【見るべき場所は3つ】旬の「菜花」スーパーでおいしいものを選ぶときのチェックポイントは?
2024/02/12
ほろ苦さが特徴の菜花。つぼみ・茎・葉すべてを食べることができて、抗酸化作用なども高い野菜です。
今回は、おいしい菜花の見分けかたを、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
菜花の旬は2月〜3月
年が明けると出回り始める菜花。2月〜3月に旬を迎え、春の訪れを告げる野菜として桃の節句(ひなまつり)でも食べられます。
菜花「ナバナ」と読み、アブラナ科の花の総称で、花が咲く前のつぼみの状態で流通しています。
小松菜や白菜などのアブラナ科の野菜も、成長を続ければ菜の花が咲くので、野菜ごとにつぼみを楽しむこともできるんですよ。
品種はさまざまあり、「かき菜」や「のらぼう菜」などのご当地品種を見かけたことがあるかもしれませんね。
一般的にスーパーで売られている菜花を見分けるための、チェックポイントをご紹介します。
おいしい菜花の見分けかた
つぼみがキュッとしまっている
つぼみの状態で食用にする菜花は、つぼみがぎゅっとしまっていると状態のよいものです。
数日で花が開いてしまうため、花のついているものは収穫から時間が経っていると考えられます。
また、保存状態がよくないと開花が進み、苦みも増してしまうので、つぼみの状態をチェックするようにしましょう。
茎が太く切り口がみずみずしい
次に、茎の状態を見ていきます。
切り口がみずみずしいものは収穫から時間が経っていないものです。乾燥してカサカサになっていたり、変色しているものは避けましょう。
また茎が太く、丸に近い形のものは生育が順調だったものです。形もチェックしてみるとよいでしょう。
葉が濃い緑色で葉脈がくっきり
紙で束ねられているものもありますが、袋入りのものであれば、葉の状態もチェックしてみてください。
濃い緑色で、葉脈という筋がくっきりしているものがおすすめです。
また生育が順調だったものは、葉脈が左右対象に広がっています。あわせてチェックしてみるとよいでしょう。
葉がしおれていないかも大切なポイントです。
旬の菜花をおいしく味わおう
菜花に含まれるビタミンC量は、130mg/100gと野菜類の中でもトップクラス。
さらに、β-カロテンを豊富に含む緑黄色野菜ですので、高い抗酸化作用が期待されます。
時間が経つと香りが抜け、苦みが増して食感も悪くなってしまうので、購入後は2〜3日中に食べるようにしましょう。
旬のおいしさを、存分に味わってくださいね。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。Instagramは「@kasumiii.mm」。
編集/サンキュ!編集部