【管理栄養士監修】「たい焼き」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/11/06
この記事では「たい焼き」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
たい焼きを食べると太りやすい?
たい焼きが生まれたのは、鯛が高級魚として庶民には無縁だった明治時代の末期といわれています。以来、幅広い年代に親しまれている代表的な和菓子の1つです。鯛の形に焼いた生地の中に具材を入れてつくられます。
一般的なたい焼きは、小麦粉がベースの生地に甘味のついたあんこをはさむので、カロリーや糖質は高くなりやすい特徴があります。それでは具体的なカロリーを見ていきましょう。
たい焼きのカロリー
最近では小麦粉でつくった生地やあんこが中身のものだけでなく、さまざまな種類のたい焼きが発売されています。50gのつぶあんを使ったたい焼き1個(94.9g)のカロリーは220kcalです。
ご飯1膳(160g)は269kcalありますが、たい焼きと同じ重量に換算すると159kcalとなるため、たい焼きのほうが高カロリーであることがわかります。以下ではカスタード50gを使ったたい焼きともカロリーを比較しています。
●つぶあん(50g):220kcal
●カスタード(50g):186kcal
※括弧内は左記材料の使用量
たい焼きの炭水化物量は?
炭水化物は大別して糖質と食物繊維に分けられます。糖質は脳や体のエネルギー源となりますが、とりすぎた糖質は脂肪として蓄積されるため摂取量には注意が必要です。
つぶあん50gを使ったたい焼き1個(94.9g)の炭水化物量は41.52g、そのうち糖質量は38.29gです。たい焼きの炭水化物の大部分は、砂糖を含むつぶあんと小麦粉に由来するものです。たい焼き1個あたりに使用されるつぶあんと小麦粉の炭水化物量を確認してみましょう。
●つぶあん(50g):27g(24.15g)
●小麦粉(15g):11.39g(11.01g)
※括弧内は、糖質量です。
たい焼きを食べる際のポイント
ここからはカロリーの気になるかた向けに、たい焼きを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにたい焼きを食べたくなった際の参考にしてください。
カロリーで選ぶならカスタードがおすすめ
さきほど比較した2種類のカロリーをもう一度見てみましょう。メーカーやお店によってバラつきはありますが、少しでも低カロリーなたい焼きを選ぶならカスタードにしましょう。
●つぶあん(50g):220kcal
●カスタード(50g):186kcal
※括弧内は左記材料の使用量
小さめのものを選ぶ
厚生労働省の発表した日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、30~40代の女性の推定エネルギー必要量(kcal/日)は2,050kcalとされています(身体活動レベルⅡの場合)。
つぶあんのたい焼きの場合、3つ食べると通常の食事と同じ位のカロリーに相当します。間食としてたい焼きを食べるときは、摂取カロリーのことなどを考慮し、小さいものを選ぶとよいでしょう。
食後に食べる
空腹時に甘いものを食べることで血糖値が急上昇し、脂肪をため込みやすくなります。そのため、体重の増加につながってしまいます。
しかし、食後の場合は、先に食べた食事の消化・吸収から進むため、たい焼きによる血糖値の急激な上昇を防げます。また、ある程度お腹が満たされたあとであれば、食べすぎを防ぐためにも効果的でしょう。ゆっくりよく噛んで食べることも血糖値を急上昇させないポイントです。
たい焼きを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
体型維持やダイエット中のかたには甘いスイーツは天敵かもしれません。しかし、我慢ばかりではストレスが溜まって続かなくなってしまいます。
たい焼きを食べるときは、量と大きさや、食べるタイミングに注意してほどほどに楽しみましょう。