夏が旬のとうもろこし。旨みと栄養がたっぷり詰まったとうもろこしですが、間違った調理をすると、旨みと栄養を逃してしまうって知っていますか?
そこで、今回は、楽ちん料理が得意の主婦はらすが、旨みも栄養も逃さない!とうもろこしの調理法をご紹介します。

とうもろこしの栄養
炭水化物のイメージが強いとうもろこしですが、実は栄養価の優れた夏野菜。炭水化物のほかに「食物繊維」「ビタミンB群」「カリウム」など、栄養素が豊富に含まれています。
ビタミンB群
疲労回復に役立つ「ビタミンB1」は、糖をエネルギーに変えるのに必要な栄養素で、体を元気にしてくれます。また、イライラを抑えたり、精神を安定させる効果も期待できる栄養素です。
他にも、皮膚や粘膜の健康を守るのに役立つ「ビタミンB2」や、美肌効果や老化対策、病気に負けない体作りに役立つ「ビタミンE」も含まれています。
食物繊維
とうもろこしには食物繊維が豊富で、「不溶性」と「水溶性」の2種類の食物繊維が含まれています。
その中でも「不溶性食物繊維」の含有量は「さつまいもの4倍」と言われるほど。効果的にお腹の調子を整えることができます。
また、とうもろこしは糖質が多い野菜ですが、食物繊維が豊富に含まれていることで、糖質の吸収を緩やかにし、「血糖値の上昇を防いでくれる」効果もあります。
カリウム
カリウムは「高血圧」や「むくみ」に役立つ栄養素です。夏は熱中症対策のために、意識して塩分を摂る傾向にありますが、摂りすぎるとむくみの原因に。夏に積極的に摂取したい栄養素のひとつです。
おいしいとうもろこしの見分け方とポイント
おいしいとうもろこしを選ぶポイントはこちら!
買い物の際に、参考にしてみてくださいね。
・できるだけ皮付きの新鮮なもの
・皮が緑色で、ヒゲが茶色くしっとりしたもの
・実が先端までしっかり詰まっていて、ツヤとハリがあるもの
また、とうもろこしは非常に「鮮度の落ちやすい野菜」です。時間が経てば経つほど、みずみずしさや甘みが失われてしまうので、収穫したらできるだけ早く調理するのがおいしく食べるポイント!
買ったらすぐに調理してくださいね。
旨みを凝縮!楽ちん調理のポイントは?
旨みと栄養を逃がさないおすすめの調理法は、ズバリ「レンチン」です!
実は、お湯で茹でるのはNG!
なぜかというと、水溶性のビタミンなどは茹でるとお湯に流れ出てしまい、せっかくの栄養が台無しになってしまうためです。
やり方はとても簡単なので、ぜひチェックして試してみてくださいね。
やり方
1、とうもろこしの皮を2〜3枚くらいになるまでむく。
2、1のとうもろこしを皮のまま水洗いする。
3、2のとうもろこしをラップで包む。
4、ラップで包んだとうもろこしを600Wで5分加熱する。
※レンジから出す時は熱々なので、ミトンをするなど火傷しないように気をつけてくださいね。
5、そのまま余熱で蒸らし、冷めたら出来上がり!
そのまま出しても立派な一品に!
暑くて料理をするのも大変!食欲が出ない!
そんな夏は、「レンチンとうもろこし」をそのままおかずに出すのがおすすめ!
ツヤツヤのとうもろこしを食卓にドーンと出せば、立派な一品になります。山盛りのとうもろこしは見た目のインパクトもgood!お子さんも喜ぶこと間違いなしですよ。
そのまま食べるのに飽きてしまったら、ほんのひと手間加えるだけでOK。
「バター」と「醤油」でサッと炒めるだけで、食欲をかき立てる味に大変身!
また、ちょこっと「粉チーズ」をかけると、コクがプラスされて、ひと味違ったおいしさが楽しめますよ。
旬のとうもろこしで夏の疲れを吹き飛ばそう!
いかがだったでしょうか。とうもろこしの魅力を最大限に引き出せる「レンチン」調理法。
ラップとレンジがあればすぐにできるので、ズボラさんや忙しい主婦にぴったりな方法ですよ。
今が旬のとうもろこしは、食べなきゃ損!
栄養満点なおいしいとうもろこしで、夏の疲れも吹き飛ばしましょう!
気になった方はぜひやってみてくださいね。
■執筆/はらす
4人家族で食費4万円!「自炊で家計を整える」をモットーに、ズボラでもできる節約レシピを発信中!ボリュームもコスパも妥協しない楽ちんレシピが人気。インスタグラムは@harasu_kakei
編集/サンキュ!編集部