一番後回しでヤバイ窓の大掃除!1カ所15分で完了する方法

2019/12/21

大掃除の季節がやってきました。でも、何日もかけて掃除をするのはムリという人は「ピンポイント大掃除」がおすすめ。いつもの掃除で落としきれない、汚れがたまりやすい所だけ掃除すれば、家全体がキレイに見えますよ。今回は「窓まわりの掃除術」をご紹介します。

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<教えてくれた人>
浦野清美さん
NPO法人 日本ハウスクリーニング協会 指導員。掃除会社の登場前から個人でハウスクリーニング業を開始。協会の運営補佐や講師、家事代行もこなすキャリア28年のベテラン。 https://www.jhca.or.jp

ピンポイント掃除の基本中の基本は「上から下」。低い場所から始めると、高い場所の汚れが掃除済みの所に落ちてきて二度手間になってしまいます。ほこりが積もっている場所をいきなり水拭きするのもNG。水分を含んだほこりが周囲をよけいに汚してしまうので、乾いた状態のまま取り除いてから拭き掃除を。
 
寒さがやる気ダウンの原因にもなるので「お湯・ゴム手袋・高い所や狭い所に届く道具」を使い、短時間で終わらせるのが◎。汚れ落ちがわかりやすい場所は男性が燃えるので、窓まわりは夫に任せるのも手です。

用意したい洗剤

汚れに合った洗剤を選ぶことはラク掃除の鉄則。油汚れなど「酸性」の汚れには「アルカリ性」、水あかなど「アルカリ性」の汚れには「酸性」の洗剤が最適。

● 皮脂汚れ/油汚れ/石けんかす/排気ガス/ヤニ
アルカリ電解水、重曹、クリームクレンザー、住居用洗剤、油汚れ用洗剤、浴室用洗剤、ガ
ラスクリーナーなど
● 水あか
クエン酸水など
● 除菌/ぬめり取り
酸素系漂白剤、除菌・漂白用洗剤など
● カビ取り
塩素系カビ取りジェル(有毒ガスが発生するので酸性の洗剤と同時に使うのは厳禁)

窓まわりの掃除

作業時間の目安は掃き出し窓2枚分。洗剤を使わなければ拭き取りが不要でラク。

網戸(作業時間15分)

洗剤:A必要に応じてアルカリ電解水または住居用洗剤
道具:ナイロンタオル、フロアワイパー、メラミンスポンジ(大)

(1)外側のほこりを落とす
乾いたナイロンタオルで外側をなで、土ぼこりをからめ取る。室内にほこりが入らないように窓は必ず閉めて。高い所はフロアワイパーを使えばラク。

(2)外側と内側を拭く
お湯を張った洗面器などを近くに置いて大きめのメラミンスポンジを浸し、網戸の外側と内側を拭いていく。汚れがひどい場合はAを使っても。

窓(作業時間15分)

洗剤:A必要に応じてアルカリ電解水またはガラスクリーナー
道具:洗車ブラシ、食器用スポンジ、T字ワイパー

(1)外側の汚れを落とす
洗車ブラシ(なければ柔らかめのほうきでもOK)で土ぼこりやクモの巣などを払う。窓枠とガラスにすき間があれば、サッシブラシで汚れをかき出す。

(2)ガラスをスポンジでこする
洗面器などにお湯を張り、食器用スポンジにお湯を含ませてガラスをこする。汚れがひどいときはAを使う。ガラスクリーナーは薄めると跡が残りにくい。

(3)T字ワイパーで水きり
上から横方向に、下に向かってT字ワイパーをかけて仕上げる。斜めに角度をつけて終わらせ、最後に1回、右上から真下に向けてかけると跡が残らない。

サッシ(作業時間15分)

道具:サッシブラシ、掃除機、ウエス

(1)ブラシで汚れをかき出す
サッシブラシで土や砂をかき出し、掃除機で吸い取る。気になる人はノズルの先に斜めにカットしたトイレットペーパーのしんをつけても。

(2)固まり汚れはくずして吸う
へら状のサッシブラシの柄か端が平らな割り箸をウエスでくるみ、固まった汚れをくずして掃除機で吸い取る。水を極力使わないのが汚れを広げないコツ。

(3)ウエスでお湯拭き
仕上げにウエスでお湯拭きする。お湯拭きはほとんどの汚れをスルッと落とすのに加え、寒さ対策になるから一石二鳥。ゴム手袋をはめて手荒れを防いで。

晴れた日に、網戸&窓の外側のほこりを洗車ブラシやほうきで払っておくだけで大掃除の負担減。寒くてツラいという人は、半年後の来年6月に窓まわりを掃除して、それ以降は毎年6月を掃除月にしてしまうのも手です。

参照:『サンキュ!』1月号「ヤバい所だけ!ピンポイント大掃除」より。掲載している情報は19年11月現在のものです。撮影/千葉充 構成・文/志賀朝子 編集/サンキュ!編集部

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