービス。第2のお母さんとなって、 "おせっかいな”ご家庭サポートを提供中。働く女性や子育て中のママたちに役立つ情報やニュースをお届けするWEBメディア「ミソシル」も運営しています。

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