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【管理栄養士監修】「豆腐」の賞味期限切れはいつまで食べられる?傷んだ豆腐の特徴も解説

2020/10/26

皆さんは、ふだん食べている豆腐の賞味期限が切れた場合にはどのような対応をしていますか。豆腐の賞味期限が切れてしまっても、日数によっては加熱すれば食べられる可能性があります。そんな賞味期限が切れた豆腐について紹介しています。

日本の豆腐の作り方は?

豆腐とは、大豆の搾り汁(豆乳)に凝固剤であるにがりを入れると、豆乳が固まる性質を利用した加工食品です。また、豆腐は日本以外にも中国、韓国、北朝鮮などでも食べられています。※1

豆腐の加工法・調理法などは各国ごとに違います。日本の豆腐は、白くて柔らかい食感を持ち、同じ豆腐でも「日本独特の食品」として発展を遂げてきました。その日本の豆腐の作り方は、大豆を柔らかくしてすりつぶした汁に水を加えて煮ます。煮た汁に、にがりなどの凝固剤を加えて固めていきます。

豆腐の種類は、製法の違いによって「絹ごし・木綿」などがあります。豆腐は、植物性食品のなかでも栄養価が高いことが知られています。そんな豆腐が、日本に伝わったのは奈良時代だと言われています。

賞味期限と消費期限の違い

ここで消費期限と賞味期限の違いについてまとめます。

賞味期限とは、未開封で保存方法をしっかり守って保存した場合に、記載されている年月日、または年月まで「おいしく食べられる」期限のことです。

賞味期限はスナック菓子・インスタントラーメン・缶詰など、製造・加工されてから、おおむね6日以上期限のある傷みにくい食品に記載されています。またこの期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。※1

消費期限とは、賞味期限と同じように保存してた食べ物などが、記載されている「年月日」まで「安全に食べることのできる」期限になります。※1

お弁当・サンドイッチ・生菓子など、製造・加工されてから、おおむね5日以内の傷みやすい食品に記載されています。※2

もちろん賞味・消費期限ともに、開封してしまうことで食品の保存状態が変化してしまうため、表示されている期間に関わらず、できるだけ早めに消費するようにご注意ください。

豆腐の作り方による賞味期限の違い

冷たい豆腐の木製テーブル
taa22/gettyimages

最近販売している豆腐のなかで、保存方法の違いで「普通豆腐」と「充填豆腐」2つの種類の豆腐に分けることができます。この2種類の違いは、「賞味期限の期間」が違うことになります。そんな2種類の豆腐の賞味期限などを詳しく紹介します。

普通豆腐の賞味期限

普通の豆腐とは一般的に皆さんが見かける市販の「パックに水といっしょに入っている豆腐」のことです。このタイプの豆腐は豆腐をパックに入れたあとにパックごと熱殺菌されており、賞味期限はメーカーにもよりますが、おおよそ4~7日と言われています。※1

なぜパッキングしているのに、4~7日ほどしか保たないのでしょうか。それは、豆腐がパックに入ったままだと「灰汁」が溜まってしまい、豆腐が傷みやすくなるからです。また、密閉しても水に徐々にしみ出てくるため、賞味期限はそこまで長くありません。

充填豆腐の賞味期限

充填豆腐とは、一般的な豆腐と違い水にさらされずに容器に密閉された豆腐のことです。

充填豆腐は人があまり手を加えずにつくり、完成後に加熱殺菌しているため製品が劣化しにくく、保存期間である賞味期限が長くなっています。

充填豆腐の賞味期限はこれもメーカーなどによって違いはありますが「10カ月」ほどあるものもあります。こちらは、ほぼ無菌状態でつくられているがゆえの賞味期限になります。※2

賞味期限が過ぎて傷んだ豆腐の特徴

生のオーガニックのソイ豆腐
bhofack2/gettyimages

では、傷んだ豆腐を判別するには、どんな方法があるのでしょうか。

豆腐が傷んでしまった場合にチェックするべきいくつかのポイントを紹介します。これらのポイントの症状が豆腐に現われている場合には、腐っている可能性が高くなるので絶対に食べないようにしてください。

