菜の花の束、白い背景

やらなきゃもったいない!旬の「菜の花」と相性抜群な食材で一石二鳥の簡単メインを野菜ソムリエが解説

2024/01/30

例年1月から3月頃にかけて出荷量が多くなる菜の花。

立春前からスーパーなどで出回る菜の花は、待ち遠しい春の訪れを予感させてくれる食材ですが、独特の苦味がちょっと苦手という人も多いのでは。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、菜の花の苦味を軽減して栄養面でもお得な、一石二鳥のメイン料理を教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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【レシピ】すぐ完成!菜の花と牛肉のオイスターソース炒め

[材料]2~3人分
・菜の花…1/2パック(100g程度)
・牛薄切り肉…200g程度
・にんにく…1かけ
・オイスターソース…大さじ1.5
・ゴマ油…適量
・塩こしょう…お好みで

[作り方]
1.菜の花は食べやすい長さに切り、茎の部分は太さを半分または1/4に切る。にんにくは薄くスライスする。
2.フライパンにゴマ油とにんにくを入れ、香りが立つまで加熱する。
3.牛肉を加えて色が変わってきたら菜の花を入れ、菜の花がしんなりするまで炒める。
4.オイスターソースを加えて全体を混ぜ合わせ、味見をして足りなければ塩こしょうで整えて完成。

[ひとくちアドバイス]
・牛肉の代わりに豚肉やエビでも合います。
・にんにくはすりおろしにんにくチューブでも代用できます。その場合はオイスターソースを加えるときに一緒に2センチほど入れてください。

少量の油でOK!栄養吸収も促進してくれて一石二鳥

かごに入った菜の花
GI15702993/gettyimages

菜の花の苦味は油分と一緒になることでやわらぎ、下茹でをしなくても食べやすくなります。

今回のように牛肉や豚肉などのお肉とともに調理することで、お肉の油分も菜の花独特の苦味を軽減してくれます。

また、菜の花に多く含まれる栄養素であるβカロテンは油と一緒に食べることで吸収がよくなるため、栄養面でも嬉しい効果があって一石二鳥です。

「油」を味方につけて菜の花をもっと楽しもう!

バターとオリーブオイル
kazmulka/gettyimages

今回は菜の花とゴマ油を合わせましたが、使う油はサラダ油でも、オリーブオイルでも、バターでもOK。

きのこやベーコンと調理する場合はオリーブオイル、ホタテやアサリなど貝類と一緒に使うときはバターなど、お好みに合わせてさまざまな油で試してみてください。

明るい春のイメージを運んできてくれる菜の花。

まだまだ寒いなかで体調を整えてくれる栄養素もたっぷり含んでいるので、ぜひ気軽に楽しんでみてください。



■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。

編集/サンキュ!編集部

 
 

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