【風邪の薬膳ケア】簡単でおいしい!咳が出る時の薬膳ドリンクレシピ3選
2023/11/18
咳が出るとそれだけで体力が奪われて辛いですよね。そんな時は「冷蔵庫にあるものでパパッと」簡単で美味しくて楽になる、薬膳ドリンクがおススメです。
今回は、看護師・薬膳師などの資格をもつ薬膳ナースけいこさんが、「咳を和らげる薬膳ドリンクのレシピ3選」をお伝えします。
咳ケアレシピ1 はちみつ大根
【作り方】
1 1センチ角に切った大根100gを煮沸した広口ビンに入れる
2 大根が隠れる程度のはちみつを入れる
3 2時間~半日たって、大根のエキスが染み出てきたら大根を取り出す
※1歳未満のお子さんは、はちみつがNGのため麦芽あめで代用しましょう。
【使い方】
ティースプーン1~2杯を1日2~3回飲む。
紅茶やヨーグルトに入れると飲みやすいです。
取り出した大根は食べても美味しいですよ。
【薬膳解説】
大根は、口の渇きを癒したり、痰の多い咳を和らげます。
はちみつは、肺を潤して痰を出やすくしつつ、咳を和らげます。
咳ケアレシピ2 れんこんスープ
【作り方】
1 鍋にみじん切りにした玉ねぎ1/4を入れてバターで炒める
2 れんこん200gをすりおろす
3 水400cc(豆乳などでもOK)を加えてコンソメやだしなどお好みで味付けをしてとろみがつくまでコトコト煮る
【薬膳解説】
れんこんは、肺の熱を冷まして潤す効果があり、古くから咳や痰の症状に使用されてきました。
特に、節が効果が高いといわれています。
れんこんパウダーやれんこん節パウダーが市販されており、飲み物に溶かしたり、ふりかけに混ぜたりして簡単便利に使えるため常備しておくと便利です。
咳ケアレシピ3 なしジュース
【作り方】
1 なし1/2個をすりおろす
2 炭酸水やお好みのミルク類(アーモンドミルクやオーツミルクなど)100ccと混ぜる
お好みでレモンやはちみつを入れてもよいです。
【薬膳解説】
なしは肺や口の渇きを癒して咳や痰を和らげるとともに体の余分な熱を取るため、発熱を伴う際におススメです。
体の熱を冷ます作用が気になる場合は、体を温めるシナモンパウダーをトッピングするとバランスが取れますよ。
ホットで飲んでも美味しいです。
食材の力を活用して、薬を飲む前に、または薬と併用してできる薬膳の知恵を使ったホームケア。風邪が気になる季節に健康管理のひとつとして役立ててみませんか?
■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中
編集/サンキュ!編集部
※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。
※はちみつは1歳未満の乳児に与えないでください。