・豆腐から酸っぱい臭いや生臭い臭いがする。
・豆腐を食べてみたら、酸味や苦味を感じる。
・豆腐そのものが変色している。
・豆腐の表面をさわると、ヌメヌメしていたり、粘り気のある糸を引いている。
・未開封の豆腐のパックが膨張している。
・豆腐に、カビが生えている。

豆腐が腐っているか確認するために、少し食べて味を確かめる人もいるかもしれませんが、おすすめしません。

もし気づかず食べてしまって、少しでも変な酸味などの味を感じた場合は、飲み込んだりせずにすぐにはき出してください。念のために口の中もすすぐことをおすすめします。

日数別賞味期限切れの豆腐はいつまで食べられる?

まな板上の生豆腐のスライス
bong hyunjung/gettyimages

豆腐の賞味期限について解説しましたが、次は賞味期限からどのくらい経っても食べることができる可能性があるのかについて、日数別ごとに解説していきます。

「消費期限」で表示された豆腐は、期限が切れたら食べないことをおすすめします。ですが、「賞味期限」で表記された豆腐は、期限が切れたからといっても、直ちに食べられなくなるわけではありません。

賞味期限が1日以上過ぎた豆腐

豆腐のパックが未開封で冷蔵庫に入っていた場合は、賞味期限が1日過ぎていても健康面から問題がある可能性は低いです。

しかし、すでに開封済みだったり、豆腐の保存していた場所が保存環境に適していない場合には話が変わります。そのため、豆腐の臭いを嗅いだり、触って粘りなどがないかなど、ふだんの豆腐と状態に変化がないかを確認することをおすすめします。

また、もしご自身で大丈夫だと判断して賞味期限を1日でも過ぎてしまった豆腐を食べる場合には、必ず「加熱処理」をしてください。豆腐のパックが未開封であっても、賞味期限が切れた豆腐は時間が経っているため、つくられた当初よりも豆腐は劣化が進んでいます。

冷奴などの生で豆腐を食べると、おなかをこわしてしまう可能性がありますので、火を通して食べることをおすすめします。

賞味期限が2~3日以上過ぎた豆腐

保存環境を遵守し、パックが未開封のままだと賞味期限が切れていても「2~3日」程度なら食べられる可能性があります。

ただし、あくまでそれは可能性の話です。豆腐が保存されていた状況によって、当然食べられないこともあります。そのため、1日過ぎた場合と同様にパックを開けて、ふだんの豆腐と違いはないかなどの安全チェックを念入りにしてから食べてください。

もし違和感があったり、少しでもふだんと違う点があれば食べずに処分するようにしましょう。また、食べる際は必ず加熱処理をしてから食べることをおすすめします。

賞味期限が1週間以上過ぎた豆腐

お豆腐の賞味期限が切れて1週間経過してしまった場合には、傷んでいる確率が非常に高いです。保存されている季節が、ものが傷みにくい冬場であっても安全ではない可能性が高いです。

そのため、賞味期限が1週間過ぎた豆腐は食べないようにしましょう。

見た目がチェックポイントに該当しておらず、食べられそうと思った場合でもやめておくことを強くおすすめします。目には見えない雑菌などが繁殖している可能性があります。

賞味期限が1カ月以上過ぎた豆腐

豆腐の賞味期限が切れて1カ月以上経過している場合は100%食べるべきではありません。

腐っている可能性が高い状態になります。適切に冷凍保存されていれば、賞味期限が切れていても食べられると考える人もいますが、味見すらも避けるべきです。

賞味期限切れの豆腐は加熱して食べよう

白の背景で白豆腐
YuanruLi/gettyimages

賞味期限の切れた豆腐を食べる場合には、「火を通して食べる」ことをおすすめします。

賞味期限が切れて1~2日だと生のまま食べても大丈夫とおもっている人もいらっしゃいますが、賞味期限切れの豆腐を生の状態で食べるのは絶対におすすめできません。賞味期限が過ぎた豆腐を生で食べると、食あたりなどをおこす可能性があるからです。

