野菜をゆでてゴマ油や塩などで和えたナムルは、もとは韓国料理ですが、今や日本の家庭でも定番料理のひとつではないでしょうか。副菜としても便利で、野菜をモリモリ食べられるのもうれしいですよね。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、ナムルをつくるならぜひ入れてもらいたい、やみつき食材を紹介してもらいます。

いつものレシピにとりあえず入れてみて
ナムルをつくるとき、ぜひ入れてほしい食材が、韓国海苔。板状の韓国海苔の場合は粗くちぎって、フレーク状の場合はそのまま入れてください。
入れる量はお好みで構いませんが、わが家でつくる際は、ほうれん草1束のナムルに対して板状の韓国海苔6~8枚程度を入れています。調味料はいつもと同じか、味が濃くなるのが気になる場合は少しひかえめにしましょう。
たったこれだけで、味わいがグンと変わります!もともとナムルはごはんにもお酒にも合いますが、より食が進む風味に。筆者が出張料理人として伺った家庭で韓国海苔入りのほうれん草ナムルをつくったところ、ふだんはほうれん草をあまり食べない小学生のお子さんがペロリと完食していたと、うれしい報告をもらいました。
洋風の野菜でも合う!
本場・韓国のナムルは、にんじんやほうれん草、もやしなどを使いますが、通常はナムルにあまり使わないような洋風の野菜でも、韓国海苔といっしょに和えることができます。
たとえば、ブロッコリーのナムル。ブロッコリーをいつもより小さめに切って加熱し、定番の野菜をナムルにするときと同じ味つけで、韓国海苔と一緒に和えてみてください。もやしなどと比べると、味がつきにくい場合もありますので、味見して足りない場合は少し塩を加えても。
ゴマ油などナムルに使う調味料も、そして韓国海苔も、ほとんどの野菜と相性がよいので、ぜひいろんな野菜で試してみてくださいね!
いつものナムルを簡単にアレンジして野菜をモリモリ食べよう
野菜を生のままサラダで食べようとすると、一度にそんなにたくさん食べられませんが、ナムルの状態だと意外と食が進む…なんてこともありますよね。家族がなかなか野菜を食べてくれない、あるいは、まとめ買いした野菜を早く使いきりたい、というときは、簡単にやみつきになる韓国海苔を加えて、モリモリ食べてくださいね!
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部