「さわら」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?おいしいレシピも紹介
2023/01/22
さわらを冷凍する時はどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。本記事ではさわらをおいしく冷凍する手順や解凍の方法、さわらを使ったレシピの紹介をしています。さわらをおいしく保存したい人やさわらの調理方法について知りたい人は参考にしてください。
さわらは冷凍できる?
さわらは冷凍保存ができます。すぐに食べない場合は冷蔵保存ではなく、冷凍保存をおすすめします。
さわらはスズキ目サバ科の魚です。この種類の魚は鮮度が落ちやすいものが多いことが特徴です。さわらも傷みやすいため、早めに食べるといいでしょう。
しかし、たくさん手に入ってしまった場合など、食べきれないこともあります。すぐに食べる予定がない場合は、冷凍しておくとおいしさをキープしたまま保存できて安心です。
さわらを冷凍する際の注意点
さわらの内臓やエラはなるべく早く取り除き、きれいにしておきましょう。内臓やエラが残っていると鮮度が落ちやすくなり、おいしさを損ねてしまう原因となるからです。
下処理済みのさわらを購入した場合、内臓やエラは取り除かれていることがほとんどです。その場合でも、血などが残っていると身に臭みが移ってしまう原因となるため、キッチンペーパーなどであらためて拭いておくようにしましょう。
おいしく冷凍するためには、内臓やエラの処理をしっかりとすることが大切です。
さわらは急速冷凍がおすすめ
さわらを冷凍する時は、急速冷凍がおすすめです。短時間で凍らせたほうが、鮮度を保つことができるからです。
おいしく冷凍するには、なるべく急速冷凍させることがポイントです。急速冷凍機能付きの冷凍庫を持っている人はぜひ活用しましょう。
また、普通の冷凍庫しかない場合でも問題はありません。金属トレイやアルミホイルを活用することで凍るまでの時間を早めることができます。
1:さわらの水分を拭き取る
まずは、さわらに塩を振り、10分くらいおいておきましょう。塩の効果でさわらから余分な水分が出てきます。
この水分の中には臭み成分も含まれており、また、余分な水分が出ていくことで味がしみこみやすくなるという効果も期待できます。
次に、キッチンペーパーなどで水分を拭き取りましょう。さわらの水分をしっかりと拭き取っておくことで、解凍した時に風味が落ちてしまうことを防ぎます。
2:食品用ラップで密封してジッパー付き保存袋に入れる
次に、水分をとったさわらを食品用ラップで丁寧に包みます。この時、なるべくぴったりと包むようにするといいでしょう。
冷凍する時に空気に触れにくくすることがおいしく保存するポイントです。空気に触れてしまうと酸化してしまい、味の低下につながります。
食品用ラップで包んだらジッパー付き保存袋に入れてしっかりと口を閉じます。この時も、なるべく空気を抜くように袋を閉じるようにしましょう。
袋の口を閉じたら冷凍庫に入れます。金属トレイの上に置いて冷凍すると、急速冷凍することができます。
3:下味をつけて冷凍保存
さわらは下味をつけてから冷凍するのもおすすめです。そのまま冷凍するよりも臭みが気にならなくなります。
下味をつける場合は、先に調味液で味付けをしましょう。醤油漬けやみそ漬けがおすすめです。
味をつけたさわらを保存する場合の手順は以下の通りです。
味付けしたさわらをひとつずつ食品用ラップで包みましょう。空気に触れないようにしっかりと包むことでおいしさを保つことができます。
食品用ラップで包んださわらはジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜くようにしながら口を閉じます。
しっかりと閉じた袋を金属トレイに乗せ、冷凍庫に入れましょう。
さわらの解凍方法
冷凍したさわらの解凍方法は、冷蔵庫での自然解凍か、氷水を使って解凍するといいでしょう。電子レンジでの解凍は時間がかからず手軽ですが、風味が落ちてしまうためおすすめできません。
冷蔵庫で解凍する場合は、凍ったさわらを袋ごと冷凍庫から冷蔵庫に移します。解凍には時間がかかりますので、調理予定の半日前くらいを目安に冷蔵庫に移すといいでしょう。
氷水を使う場合は、氷水を入れたボウルに凍ったさわらを袋ごと漬けます。この方法は冷蔵庫で解凍するよりも時間がかからないためおすすめです。
冷凍したさわらのおいしいレシピ
さわらは淡白でくせのない味わいが特徴です。このため、さまざまな料理でおいしく食べることができます。
ここではさわらを使ったおすすめレシピを紹介します。冷凍したさわらがあればすぐに作れる料理ばかりです。
紹介するレシピを参考に、お気に入りのさわらの食べ方を見つけてください。
さわらのつけ焼き(幽庵焼き)
幽庵焼きとは、魚の焼き物のひとつです。幽庵地と呼ばれるつけ地で味付けをして焼いたものです。
幽庵地は醤油・みりん・酒を同量ずつ合わせたものになります。ここにゆずなどの柑橘類の果汁を加えるとより本格的なつけ地になります。
さわらを冷凍する前に味付けしておけば、解凍後は焼くだけなので簡単です。
さわらの西京漬け
西京漬けとは、西京味噌に酒とみりんを加えたつけ地に魚を漬け込んでから焼く料理です。西京味噌は京都の白みそで、甘みがあることが特徴です。
さわらをつけ地ごと冷凍しておけば、解凍後すぐに焼くことができます。味がしみこむまで時間がかかる西京漬けですが、冷凍している間に味がしみこむため時短になります。
焼く時は味噌が焦げやすいため、クッキングペーパーを使って焼くといいでしょう。
さわらのワイン蒸し
魚をワインで蒸すことで、ふっくらおいしく仕上げることができます。
さわらはくせのない味わいで、洋風な味つけにも合います。ソースにはマヨネーズと生クリームを使っているため濃厚な味わいが楽しめるでしょう。
解凍したさわらを他の材料と一緒に蒸すだけで、簡単におしゃれな料理を作ることができます。おもてなしにもぴったりです。
さわらの保存は冷凍を利用しよう
さわらは鮮度が落ちるのが早いため、保存する場合は気をつけなければなりません。手に入れたら早めに食べるか、適切な方法で保存することをおすすめします。
内臓やエラはきれいに取り除くことや、冷凍前は水分をしっかり拭くなどの処理は忘れずに行いましょう。
冷凍保存を活用することで、さわらのおいしさを保つことができます。上手に保存して、さわらをおいしく食べましょう。