ザルに盛られたブロッコリー

【旬食材】緑と紫のブロッコリーどっちが正解?おいしいブロッコリーを選ぶ方法を野菜ソムリエが解説

2023/11/19

秋から冬にかけて旬を迎える「ブロッコリー」。せっかく旬の味を楽しむなら、できるだけおいしいブロッコリーを店頭で選びたいですよね。

ブロッコリーを選ぶときに見るべき色は?形は…?

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、ブロッコリーの上手な選び方を解説してもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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まずは色に注目!おすすめの色と避けたい色は?

ブロッコリー
Mizina/gettyimages

おいしいブロッコリーを見分ける一番簡単な方法は、色に注目することです。

ブロッコリーのつぼみ(つぶつぶの部分)が黄色っぽくなっているのは、鮮度が落ちてしまっているブロッコリー。
緑色のものは新鮮なブロッコリーです。

そして、もしスーパーで見つけたら緑よりも断然買っていただきたいのが、紫色のものです。

もちろん完全な紫ではなくて、紫がかった緑ということですが、この紫の色素は寒さに当たった証拠。

ブロッコリーは寒さにさらされると、生き残るため殻の中で糖分をたくさん作ろうとするので、紫がかったブロッコリーは甘くておいしいブロッコリーなのです。

なお、加熱すると紫の色素は抜けて緑に戻りますので、「紫っぽいブロッコリーは見た目が気になる…」という人も安心です!

形はきゅっと引き締まったスタイルが目安

食料品店でブロッコリーを選ぶお客様クローズアップ
Thai Liang Lim/gettyimages

ブロッコリー全体の姿としては、こんもりしていて、つぼみ同士がきゅっと密集して引き締まっているものを選びましょう。先端が開いてしまって、すき間が空いてふわっとした見た目のものは、味がよくないものが多いです。

また、つぼみそのものが開いて(つまり開花して)しまっているものは鮮度がかなり落ちているので、避けるようにしましょう。

鮮度を保つのに重要な部分は

ブロッコリーオンホワイト
Marat Musabirov/gettyimages

買ってきたブロッコリーを当日のうちに使わないのであれば、茎が短く切り落とされているものより、茎がしっかり残っているものがおすすめ。この茎の部分が、ブロッコリーの鮮度を保つのに役立ってくれます。

また、そもそも茎に割れ目が入ってしまっているものは、硬くすじっぽくなっています。

さらに茎の断面がみずみずしくないものはカットされてから時間が経っている、つまり鮮度が落ちているので、選ばないようにしましょう。

秋冬に嬉しい栄養たっぷりのブロッコリーを楽しもう!

ボイルブロッコリのボウル
eyewave/gettyimages

ブロッコリーにはβカロテンや葉酸、ビタミンCなどビタミンの仲間が幅広く含まれています。
特にβカロテンは目やのどの粘膜を守るのに役立つため、乾燥が悩ましい季節にぴったり。

また鉄分やタンパク質も野菜としては比較的多く含んでいるので、ビタミン類とともに体全体の調子を整えるのに一役買ってくれます。

これから年をまたいで3月頃まで出荷量が多くなるブロッコリー。ぜひ新鮮でおいしいものを選んで、旬の味をたっぷり楽しんでください!



■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。Instagramは「@megumi_kitchen_and_atelier」。

編集/サンキュ!編集部

 
 

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