多くの種類の野菜

「副菜用の野菜はそんなに買わなくていい」食材をムダにしない買い方・使い方ルール

2020/08/22

野菜は副菜にも使えるし、とついつい多めに買いがち。でも、献立をイメージしながら買えばムダな食材が激減します!おすすめは週1回の買い物。食費も食材ロスも減らす、気持ちいい買い方・使い方ルールをご紹介します。

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<教えてくれた人>
和田由貴さん
消費生活アドバイザー。暮らしや家事の専門家として、幅広く活動。賢い節約法を提唱し、「ホンマでっか!?TV」のコメンテーターとしてもおなじみ。

"何を作るか"決めて買えば買いすぎない!

買い物を週1回にすると必要量がわからずつい買いすぎてしまいますが、皆さんは買うときに何を作るかイメージしていますか?
献立は主菜から決めるとスムーズなので、この肉ならこの野菜が必要……といったぐあいに、頭で献立をざっくり組み立てて買い物かごに入れていくのです。この「献立力」がつけば、不安で買っていた冷食やレトルトも必要なくなり、ムダも激減。毎日の献立を考えるのもスムーズになります。元々私は週1回の買い物を推奨していますが、食費も食材ロスもぐんと減っていいことだらけですよ!

週1の買い物目安

1週間に必要な食材をざっくり示すと以下の通り。慣れてくれば、買い物メモなしでもOKに!

□7日分の肉と魚
□主菜に使う野菜
□副菜用の野菜数種類
□日もちする根菜・冷凍野菜
□パン・牛乳・卵・豆腐など
□使い切ったストック品や調味料

あってよかった!私の優秀ストック品

冷凍ミックス野菜とうまみが出る練りもの。

ミックス野菜は例えばにんじんだけなど、単品での使用にも便利。比較的長もちする練りものは、煮ものやサラダなどのアクセントに大活躍します。

ムダにしない買い方ルール

スーパーで買った食品のエコバッグ
west/gettyimages

予算を決めて、買いすぎを阻止!

無制限に買うと切りがないので、1回の買い物予算を決めて、その範囲内で買い物する習慣を。金額も「買いすぎ」の目安になり、食費の節約につながります。

「副菜用の野菜」はそんなにいらない

主菜用に買った野菜が余るはずなので、副菜用の野菜をたくさん買う必要はなし。週の後半は余った野菜で副菜を作ると考えれば、買いすぎも減る!

主菜となる肉や魚をまずは7日分確保

まずはメインとなる肉と魚コーナーへ行き、日数分をかごに。それから主菜をざっくり考え、必要な野菜を購入すればムダがありません。

パンや卵、牛乳などは「使い切れる量」のみ

毎週必ず買う物は、1週間で消費する目安もわかっているはず。お得だからといって多く買いがちですが、「使い切れる量」を守ることがムダを減らすコツ。

ムダにしない使い方ルール

料理(料理)風景、女性、野菜
chachamal/gettyimages

いたみやすい物から献立を考える

献立を考えるときは、あしの早い物から使うことが基本!消費期限が早い肉や魚、いたみやすい葉もの類は新鮮なうちに使い切ってしまいましょう。

野菜はちょっと余らせて、1つにまとめる

野菜を無理やり使い切ろうとするよりも、ちょっと余らせてかごにまとめて冷蔵保存すると◎。汁ものやあんかけなど、これで一品料理ができて便利!

使ったついでに小分け冷凍しておく

わざわざ小分け冷凍にするのが面倒!という人は、使ったついでに冷凍する習慣をつけて。「しまうついで」と思えば、ハードルも下がります。

週の後半は、冷凍や余り物を

7日分の献立をきっちり決めると食材が余りがちなので、買い物の前日は「冷凍品や余った物で作る日」にすると◎。在庫整理にもなり、冷蔵庫がすっきり。

参照:『サンキュ!』2020年9月号「食材を無駄にしない買い方・使い方」より。掲載している情報は2020年7月現在のものです。構成・文/草野舞友 編集/サンキュ!編集部

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