買ってきた袋のままはNG!意外とやりがちな野菜の非常識「にんじんの正しい保存方法」って?
2024/05/13
常備野菜の代表でもあるにんじん。日持ちのする野菜ですが、その保存方法は意外と間違いがちなのだそう。
正しい保存方法を野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
意外とやりがちなNG保存方法1.買ってきた袋のまま
まずやりがちなのが、買ってきた袋のまま野菜室に入れる保存。
野菜保存は、野菜が育っている環境と近い状況にしてあげることが基本です。
袋入りのにんじんは、上下互い違いに入っていることが多く、そのままでは野菜の向きがバラバラになってしまいます。
また、袋に入った状態では、にんじんが呼吸して出た水蒸気が溜まり、袋の内側に水滴がついてしまいます。
水滴がにんじんに長時間触れているとカビや傷みの原因となるため、買ってきた袋のまま野菜室に入れるのはNGです。
意外とやりがちなNG保存方法2.むき出し
つぎにやりがちなのが、紙袋や仕切りカゴにむき出しで入れる保存。
ポリ袋の場合は水滴がたまることで腐敗の原因になりますが、むき出しの場合はにんじんの水分が抜けて乾燥してしまいます。
野菜室を紙袋やカゴで仕切って保存するかたも多いと思いますが、にんじんはむき出しのまま保存するのはNGです。
にんじんの最適な保存方法
(1) にんじんをキッチンペーパーで包む。(洗わずそのままでOK)
(2) ポリ袋に入れる。
(3) 容器などに立てて入れ、野菜室に保存する。
正しい保存方法でおいしく保存しよう
にんじんは日持ちする野菜のため、取り扱いに気をつかうことはあまりないかもしれません。でも、意外と間違った保存方法をしてしまっていることが多い野菜でもあるのです。
ぜひ正しい保存方法を知って、もっとおいしくにんじんを楽しめるようにしましょう。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する“野菜ソムリエプロ”。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。Instagramは「@kasumiii.mm」。
編集/サンキュ!編集部