毛布はどれくらいの頻度で洗濯するべき?洗うときにやったらダメなことも紹介
2023/12/21
寒い冬には欠かせない存在の毛布。毎日使うことに加えて、洗いにくい素材なことも手伝って洗濯をサボり気味……という人も多いのではないでしょうか。とは言え、まったく洗わないのは不衛生で心配。
そこで今回は「毛布はどれくらいの頻度で洗うべきか?」というテーマについて、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する家事代行スタッフに解説してもらいました。
毛布は見た目以上にじつはけっこう汚れています
寒い季節になると「毛布はどれくらいの頻度で洗えばいいのですか?」という質問をいただくことがあります。
よく寝具を汚してしまうお子さんや、血液などが付着して気になる場合には、汚れに気付いた時点ですぐに洗うことをおすすめします。または全体的に黄ばんできた、灰色がかってきたというときや、臭いが気になるという場合もすぐに洗いましょう。
では、そういった明らかな汚れがなければ洗わなくてもいいのかと言えば、もちろんそんなことはありません。
毛布に限らず、寝具は人が長時間触れている都合上、皮脂汚れが必ずつきますし、睡眠中には涙、よだれ、鼻水、血液などが付着することもあります。なかでも毛布は「触った瞬間に暖かさを感じる」「毛足が長かったり厚みがあったりして空気を多く含むので暖かい」という特徴ゆえに、目に見えにくいダニやホコリも溜め込みやすい。見た目はキレイだったとしても想像以上に汚れているものなのです。
なので、私は少なくともワンシーズンに1度は洗う、ということをおすすめします。タイミングとしてはシーズンの終わり、つまり暖かくなってきたころに洗濯するのがいいでしょう。
ワンシーズンに1回だけだと心配な方は、替えを用意したうえで数回洗うとよいでしょう。
毛布を洗うとき&干すときのコツは?
毛布を洗濯機で洗う場合、洗濯機に「毛布コース」などがあればそれを選択します。「おうちクリーニング」コースなどは、洗濯機によっては上限の重さが軽い設定になっていることがあるので、おすすめしません。
ポイントは1枚ずつ洗うこと。また、洗濯槽に入れるとき屏風だたみにするのはおすすめしません。
屏風だたみをすると確かにコンパクトにはなりますが、布同士が触れる面が多すぎるため、せっかく洗濯したのに水に濡れた跡さえ見られない箇所が複数出てしまうこともあるからです。また、脱水に支障がでるため洗濯ネットも使いません。
ただし、ウールなどデリケートな素材のものは、無理をせずクリーニング店にお任せしたほうがよいでしょう。洗濯表示をしっかり確認しましょう。
干すときのコツは、物干し竿にハンガーを数本掛けておき、その上に毛布をかけます。こうすることで、毛布のあいだに隙間をつくるこができ、より早く乾かすことができるでしょう。
なお、洗濯機で洗ってもダニは完全に取り切れません。掃除機や布団用掃除機でダニの死骸等を取り除く必要があります。多少手間はかかってしまいますが、前述のとおり毛布はダニが発生しやすいので面倒くさがらずにしっかりとやっておきたいところです。
いっそ毛布を買い替えるのもアリ
毛布は毛足が長かったり、厚みがあったりして、運ぶだけでもちょっと大変です。ですから薄いシーツのように洗うのは現実的ではない、と考えてしまうのも無理はありません。
一方で、最近の毛布は昔のものに比べて軽く、厚みも抑えられている機能的なものが多いです。洗いやすさを考慮して、買い替えてしまうのもひとつの手です。
全部買い替えるのが難しければ、お子さまの分だけでもいいでしょう。軽くて重ねて使うことができるものを選べば、暖かさを調整しやすく、洗濯もラクになります。
眠りの時間は、何の心配ごともなくぐっすり眠りたいものです。寝具の環境は自分でコントロールして、質の良い眠りを維持しましょう。
個人的には、朝起きたら粘着クリーナーでコロコロお掃除をするのもおすすめです。髪の毛や小さなホコリが目に見えて取れるので安心感がありますよ。