暮らしの達人に聞く！忙しい年末、大掃除を「サボる」としたらどこ？

忙しい年末、大掃除で手一杯にしないためにも、サボれるところはサボってもいいとか。暮らしの達人であるシンプリストうたさんに、詳しく教えてもらいました。

年末は「洋服クローゼットの掃除」をサボっていい！

年末は、「洋服クローゼットの大掃除」を積極的にサボりましょう。その理由3つを解説していきます。

1．掃除だけでは収まらなくなるから

「洋服クローゼット」を大掃除する場合、「クローゼットの中にある洋服や収納用品を全て出すこと」から始めるのが基本です。

出し入れにも時間がかかるのでですが、それより心配なことは、途中で「整理整頓」に作業が集中してしまう点です。掃除をするために出し入れしたつもりが、「あれ、この服もう何年も着ていないかも」などと洋服そのものが気になり始め、整理の沼にハマってしまいがちです。

すっきりさせるつもりがかえって散らかしてしまう可能性もあるので、時間が限られている年末にやるのは避けておいた方が無難です。

2．手放す服が決まっても放置されるのが目に見えているから

もし、整理がさくさく進んで手放す服が決まっても問題が2つあります。1つ目の問題は、捨てるのか譲るのか売るのか、選別しなければならないということ。一言で「手放す」といっても、様々な手放し方があるので、それを選抜、仕分けるのには時間がそれなりにかかってしまいます。

2つ目の問題は、年末であれば引き取ってもらえない可能性があるということです。そもそも年末年始はお休みしているところも少なくはありません。結局年末に手元に手放す服が残ってしまってもすっきりしませんよね。捨てるのにも時間と労力がかかってしまうので、余計な負担を増やさないためにも「手放す服自体を出さないこと」を基本としたいところです。

3．衣替えシーズン毎に掃除すればいいから

そもそも、大掃除シーズンに洋服クローゼットの掃除をしなければならないのでしょうか。答えはノー。

理由は、季節毎に必ずやる「衣替え」とセットにして掃除を行う方が効率的だからです。衣替えのタイミングで洋服の見直しもできますし、その流れで掃除することもできます。

わざわざ年末にやらなくても、日常の小掃除と年4回の念入り掃除で綺麗をキープできるでしょう。

「洋服クローゼットの大掃除」はわざわざ年末にやらない！

子どもが冬休みに入り、話し相手や食事の支度などに追われつつも、同時に多くのタスクをこなさなければなりせん。

すっきり年始を迎えるためにも、大掃除は本当にやり残したところだけにしておきたいので、タイミングをずらせる「洋服クローゼット」は手をつけないようにしましょう。

わざわざ年末にやらない掃除箇所を増やしていくことで、時間にも気持ちにもゆとりある年末を過ごすことができるでしょう。

■執筆／シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションでの家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。インスタグラムは@utatanenet_home。

編集／サンキュ！編集部