梅干しはそのまま食べるともったいない⁉ 健康効果UPのひと手間とは?

2022/03/02

変わった食べ方を探すのが好きな、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

みなさんは、梅干しを焼いた「焼き梅」が体にいいと昔からいわれてきたことをご存じでしょうか?

実家で祖母が毎年梅干しをつくってくれていたのですが、焼き梅は食べたことも見たこともありませんでした。調べてみると焼くだけですごい効果があることを知りました。

この記事では、管理栄養士である筆者が、健康維持&ダイエットにおすすめの焼き梅をご紹介します。また、焼き梅を生かした料理についても触れているので、参考にしてみてくださいね。

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なんで焼くといいの?

梅干しは、梅の実を塩漬けして干し、赤しそなどで色をつけたものが一般的。我が家でも、梅が収穫できると梅干しだけでなく梅シロップや梅ジュースを子どもと手作りしています。

そんな梅干しのすっぱい味のもとになるのが、クエン酸という成分。
クエン酸には、抗酸化作用やカルシウムや鉄などのミネラルの吸収を高めてくれたり、代謝を助ける働きが期待できます。また、暑さで食欲がなくなりやすい時には、胃の働きを促進して食欲アップに役立ちます。

ところが、梅干しを焼くとさらに成分が増加することがわかっています。それが「ムメフラール」と「バニリン」。

ムメフラールは、梅干し中のクエン酸と糖が加熱されることによって生まれ、血流を良くして体を温める効果が期待できるのだとか。また、肪燃焼作用があるバニリンはバニラの香りのもとで、香料として加えられる以外に食品にはほとんど含まれていませんが、梅干しには入っています。更に、梅干し中の似た成分が加熱によってバニリンへ変わることでバニリンが増え、ダイエット効果がアップするといわれています。

焼き梅のつくり方

焼くだけでうれしい効果が増える「焼き梅」。
基本的な作り方を紹介しますね。

1. フライパンを熱し、梅干しをのせます。
2. 全体に焼き目がつくように転がします。

種の近くまでホカホカに熱が通っていればOK。焼き目がつくことで少し香ばしさが感じられるかもしれませんが、味としては梅干しそのもの。
あとは、ごはんにのせたりして普通に食べてください。

また、焼き梅ではなくなってしまいますが、電子レンジで加熱する方法もあるのだとか。どれだけ差が出るかは明確ではありませんが、どうしても焼くのが面倒であれば、こちらの方法を試してみては?

焼き梅を使った料理

★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
年長の女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、地元のケーブルテレビの食育番組に出演しています。
食べること、料理すること、喋ることが好きです。

体に冷えを感じた時や、風邪のひき始めに焼き梅が効果的とされています。

そんな時には、温かい料理と焼き梅を合わせてみると相乗効果が狙えますよ。
筆者おすすめの方法としては、味噌汁に加えること!

もともと、焼き梅を知る前から味噌汁に入れるとおいしくなることを知っていたので、焼き梅も好相性なのです。
味噌の量を梅干しの塩気に合わせて加減する以外は、お好きなように味噌汁をつくってください。温め効果を高めたいのあれば、しょうがやねぎを加えるのがおすすめですよ。

ぜひ、焼き梅を活用して、健康維持&ダイエットに役立ててみてはいかがでしょうか?

※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。

 
 

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