また、時間がたった豆腐は味が落ちています。生で食べるよりも手を加えた料理にしてあげるほうが、豆腐をおいしく食べることができます。

豆腐を使ったおすすめレシピも合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめレシピ1:豆腐の西京焼き

豆腐の西京焼き
出典:E・レシピ

豆腐をオーブンで焼いたアレンジレシピ・豆腐の西京焼き。豆腐に合わせ味噌をぬることで、チーズのような奥深い味わいにかわります。晩酌のおつまみとしても相性がよさそうですね。

おすすめレシピ2:マーボー豆腐

マーボー豆腐
出典:E・レシピ

ピリッとした辛さがあとひくマーボー豆腐のレシピです。絹ごし豆腐のなめらかな食感がたまりません。さいごに乗せる千切りにしたしらがねぎが、いいアクセントになっています。

おすすめレシピ3:バジルとチーズのヘルシーおから豆腐コロッケ♪

バジルとチーズのヘルシーおから豆腐コロッケ♪
出典:楽天レシピ

おからと豆腐でつくる、ヘルシーなおから豆腐コロッケです。バジルと粉チーズで味つけをして、衣をつけずに調理するのがポイント。オリーブオイルでじっくりと焼き上げました。

豆腐の正しい保存方法

おいしいハード豆腐キューブ
Heri Mardinal/gettyimages

豆腐の賞味期限の紹介をしましたが、豆腐を保存する方法でその期間は変わります。ここでは、豆腐の保存方法を詳しく紹介します。※1

冷蔵庫で豆腐を保存する方法

基本的には未開封の豆腐は冷蔵庫で保存することをおすすめします。

もし、豆腐を開封したものの一度に使いきれなかったという場合は、以下の対応をとりましょう。

たっぷりと水を張った容器に豆腐をいれて、豆腐が空気に触れることがないようにしてください。その容器にフタをすれば、豆腐をおいしく保存できます。

上記の方法で保存したとしても、開封後はなるべく早く食べきることをおすすめします。

豆腐は冷凍保存はできる?

豆腐は冷凍保存することもできます。しかし、冷凍した豆腐はゴワゴワしたような食感になってしまい、ふだんの豆腐とは違う食感になってしまいます。しかし、冷凍した豆腐は、解凍すると水分が抜けることによって味がしみやすくなるため、煮物などの味がしみたほうがおいしい料理に使うことをおすすめします。

豆腐を冷凍にするときのポイントを解説します。豆腐の水分をできるだけ取り除くため、両手で包み込むようにはさみ込んで水分を押し出したあと、クッキングペーパーを敷いたジッパーつきポリ袋の中で凍らせましょう。

豆腐が完全に凍ったら、ジッパーつきポリ袋の中で空気に触れないように保存しましょう。保存する容器に空気が入ると、豆腐が酸化したり霜がついたりする原因になります。そのため、冷凍用保存袋や密閉容器に入れて空気と触れる機会を減らしましょう。

冷凍した豆腐を使用する場合は、前日に冷蔵庫へ移して解凍するか、使用直前に電子レンジで解凍します。味噌汁や煮物に入れる場合は、凍ったまま入れることも可能です。

賞味期限切れの豆腐には要注意!無理して食べないようにしよう!

豆腐と大豆の豆と大豆の種子と大豆の肉は、白の背景に分離されたプレートです。フラットなデザインのベクターイラスト。
Bezvershenko/gettyimages

賞味期限切れの豆腐が食べられるのかどうかについて解説してきました。

豆腐が保存されている状態によって食べられる可能性は変わってきます。上記の記述を参考にして、あくまで自己責任において食べるようにしてください。少なくとも賞味期限が切れた豆腐は、絶対に加熱してから食べましょう。

もし少しでも違和感がある場合は絶対に無理をせず、食べないようにしましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

 
 

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