旬の「大根」スーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?
2024/01/27
大根は調理法も幅広く、栄養も豊富で保存もきくため、冬の食卓で大活躍してくれますよね。
今回は、おいしい大根の見分けかたを、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
大根の旬は12月〜2月
大根は周年出回りますが、主流の青首大根の旬は、12月〜2月。
春の七草のひとつ「すずしろ」は大根のことで、古くから日本で親しまれている野菜です。
サラダや大根おろしなど、生でも食べられるほか、煮ものや炒めものにも使うことができ、調理法も幅広いのが特徴です。
また、漬けものや切り干し大根は保存性を高めることで、長く大根を楽しむために工夫された食べかたとして定着していますね。
そんな、日本人に馴染み深い大根ですが、おいしいものを見分けるためには、どこをチェックしたらよいのでしょう?
おいしい大根の見分けかた
ずっしり重いもの
まずは大根を手に持って、重みをチェックしてみましょう。
大根はその90%以上が水分でできている野菜。
新鮮な大根は水分が多いため、ずっしりと重みを感じます。
同時に表面のハリなども手に取ると確認することができますよ。
太さが均一のもの
次に形を見ていきましょう。
最も多く流通している青首大根は、上から下まで太さが均一なものが、上手く生育してきたものです。
先端までしっかり太さがあるものを選びましょう。
ひげ根の穴が浅く縦に並んでいるもの
ヒゲ根の穴の状態も、おいしさをチェックする上で欠かせないポイントです。
穴の深さが浅く、ヒゲ根が伸びていないものがおすすめです。また、ヒゲ根が伸びているものは収穫から時間が経っている可能性があります。
穴の並びかたにも注目してください。
穴が縦にきれいに並んでいるものは、甘みがしっかりしている大根です。
一方で、ななめになっていると辛みが強いとされるので、好みによって選び分けてもよいでしょう。
葉がみずみずしいもの
葉の部分も鮮度を見分けるためにチェックするポイントです。
みずみずしさがあり、しおれていないもの。黄色く変色していないものを選びましょう。
葉も食べられる部分ですので、鮮度のよいものを選べば、葉を捨てることなく料理に使うことができますよ。
旬の大根をおいしく味わおう
大根は、部位によって味わいが変わるのも特徴です。
料理によって上手に使い分けをしていきましょう。
ご当地品種も多くありますので、各地の大根を味わってみるのもおもしろいかもしれません。
旬のおいしさを、存分に味わってくださいね。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。インスタグラムは@kasumiii.mm。
編集/サンキュ!編集部